あさイチ中継|こだわりのパスタ工場・柏市──ニューオークボが作り続ける“選ばれる一皿”

工場でパスタを食べるまどか BLOG
ニューオークボのパスタのモチモチ感は、小麦に本来含まれているグルテンの活性化だ。
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パスタが好きだ。家で手軽に作れるし、外で食べても失敗が少ない。でも「どんなパスタを食べているのか」を、じっくり考えたことは、意外と少ないかもしれない。

千葉県柏市に、そんなパスタの当たり前を静かに支えてきた工場がある。ニューオークボ。創業からおよそ90年、日本で乾燥パスタや生パスタを作り続けてきた、国内でも数少ないパスタメーカーだ。

ここで作られているのは、ただ“安くて便利”なパスタではない。原料の選び方、製法、食感。ひとつひとつに理由があり、「変えないこと」と「変えること」を丁寧に積み重ねてきた結果の味だ。

NHK「あさイチ」は、そんなニューオークボの工場にカメラを向け、一皿のパスタの裏側にあるものづくりの現場を映し出す。
なぜ、このパスタはモチモチするのか。なぜ、業務用で多くの料理人に選ばれてきたのか。今日の食卓に並ぶパスタが、少しだけ違って見えてくるかもしれない。そんな中継になりそうだ。

【放送日:2026年1月15日(木)8:15 -9:55・NHK総合】

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あさイチ中継は千葉・柏市から

今回の中継の舞台は、千葉県 柏市。都心からのアクセスもよく、住宅地や商業施設のイメージが強い街だが、実は“食を支える現場”が点在する場所でもある。

NHKの あさイチ が注目したのは、そんな柏市にある一軒のパスタ工場。日々の食卓や、全国の飲食店で使われているパスタが、どんな場所で、どんな工程を経て作られているのか。中継ならではの距離感で、その現場が紹介される。

工場というと、大量生産の無機質な空間を想像するかもしれない。けれど、パスタづくりの現場は、原料の状態や温度、湿度、圧力など、細やかな感覚が求められる“職人の世界”でもある。

柏の工場で生まれるパスタは、特別な料理のためだけのものではない。毎日の一皿を、少しだけおいしくするためのもの。だからこそ、あさイチの中継でその工程が映し出される意味は大きい。「パスタは、どこで作られているのか」そんな当たり前の疑問に立ち返ることで、いつもの食事が、少し違った目で見えてくるかもしれない。

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日本のパスタ史を支えてきた「ニューオークボ」とは?

柏市に工場を構える ニューオークボ は、日本のパスタ史を語るうえで欠かすことのできない存在だ。前身である「大久保マカロニ」の創業は1933年。およそ90年にわたり、日本でパスタを作り続けてきた老舗メーカーである。

まだ日本でパスタが一般的ではなかった時代から、日本の食卓や外食産業とともに歩んできたニューオークボは、乾燥パスタの製造はもちろん、生パスタの開発・普及においても先駆的な役割を果たしてきた。現在では、業務用生パスタで全国シェアNo.1を誇り、多くの飲食店の一皿を陰で支えている。

特徴的なのは、「世界一おいしいパスタを届けたい」という言葉を、決して大げさなスローガンにしていないこと。原料、製法、品質管理。その一つひとつを積み重ねることで、結果として選ばれ続けてきた、という姿勢が感じられる。

ニューオークボが掲げるのは、「変えること」と「変わらないこと」。時代に合わせて新しい製品や食感に挑戦しながらも、原料にはデュラム小麦の胚乳部のみを使用し、麺に余計な負担をかけない製法を守り続けている。この両立こそが、長く愛されてきた理由なのだろう。

派手なブームを作るのではなく、毎日の食事の中で、「なんだか、このパスタおいしいな」と思わせる。ニューオークボは、そんな日本のパスタ文化の“土台”を、静かに支えてきたメーカーなのだ。

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“クラフトパスタ”って何が違う?

