期間限定!2025年の春に見るべき京都で特別公開の国宝とは?【帰れマンデー】

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こんにちは鳥巣です。2/24の帰れマンデーでは、2025年に特別公開される京都の寺院の国宝を探してブラブラするようです。そこで国宝の特別公開日程を調べてみました。京都にはもう10年以上も行ってないので、最近のグルメ情報はあまりわからないので、当日の放送が楽しみです。

金閣・銀閣と並ぶ国宝建築とは?

2025年春に行われる京都にある国宝の特別公開には次のようなものがあります。

  • 清水寺:随求堂の本尊・国宝「大随求菩薩坐像」
  • 東 寺:国宝五重塔、宝物館(十二天屏風など)(2025年1月10日~3月18日)
  • 高山寺:国宝鳥獣人物戯画、国宝明恵上人樹上坐禅像(2025年3月31日までの限定日)
  • 銀閣寺:国宝東求堂(2025年1月10日~3月18日)

中でも東寺の国宝五重塔や高山寺の国宝鳥獣人物戯画は一般にも有名で、今回のサンド一行も訪れたかもしれません。国宝建築なら東寺の五重塔か、銀閣寺の東求堂かもしれません。

東寺・五重塔(出典:京都きもの市場)
東寺・五重塔(出典:京都きもの市場)

東寺であわせて特別公開されているのは宝物館にある国宝「十二天像屏風」です。十二天とは、仏教の守護神で、東西南北と、その間にある八つの方向に、天・地・日・月を加えた十二の天部のことです。具体的には、

  • 帝釈天(たいしゃくてん)・東
  • 火天(かてん)・東南
  • 焔摩天(えんまてん)・南
  • 羅刹天(らせつてん)・南西
  • 水天(すいてん)・西
  • 風天(ふうてん)・北西
  • 毘沙門天(びしゃもんてん)・北
  • 伊舎那天(いざなてん)・北東
  • 梵天(ぼんてん)・天
  • 地天(じてん)・地
  • 日天(にってん)・日
  • 月天(がってん)・月

のことで、柴又の帝釈天や毘沙門天は耳にする機会も多いのではないでしょうか?8方向に天と地を加えたのはわかりますが、なぜ月と日も加えたのでしょうか?それが仏教の世界というのですから不思議なものです。

国宝「十二天像屏風」(出典:WANDER国宝)
国宝「十二天像屏風」(出典:WANDER国宝)

「十二天像屏風」は、建久2年(1191年)に絵仏師の宅間勝賀が描いたもので、密教の重要な儀式である「灌頂」で行われていた十二天の行列に代わるものとして用いられたといいます。

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「国宝鳥獣人物戯画」が特別公開されているのは高山寺

鳥獣人物戯画とは、高山寺を代表する宝物で、現状は甲乙丙丁の4巻からなります。有名な絵なのでテレビなどで目にすることも多いのではないでしょうか?私は中学生の頃、美術の教科書で見た覚えがあります。私は、室町時代に描かれた源氏物語絵巻と並んで好きな絵の一つです。

甲巻は擬人化された動物を描いており、乙巻は実在・空想上を合わせた動物図譜となっています。丙巻は前半が人間風俗画、後半が動物戯画、丁巻は勝負事を中心に人物が描かれています。

甲巻が一般には一番有名で、動物たちの遊戯が躍動感あふれる筆致で描かれています。甲乙巻は平安時代後期の成立、丙丁巻は鎌倉時代の制作と考えられ、鳥羽僧正覚猷(かくゆう、1053〜1140)の筆と伝えています。

しかし他にも絵仏師定智、義清阿闍梨などの名前も挙がっていますが、いずれも確証はなく、作者は未詳です。

国宝鳥獣人物戯画 甲巻巻頭(出典:公式サイト)
国宝鳥獣人物戯画 甲巻巻頭(出典:公式サイト)

縦は30センチほどですが、長さは10m前後もある大作です。作品の途中には”継ぎ目”があるのではないかともいわれて、謎の多い絵でもあります。

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まとめ

金閣・銀閣と並ぶ国宝建築とは?

2025年春に行われる京都にある国宝の特別公開には慈照寺銀閣や東寺などがあります。中でも国宝建築なら、東寺の五重塔や銀閣寺の東求堂かもしれません。

「国宝鳥獣人物戯画」が特別公開されているのは高山寺

鳥獣人物戯画とは、高山寺を代表する宝物で、現状は甲乙丙丁の4巻からなります。甲巻は擬人化された動物を描いており、乙巻は実在・空想上を合わせた動物図譜となっています。丙巻は前半が人間風俗画、後半が動物戯画、丁巻は勝負事を中心に人物が描かれています。

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