こんにちは鳥巣です。5/21のあさイチでは、佐賀県唐津市から白カビで熟成させた「粉雪サラミ」が中継されるようです。唐津には何度か行ったことがありますが、残念ながらこの白いサラミは食べたことがありません。いったいどんな特徴があって、どんな味がするのでしょうか?
唐津の再生トンネルで作るサラミとは?
それは佐賀県唐津市にある「鳩川トンネル」という、旧国鉄時代に計画されたものの完成しなかった国鉄呼子線に作られたトンネルの一つです。
呼子線は、国鉄西唐津駅から東松浦半島を通って、今では「呼子のイカ」で有名になった「呼子駅」を経由して、玄海町を通って伊万里を結ぶ予定でしたが、唐津市街地での用地取得の問題や国鉄の経営悪化などで1980年に工事は中断されました。
ただ西唐津から呼子までの間の、トンネルや橋梁の工事は完了していたため、現在の唐津市内にある「鳩川トンネル」は一度も電車が通ることのなかった”幻のトンネル”になってしまいました。

しかし、2020年8月に唐津市佐志浜町から同市鳩川を結ぶ「国道204号唐房バイパス」の「唐房トンネル」として、再利用されることになったわけです。
私が唐津市街から車で呼子に向かった際には、唐房バイパスを使わず、県道23号の唐津呼子線を使ってしまったので、道路トンネルとなったこのトンネルも通ったことがありません。
そのトンネルの一部を使って作られているのが唐津くん煙工房の「粉雪サラミ」です。

「粉雪サラミ」は、2種の九州銘柄豚である「和豚もちぶた」(佐賀県・大分県および国産)と「芳寿豚」(長崎県産)を使い、燻製には高級チップの国産の山桜チップを使用しています。また独自にブレンドした香辛料は、化学合成の発色剤や結着剤を加えず、自然な色と濃厚な味を実現しています。うま味を引き出す塩には、西オーストラリアのデボラ湖の塩を使用しています。
ヨーロッパでは、伝統的なワインやチーズの熟成に天然の洞窟が使われますが、「唐津くん煙工房」の全ての製品は、このトンネルで、ゆっくりと熟成されています。結局は電車が一度も通らなかった”幻のトンネル”、「鳩川トンネル」が育む自然の味が大きな特徴になっています。
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粉雪サラミってどんな味がするの?どこで買えるの?
日本で唯一の「トンネル熟成庫」になった鳩川トンネルの中には、サラミの真っ白な光景が広がります。これが、カマンベールチーズと同系統種の白カビをまとってトンネルでゆっくりじっくり熟成された「粉雪サラミ」です。
白カビとトンネルのチカラで、うまみをギュッと閉じ込め、チーズのような芳醇な香りと、とろりととろける、まろやかな味わいが人気です。1度食べると虜になるといわれていますが、手間と熟成に時間がかかるので製造が追いつかず、長らく完売していたそうです。
しかしようやく、店頭販売や公式サイトの他、Amazon・楽天・LINEなどのネット通販でも販売を再開したそうです。またふるさと納税の返礼品にもなっています。
唐津くん煙工房
- 佐賀県唐津市松南町2-76
- TEL:0955-53-8648
- 営業時間:10:00~18:00
- 定休日:水曜
- URL:https://www.instagram.com/karatsukunenkobo/
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まとめ
唐津の再生トンネルで作るサラミとは?
それは佐賀県唐津市にある「鳩川トンネル」という、旧国鉄時代に計画されたものの完成しなかった国鉄呼子線に作られたトンネルで作られている「粉雪サラミ」です。粉雪サラミは、2種の九州銘柄豚である「和豚もちぶた」と「芳寿豚」を使い、燻製には高級チップの国産の山桜チップを使用しています。また独自にブレンドした香辛料は、化学合成の発色剤や結着剤を加えず、自然な色と濃厚な味を実現しています。うま味を引き出す塩には、西オーストラリアのデボラ湖の塩を使用しています。
粉雪サラミってどんな味がするの?どこで買えるの?
白カビとトンネルの力で、うまみをギュッと閉じ込め、チーズのような芳醇な香りと、とろりととろける、まろやかな味わいが人気です。1度食べると虜になるといわれていますが、手間と熟成に時間がかかるので製造が追いつかず、長らく完売していたそうです。しかしようやく、店頭販売や公式サイトの他、Amazon・楽天・LINEのネット通販でも販売を再開したそうです。またふるさと納税の返礼品にもなっています。