神恵内(かもえない)の天然岩海苔「神海苔」って買えるの?手に入れるには?【あさイチ】

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こんにちは鳥巣です。3/12あさイチ生中継では、北海道・神恵内(かもえない)村の天然岩海苔が紹介されるようです。
おそらく日本中の多くの漁村では、家族総出で寒い春先に岩海苔を採る光景が風物詩になっているのではないかと思いますが、神恵内村の海苔は「神海苔(カンノリ)」と呼ばれている”幻の岩海苔”なのだそうです。

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北海道・神恵内ってどこにあるの?

北海道・神恵内村は、札幌から車で2時間ほど、札幌市の西100km弱にある積丹半島の南側、日本海に面したところにあります。北海道で唯一の原子力発電所、泊原発のある泊町の隣の街と言った方がわかりやすいかもしれません。

神恵内村(Googleマップより)
神恵内村(Googleマップより)

北海道で2番目に人口の少ない自治体ですが、最近では、ニシンの「群来(くき)」と思われる現象が確認されて全国ニュースになっていました。

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「群来」は産卵のために大群で押し寄せたニシンが、産卵・放精することによって海の色が乳白色になる現象で、村内で確認されるのは昭和20年代以来、約70年ぶりの出来事だということです。

群来(くき)(北海道新聞デジタルより)
神恵内村の群来(くき)(北海道新聞デジタルより)

江戸時代から大正時代にかけて、小樽などの積丹半島周辺でも、ニシンがたくさん水揚げされてニシン御殿などが建っていたようですが、昭和になるとほとんど水揚げがなくなってニシン漁は衰退してしまいました。神恵内村もかつてはニシン漁で栄えた村です。

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神恵内の海苔はどうして神海苔(カンノリ)なの?

神恵内の天然岩海苔は、大寒の頃の天然岩海苔が、一番品質が良いとされています。地元では「寒海苔」と呼ばれています。

そこで、地元にUターンで戻って商店を始めた岡田さんは、神恵内の「神」の字を当てて「神海苔(かんのり)」と名づけてブランドにすることにしたわけです。

神海苔(マガジンハウス「コロカル」より)
神海苔(マガジンハウス「コロカル」より)

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実は北海道の多くの日本海沿岸の地域では天然の岩海苔が採られています。しかし天然ものですから少数ロットしか生産されず、ほとんどは地域内で消費されてしまい、札幌にすらあまり流通していません。

積丹半島にある神恵内村でも同じような状況です。そんな地元の海苔のおいしさを広く伝えたいと、地元で食料品などを販売する商店経営のかたわら海苔づくりを始めたというわけです。

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天然岩海苔の風味は洋食海苔の10倍ともいわれ、海苔漁師の師匠からは、「海苔を採るときにその場でちょっと食べてみて、美味しかったら採ればいい」と教わったそうです。

海苔漁が漁協から許可されているのは、12月下旬から4月末までの7:00〜12:00です。真冬なので、厳しい寒さとの闘いになります。波打ち際の岩場に張り付いている岩海苔を見つけては剥していきます。

岩海苔採取の様子(マガジンハウス「コロカル」より)
岩海苔採取の様子(マガジンハウス「コロカル」より)

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海から採ってきた海苔は手作業で石を取り、包丁で細かく裁断していきます。少しでも石が入っていると包丁が刃こぼれしてしまうので丁寧な作業が求められます。

海苔を裁断する様子(いちき商店公式サイトより)
海苔を裁断する様子(いちき商店公式サイトより)

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海苔を洗い終わったら”すだれ”と呼ばれる巻き簀のような道具を浮かべて、その上に置いた木枠の中に、均一の厚みになるように流し込んでいきます。

神海苔(いちき岡田商店公式サイトより)
神海苔(いちき岡田商店公式サイトより)

海苔を広げたら、すだれごと干しますが、天日で2〜3日、室内で2日ほど、合わせて4〜5日ほどかかる工程です。

昨年は合計で200枚の海苔をつくることができたそうで、今年は500枚が目標とのことです。手作業なのでそれほどたくさんつくれないにもかかわらず、地元の人たちは100枚単位で買っていくとのこと。なかなか流通しないのも頷けます。

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「神海苔」はどうしたら手に入るの?

そんな「神海苔」を手に入れるにはどうしたらいいのでしょうか?

いちき岡田商店では例年、2月頃から店頭で販売しているそうです。生産量が少ないので地方発送はしていないそうですが、2024シーズンは神海苔の中でも最高品質の海苔のみを使用した「神海苔~極~きわみ」を、1シーズン50箱限定で販売したそうです。

また神恵内村のふるさと納税の返礼品としても扱っているそうです。(今年は既に終了したそうです)
https://www.vill.kamoenai.hokkaido.jp/mail/2.html

いちき岡田商店

北海道古宇郡神恵内村大字神恵内村87-1
TEL:0135-76-5321
営業時間:7:00〜20:00
定休日:不定休
URL:https://kamoenai-store.com

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厳寒の天然岩海苔のまとめ

北海道・神恵内ってどこにあるの?

北海道・神恵内村は、札幌から車で2時間ほど、札幌市の西100km弱にある積丹半島の南側、日本海に面したところにあります。

神恵内の海苔はどうして神海苔(カンノリ)なの?

神恵内の天然岩海苔は、大寒の頃の天然岩海苔が、一番品質が良いとされています。地元では「寒海苔」と呼ばれています。地元で商店を始めた岡田さんは、神恵内の「神」の字を当てて「神海苔(かんのり)」と名づけてブランドにしました。

「神海苔」はどうしたら手に入るの?

いちき岡田商店では例年、2月頃から店頭で販売しているそうです。生産量が少ないので地方発送はしていないそうですが、2024シーズンは神海苔の中でも最高品質の海苔のみを使用した「神海苔~極~きわみ」を、1シーズン50箱限定で販売したそうです。また神恵内村のふるさと納税の返礼品としても扱っているそうです。

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