「畳」と聞くと、どこか昔ながらの和室を思い浮かべる人も多いかもしれません。けれど今、その畳が“令和仕様”に進化しているんです。
京都府与謝野町にある老舗「畳工房ヨシオカ」では、ヒーターを内蔵した“暖房畳”や、猫のための「にゃんもナイト」、さらにはキャラクターデザインの畳まで登場。思わず「えっ、そんな畳あるの!?」と驚くようなユニーク商品が次々に生まれています。
冬はぽかぽか。猫も人もついゴロゴロしたくなる快適さ。しかも、見た目はどこかほっとする“畳らしさ”をちゃんと残しているのが面白いところです。
今回の『あさイチ』中継では、そんな“令和の進化系畳”が登場予定。伝統的なイメージのある畳は、いまどんなふうに現代の暮らしへ寄り添おうとしているのでしょうか?猫も思わずくつろいでしまう(かもしれない)新しい畳の世界を、ちょっとのぞいてみたくなります。
【放送日:2026年5月19日(月)8:15 -9:55・NHK-総合】
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畳のない家が増えている?――令和の暮らしと“和室離れ”
最近は、家の中に“和室”がない住まいも珍しくなくなりました。特に都市部のマンションでは、リビングや寝室がすべてフローリングという間取りも増えています。かつては当たり前のようにあった畳の部屋。けれど今では、「実家にはあったけれど、自分の家にはない」という人も多いのかもしれません。
理由のひとつは、ライフスタイルの変化です。ベッドやソファ中心の暮らし。掃除のしやすさ。洋風インテリアとの相性。現代の住まいは、少しずつ“床に座る暮らし”から離れていきました。
その一方で、「畳に寝転ぶと落ち着く」「い草の香りが好き」という声は、今も根強く残っています。やわらかな感触。ごろんと横になれる気軽さ。裸足で歩いたときの心地よさ。畳には、数字では測れない“くつろぎ”があるのかもしれません。
だからこそ今、畳の世界では「昔のままを守る」だけではなく、現代の暮らしに合わせて新しく進化しようという動きも生まれています。暖かくなる畳。猫がくつろぐ畳。キャラクターが描かれた畳――。今回の『あさイチ』中継では、そんな“令和の進化系畳”の世界が紹介されるようです。
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暖房畳に“にゃんもナイト”!?――進化系畳が面白すぎる
「畳」と聞くと、昔ながらの和室を思い浮かべる人も多いかもしれません。けれど京都府与謝野町の老舗「畳工房ヨシオカ」では、そんなイメージをくつがえす“進化系畳”が次々に生まれています。
たとえば、ヒーターを内蔵した「暖房畳」。見た目は落ち着いた畳なのに、冬になると足元からぽかぽか温まるという驚きの商品です。いわゆる”和風床暖”ですね。フローリング用の暖房器具とはまた違う、じんわりした暖かさ。思わず寝転びたくなるような心地よさがあります。
さらにユニークなのが、猫用の畳「にゃんもナイト」。名前からして気になりますが、暖かい場所が大好きな猫たちのために作られた畳で、まさに“猫もゴロゴロしたくなる畳”です。たしかに猫は、冬になると暖かい場所を見つける名人。こたつや日なたを独占する姿を見ると、畳のぬくもりとも相性が良さそうです。
ほかにも、キャラクターデザインを取り入れた畳など、従来の「和室用」というイメージを超えた商品も登場しています。こうした畳づくりから見えてくるのは、“伝統をそのまま残す”だけではなく、現代の暮らしに合わせて変化していこうとする姿勢です。畳は今、「昔ながらの床材」から、“令和のくつろぎ空間”へ進化しようとしているのかもしれません。
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猫も人もゴロゴロしたくなる――畳が持つ“くつろぎ力”
畳の魅力は、見た目だけではありません。実際に座ったり、寝転んだりしてみると、フローリングとは少し違う“身体の落ち着き方”があることに気づきます。やわらかな感触。ほどよい弾力。裸足で歩いたときのさらっとした心地よさ。畳には、ついゴロゴロしたくなる不思議な魅力があります。
そして、それをよく知っているのが猫たちなのかもしれません。暖かい場所や落ち着ける場所を見つけるのが得意な猫は、畳の上でも気持ちよさそうに丸くなります。特に“暖房畳”のようにほんのり暖かさを感じる空間なら、人だけでなく猫まで離れられなくなってしまいそうです。
また、畳の香りに使われる「い草」には、どこか気持ちを落ち着かせるような空気があります。旅館の和室へ入った瞬間、「なんだかホッとする」と感じる人も多いのではないでしょうか。畳は単なる床材ではなく、“くつろぐための空気”そのものなのかもしれません。
現代の暮らしでは、椅子やソファ中心の生活が増えました。それでも、床に近い場所でごろんと横になれる感覚には、どこか日本人らしい安心感が残っています。だからこそ、形を変えながらでも、畳文化は今も静かに生き続けているのかもしれません。
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“伝統”を守るだけじゃない――与謝野町で畳が進化する理由
京都府与謝野町にある「畳工房ヨシオカ」は、明治8年創業の老舗畳店です。140年以上にわたって畳づくりを続けてきたこの町では、今、“伝統を残す”だけではない新しい挑戦が行われています。背景にあるのは、暮らしそのものの変化です。
和室の減少。フローリング中心の住まい。そして、「畳のある生活」を知らない世代の増加――。ただ昔ながらの畳を作り続けるだけでは、時代の変化に取り残されてしまう。そんな危機感もあったのかもしれません。だからこそ与謝野町では、“現代の暮らしに合う畳”が模索されてきました。
暖房機能を内蔵した畳。ペットと一緒にくつろげる畳。インテリア感覚で楽しめるキャラクター畳。そこには、「畳をなくさないためには、畳のほうが変わる必要がある」という発想が感じられます。もちろん、変わっているのは機能だけではありません。
畳づくりそのものにも、長年受け継がれてきた職人の技術があります。畳の感触。縁の美しさ。い草の香り。部屋へ敷いたときの空気感。そうした“畳らしさ”を残しながら、新しい暮らしへ寄り添おうとしているところに、与謝野町のものづくりの面白さがあるのかもしれません。
伝統とは、昔の形をそのまま守ることではなく、時代に合わせながら受け継いでいくこと――。令和の畳には、そんな静かな進化が詰まっていました。
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畳は、令和の暮らしにも寄り添える?――進化する“くつろぎ”の形
畳は、昔ながらの和室にだけあるもの――。そんなイメージは、少しずつ変わり始めているのかもしれません。暖房機能を取り入れた畳。猫と一緒にくつろげる畳。インテリアとして楽しめるデザイン畳。与謝野町で生まれている“進化系畳”には、「現代の暮らしの中でも、畳の心地よさを残したい」という思いが感じられます。
家の形は変わりました。床に座る時間も少なくなりました。和室そのものを知らない世代も増えています。それでも、畳にごろんと寝転んだときの安心感や、い草の香りにホッとする感覚は、今もどこか人の身体に残っているような気がします。
畳は、ただ昔を懐かしむためのものではありません。暮らしが変われば、畳も変わる。けれどその中で、“くつろぐための場所”としての役割は、今も静かに受け継がれているのかもしれません。
猫が丸くなる場所には、人もつい座りたくなる――。今回の『あさイチ』中継は、そんな“令和の畳文化”の面白さを感じさせてくれる時間になりそうです。