“クラフトパスタ”と聞くと、少量生産や手作り感を想像するかもしれない。でもここでいうクラフトとは、単なる雰囲気や言葉の飾りではない。まず違うのは、原料の向き合い方だ。

デュラム小麦の胚乳部を中心に挽いた原料を使い、余計なものを足さず、小麦そのものの力を引き出す。味や食感を“足して作る”のではなく、素材をどう生かすかを考える発想だ。

次に、製法。イタリアの伝統的な押出し製法をベースに、温度や圧力を抑え、麺に負担をかけない工程を選ぶ。スピードや効率を優先すれば、もっと簡単なやり方もあるはずだ。それでも、風味と食感を守るために、時間と手間をかける。

その結果として生まれるのが、「モチモチしているのに重くない」食感。でんぷんなどの添加物による人工的なモチモチではなく、グルテンが自然に活性化した状態だから、噛んだときに小麦の風味がきちんと感じられる。

(出典:c-value)
(出典:c-value)

クラフトパスタの“違い”は、派手な見た目や特別な名前ではなく、食べた瞬間の納得感にある。ソースを絡めても負けない。シンプルなオイルでも、味が立つ。「何かを足したおいしさ」ではなく、もともと備わっているおいしさが前に出てくる。

一度食べると、「いつものパスタ」との違いが、言葉より先に口の中でわかる。それが、クラフトパスタと呼ばれる理由なのだろう。

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モチモチの正体は、添加物じゃない!?

パスタの「モチモチ感」というと、どこか人工的なイメージを持つ人もいるかもしれない。でもニューオークボのパスタが目指しているのは、足して作るモチモチではない。その正体は、小麦に本来含まれているグルテンの活性化だ。

自分で生パスタを作ったとき、モチモチしすぎてパスタマシンでも切れなかったということもある。それ、実はとても本質を突いている。水分量、こね方、休ませ方――条件がそろうと、グルテンはどんどん結びつき、粘りが強くなっていく。

(出典:kufura)
(出典:kufura)

家庭だと、その“ちょうどいい一歩手前”を見極めるのが難しい。こねすぎれば切れないし、足りなければコシが出ない。生パスタづくりが意外と難しい理由は、まさにそこにある。

ニューオークボでは、原料の状態から温度、圧力、水分量までを細かく管理し、グルテンが最も心地よく働く状態をつくり出している。無理に引き出すのではなく、暴れさせすぎない。だから、モチモチしているのに、重くならない。

この自然なモチモチ感は、ソースをしっかり受け止めながらも、噛み切りやすく、口の中に嫌な残り方をしない。「お腹にたまる」のではなく、おいしさが続く感覚だ。

添加物で食感を作ると、どうしても均一で、どこか単調になりがちだ。でもグルテンが生きているパスタは、噛むたびに表情が変わる。それが、「また食べたい」と思わせる理由なのかもしれない。モチモチは、狙って作るものではなく、正しく向き合った結果、現れるもの。ニューオークボのパスタは、そのことを、一口で教えてくれる。

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変えること、変わらないこと

ニューオークボのパスタづくりを支えている考え方は、とてもシンプルだ。変えることと、変わらないことを、きちんと分けて考えている。

変えるのは、時代や食卓のニーズに合わせた部分。食感が長く続くパスタ、全卵を使ったプレミアムな生パスタなど、「いま、求められているおいしさ」に正面から向き合ってきた。パスタの食べ方やシーンが広がる中で、止まらずに挑戦を続けている。

一方で、変わらないのは、原料と製法への姿勢だ。デュラム小麦の胚乳部のみを使うこと。熱を抑え、麺に余計な負担をかけないこと。小麦の旨みと風味を、できるだけそのまま届けること。ここだけは、どれだけ時代が変わっても揺るがない。

効率を上げるために、どこかを簡略化することもできただろう。でもそれを選ばず、「おいしさの芯」を守り続けてきた。だからこそ、長い年月の中で、料理人からも、家庭の食卓からも、信頼され続けてきたのだと思う。

変わらないからこそ、変えられる。変え続けるために、変えてはいけないものを知っている。この姿勢は、老舗でありながら、どこか軽やかで、前向きだ。パスタづくりは、単なる製造ではなく、選択の積み重ね。何を守り、何に挑むのか。ニューオークボの一皿には、その答えが、静かに込められている。

