こんにちは鳥巣です。10/30のあさイチでは青森・竜飛崎の外ヶ浜から、高級カレイ「竜飛崎マツカワ」を岩﨑果歩アナが中継してくれるようです。標準和名・マツカワは茨城県以北の太平洋側と、日本海北部、北海道の一部にしかいない魚です。その漁獲量の少なさから”幻の魚”と呼ばれる高級食材です。
マツカワってどんな魚なの?どんな味?
「マツカワ」は、茨城県以北の太平洋側と、日本海北部、北海道の一部にしかいない魚です。その漁獲量の少なさから”幻の魚”と呼ばれる高級食材です。皮膚の模様が松の皮に似てザラザラしていることからそう呼ばれているようです。ただ一説には、「マツカワと云うのは昔、茨城縣鹿島郡夏海村字松川で多くとれたため」という1940年の記録もあるので、正確なことはわかりません。
また希少価値が高く、歯ごたえのある上質な肉質から「カレイの王様」、「幻のカレイ」の異名を持っています。北海道の日高などの沖合で獲れた35センチメートル以上の個体は「王鰈」のブランド名で流通しています。
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私も以前に北海道で、噴火湾産のマツカワを食べたことがありますが、普段食べているヒラメよりもコクがあり上品な香りと歯ごたえに驚かされた覚えがあります。
希少種で、養殖や種苗放流なども行われていて、稚魚の放流が漁獲量の安定に結び付いていますが、それでも日本では希少な魚種に変わりはありません。北海道では1980年代に漁獲量が年間1 tを下回るところまで落ち込んだことから、2006年からマツカワの養殖と放流に着手し、2008年以降は年間100 t以上の漁獲を維持しています。
また、青森県ではニジマスに次ぐ養殖魚として普及に努めていて、青函トンネルからの湧水を使った養殖を行っていますが、今回紹介される「龍飛岬マツカワ」がこれにあたります。「龍飛岬マツカワ」は、外ヶ浜町三厩龍浜地区の恵まれた環境のもとで、完全陸上養殖に成功した「マツカワ」の呼称です。
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「レストハウス龍飛 寿恵盛屋」というレストラン
♪ご覧あれが竜飛岬北のはずれと…♪と、石川さゆりの「津軽海峡・冬景色」のも歌われているのが、青森県の津軽半島の先端にある竜飛崎です。
東津軽郡外ヶ浜町は津軽半島の東側、陸奥湾に面した海沿いの町です。町の中心から竜飛崎からは車で1時間ほどの距離にありますが、「龍飛岬マツカワ」の養殖がおこなわれているのは、北海道新幹線の青函トンネルが通っているところです。
「龍飛岬マツカワ」の養殖を手掛ける「株式会社LaLaKi」では、竜飛崎で「レストハウス龍飛 寿恵盛屋」というレストランを経営しています。天気が良ければ、津軽海峡越しに北海道の絶景が見られるロケーションに、地元で採れた山菜や魚、青森サーモンや龍飛で養殖しているマツカワガレイ等を使ったお料理が食べられるそうです。
竜飛崎と外ヶ浜町(出典:「青森まごころふるさと便」 ・Googleマップ)
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お店では津軽海峡の海の幸やウニ丼が人気のようで、ご飯が見えないくらいに盛られたウニは圧巻です。
そんな中でも秘かに人気なのが「龍飛岬マツカワ」の「マツカワガレイの漬け丼(1,300円)だそうです。ただしレストハウスは冬季(11月〜4月中旬)休業とのことなのでご注意を。
レストハウス龍飛 寿恵盛屋
- 青森県東津軽郡外ヶ浜町三厩龍浜54
- TEL:080-5842-5147
- 営業時間:11:30〜14:00
- 定休日:不明(お問い合わせください)
- URL:https://tabelog.com/aomori/A0201/A020103/2009670/
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「龍飛岬マツカワ」の美味しさの秘密
「龍飛岬マツカワ」の養殖には、青函トンネルの岩盤に染み出る海洋深層水を汲み上げ、かけ流しで利用しています。その水は、年間を通して水温と水質が安定しているので、「マツカワ」の生育に最適な環境となっているそうです。
さらに、岩盤から湧き出る地下水であるため、アニサキス等が寄生するリスクは非常に低く、健康的で身のしまった「龍飛岬マツカワ」にとって、必要不可欠なものとなっているわけです。
私が以前に食べたのは、北海道で獲れたマツカワでしたが、ウニやホタテ、ボタンエビや毛ガニ、花咲ガニが並ぶ中で、一番衝撃を受けたのがマツカワでした。最高の海の幸のなかで見過ごされてしまいがちですが、至高の美味というにふさわしい食べ物でした。
こちら(関東)ではなかなか食べられるところがないので、今度は竜飛までマツカワを食べに行こうかと画策しているところです。
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マツカワはどこで食べられるの?ネット通販は?
東京近郊の関東地方では、茨城県日立市にある「ひたち湯海の宿 はぎ屋」さんが見つかりましたが、今では天然物は非常に希少で、高級料亭でもなかなかお目にかかれない魚だそうです。
そんな中で、前述の株式会社LaLaKiさんでは、加工品ですが、ネット通販サイトに商品を出品されています。「龍飛マツカワガレイ醤油麹漬け」(990円・送料別)などが出品されています。
Lalakiさんが運営するお魚labo「Asa実屋」さんでは、他にもレストハウスのお弁当で人気の「マグロの唐揚げ」や「龍飛マツカワガレイ チャンジャ」なども扱っているようです。
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まとめ
マツカワってどんな魚なの?どんな味?
「マツカワ」は、茨城県以北の太平洋側と、日本海北部、北海道の一部にしかいない魚で、その漁獲量の少なさから”幻の魚”と呼ばれる高級食材です。希少価値が高く、歯ごたえのある上質な肉質から「カレイの王様」、「幻のカレイ」の異名を持っています。北海道の日高などの沖合で獲れた35センチメートル以上の個体は「王鰈」のブランド名で流通しています。
「レストハウス龍飛 寿恵盛屋」というレストラン
「龍飛岬マツカワ」の養殖を手掛ける「株式会社LaLaKi」では、竜飛崎で「レストハウス龍飛 寿恵盛屋」というレストランを経営しています。お店では津軽海峡の海の幸やウニ丼が人気のようですが、そんな中でも秘かに人気なのが「龍飛岬マツカワ」の「マツカワガレイの漬け丼だそうです。ただしレストハウスは冬季(11月〜4月中旬)休業とのことなのでご注意を。
マツカワはどこで食べられるの?ネット通販は?
東京近郊の関東地方では、マツカワを食べられるお店や旅館はほとんど見つかりませんでした。今では天然物は非常に希少で、高級料亭でもなかなかお目にかかれない魚だそうです。そんな中で、前述の株式会社LaLaKiさんでは、加工品ですが、ネット通販サイトに商品を出品されています。「龍飛マツカワガレイ醤油麹漬け」などがありました。