函館の雪下大根はどうして甘いの?どこで売ってるの?【あさイチ】

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こんにちは鳥巣です。2/19のあさイチでは北海道・函館の亀田地区から「雪の下大根」の収穫の様子が生中継されるようです。雪下大根はその名の通り、秋に収穫した大根に土を被せて貯蔵しておき、真冬に雪の下から掘り起こして出荷するという大根です。

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「雪の下大根」はどうして生まれたの?

北海道に限らず、雪の多い地方では昔から、雪の下に野菜を保存するという、寒い地方ならではの野菜の貯蔵方法がとられていました。この越冬に向く野菜は、大根、キャベツ、人参、ゴボウ、ジャガイモ、長ネギなどです。

「雪の下大根」の収穫(JA函館市亀田公式サイトより)
「雪の下大根」の収穫(JA函館市亀田公式サイトより)

「雪の下大根」という名前は、平成15年に市場からの提案でつけられたブランド名で、JA函館市亀田から毎年、年間で約700トンが出荷されています。

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冬場は農家の収入がなくなってしまうため、換金作物として取組みを始めました。現在では収穫のほぼ全てを、札幌市中央卸売市場へ出荷しています。

また大根には、「ジアスターゼ」という消化酵素が多く含まれていますが、雪の下に長く保存することで「ジアスターゼ」がデンプンを分解して糖分に変えるので、野菜が甘くなります。雪の下で保存することで糖度が上がって甘くなるというわけです。

糖度はなんと7以上。通常の大根の糖度は5程度なので、糖度7はフルーツトマト並みの甘さです。また、歯ごたえはシャキシャキとしてみずみずしく、まるで水分をたっぷりと含んだ梨のような食感です。

越冬野菜にとっての最適な条件は、温度が常に0℃にであること、そして、適度な水分が保たれることです。0℃という条件だけでは野菜がパサパサになってしまいますが、雪の下に埋めることで雪がほどよく解けて水分が保たれるので、みずみずしさが増すのです。

大根が甘くなってさらに冬場の収入にもなることから、函館市亀田地区ではブランド大根として出荷しているというわけです。「雪の下大根」は、大きいサイズで1本150~200円程度で販売されています。

JA函館市亀田

北海道函館市昭和4丁目42番40号
TEL:0138-46-6883
URL:http://www.ja-kameda.or.jp/

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雪下大根はどこで買えるの?

収穫のほとんどを、札幌市中央卸売市場に出荷しているということなので、札幌市内のスーパーでは買うことができるところもあると思いますが、地元の函館ではどうなんでしょうか?

函館市の亀田地区には「JA函館市亀田」の直売所があります。が、営業は6月上旬~11月中旬で、冬場は営業していません。冬場は雪下野菜以外に農家からの出荷がありませんから、仕方ありませんね。

夏は雪下大根はありませんから、手に入るとすれば逆に札幌の方が可能性は高そうです。

ファーマーズ・マーケット亀ちゃん

ファーマーズ・マーケット亀ちゃん

函館市昭和4丁目42番40号
TEL:0138-46-6566
営業時間:9:30~13:00(6月上旬~11月中旬)
定休日:月曜、土日祝
URL:https://life.ja-group.jp/farm/market/detail?id=1820

あとはネット通販のお取り寄せですが、市場で1本200円ほどの大根が、約10kg(6〜10本)で4,000円近くするとなると、遠方からのお取り寄せはあまり現実的ではなさそうです。でも参考までにURLを載せておきます。

https://item.rakuten.co.jp/auc-matinoyaoya/kyabe125/(楽天市場)

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雪の下大根のまとめ

「雪の下大根」はどうして生まれたの?

冬場は農家の収入がなくなってしまうため、換金作物として取組みを始めました。また大根には、「ジアスターゼ」という消化酵素が多く含まれていますが、雪の下に長く保存することで「ジアスターゼ」がデンプンを分解して糖分に変えるので、野菜が甘くなります。雪の下で保存することで糖度が上がって甘くなるというわけです。

雪下大根はどこで買えるの?

収穫のほとんどを、札幌市中央卸売市場に出荷しているということなので、札幌市内のスーパーでは買うことができるところもあると思います。ただネット通販だと、市場で1本200円ほどの大根が、約10kg(6〜10本)で4,000円近くするので、遠方からのお取り寄せはあまり現実的ではなさそうです。

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