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どこで買える?直売所とネット通販で家庭の食卓へ

ここまで読んで、「一度食べてみたい」と思った人も多いはずだ。ニューオークボのパスタは、飲食店だけの特別な存在ではない。家庭の食卓にも、ちゃんと届く。

まず、柏市高柳にある ニューオークボ の直売所。工場に併設されたこの場所では、業務用で培われた品質のパスタを、一般向けに購入することができる。生パスタも乾燥パスタも揃っていて、用途や好みに合わせて選べるのがうれしい。

そしてもう一つの入口が、ネット通販だ。公式オンラインショップのほか、Amazonや楽天といった身近な通販サイトでも扱われているため、思い立ったときに手に入れやすい。価格も、「特別すぎて手が出ない」ものではない。日常の延長線上で、少しだけ質を上げる選択ができる。

商品一覧【Amazon】
https://www.amazon.co.jp/b?node=26286483051&ie=UTF8&marketplaceID=A1VC38T7YXB528&me=A1KFBYNI0Y2GC9

商品一覧【楽天】
https://www.rakuten.co.jp/namapasta-newokubo

生パスタというと、調理が難しそうに感じるかもしれない。でも実際には、ゆで時間は短く、ソースも特別なものでなくていい。オリーブオイルと塩、シンプルなトマトソース。それだけで、小麦の風味と食感の違いが、はっきりとわかる。

外食で「おいしいパスタ」に出会うのもいい。でも、家で食べる一皿が変わると、食事の時間そのものが少し楽しくなる。ニューオークボのパスタは、そんな変化を、大げさではなく、自然にもたらしてくれる存在だ。

「買ってみたい」と思った気持ちを、そのまま行動に移せる。それもまた、このパスタが長く愛されてきた理由なのかもしれない。

ニューオークボ パスタ直売所

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パスタを「選ぶ」ということ

パスタは、特別な日にだけ食べる料理ではない。忙しい日の夕食にも、少し気分を変えたい休日の昼にも、自然と手が伸びる存在だ。だからこそ、「どのパスタを選ぶか」は、思っている以上に、日々の食事の質を左右しているのかもしれない。

値段や手軽さだけで選ぶのも、もちろん悪くない。でも、原料や製法、作り手の考え方を知ったうえで選ぶと、一皿の意味が少し変わってくる。同じソース、同じ調理でも、「おいしい」の感じ方が違ってくる。

ニューオークボのパスタは、主張しすぎない。名前を前に出すこともない。それでも、食べ終わったあとに「またこれにしよう」と思わせる力がある。それはきっと、長い時間をかけて積み重ねてきた選択の結果なのだろう。

パスタを選ぶことは、食べ方を選ぶこと。暮らしのリズムを選ぶこと。そして、何を大切にしたいかを、ささやかに表明することでもある。あさイチの中継をきっかけに、もし今日の一袋を少しだけ意識して選んでみたくなったなら、それだけで、この工場の物語は、食卓へ届いたと言えるのかもしれない。

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まとめ|一皿のパスタが、少し違って見えるとき

千葉・柏市の工場から届けられるニューオークボのパスタは、派手な言葉で語られることはない。けれど、原料の選び方、製法、食感、そして「変えること」と「変わらないこと」の積み重ねを知ると、その一皿が持つ意味は、確かに変わって見えてくる。

モチモチ感の正体が添加物ではなく、小麦そのものの力だと知ること。業務用として多くの料理人に選ばれてきた理由を知ること。そして、それが特別な場所だけでなく、家庭の食卓にも届く存在だと気づくこと。

パスタは、身近な料理だ。だからこそ、「どれを選ぶか」という小さな選択が、食事の満足感や楽しさを、静かに底上げしてくれる。

あさイチの中継をきっかけに、もし次にパスタを手に取るとき、少しだけ原料や作り手のことを思い出したなら。その一皿は、ただの食事ではなく、ものづくりの時間と想いを受け取る瞬間になるのかもしれない。

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