兵庫県三木市ののどかな田園地帯に、地域の人たちがふらりと立ち寄れる素敵なカフェがあります。2026年4月12日放送の『人生の楽園』で紹介されるのは、故郷への深い愛情を胸に「KANAE CAFE」を始めた岩崎英一さん。地元特産の山田錦を使ったライスコロッケや、家族や地域に支えられながら歩む日々には、あたたかくてやさしい“ふるさとへの想い”がにじんでいました。この記事では、兵庫・三木市のKANAE CAFEの魅力や、岩崎英一さんの人生の物語をやさしくご紹介します。
【放送日:2026年4月11日(土)18:00 -18:30・テレビ朝日】
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KANAE CAFEはどんなカフェ?
兵庫県三木市ののどかな田園風景の中にたたずむ「KANAE CAFE」は、地域の人たちがふらりと立ち寄り、ゆったりとした時間を過ごせる場所です。スタイリッシュで落ち着いた店内にはジャズが流れ、マスターが丁寧に淹れるコーヒーの香りが心をほどいてくれます。
このカフェを開いたのは、三木市旧吉川町で生まれ育った岩崎英一さん。故郷が大好きな英一さんは、「地域のみんなが集まり、つながれる場所をつくりたい」という思いから、2023年2月に「KANAE CAFE」をオープンしました。
店の魅力は、おしゃれな空間だけではありません。地元で採れた野菜や、自家栽培のお米、さらに地域の特産として知られる酒米「山田錦」など、土地の恵みを活かした料理が楽しめるのも大きな特徴です。訪れる人がほっとできて、自然と会話が生まれる――そんな“地域の居場所”のようなあたたかさが、このカフェには流れています。
KANAE CAFE
- 兵庫県三木市吉川町金会77
- TEL:080-5953-0077
- 営業時間:10:00~18:00
- 定休日:月・火曜
- URL:https://kanae-cafe.com/
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岩崎英一さんが三木市でカフェを始めた理由は?
岩崎英一さんがカフェを始めた理由の根っこにあったのは、やはり“故郷への強い想い”でした。兵庫県三木市旧吉川町で育った英一さんは、自然に囲まれたこの土地でのびのびと過ごしながら、大好きな故郷とともに人生を重ねてきました。
学校の事務職員として働き、家庭を築き、地域の仲間とサッカーにも打ち込んできた英一さん。そんな日々の中で、少しずつ見えてきたのが、地域の変化でした。人口減少や暮らしの変化を肌で感じるなかで、「このまま故郷が少しずつ元気をなくしていくのは寂しい」と思うようになったのだそうです。
そこで英一さんがたどり着いたのが、“人が集まれる場所をつくる”という答えでした。地域を元気にするには、まず人が顔を合わせ、言葉を交わし、つながれる場所が必要――そんな思いから、57歳で早期退職を決意。さらにサッカー仲間のフレンチシェフのもとで料理を学び、自宅の農機具小屋を壊して新たに店舗を建て、2023年2月に「KANAE CAFE」をオープンさせました。
長年、心の中にあった“故郷のために何かしたい”という思いを、人生の後半でちゃんと形にした英一さん。その決断には、派手さはなくても、静かでまっすぐな強さが感じられます。
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山田錦ライスコロッケに込めた故郷愛とは?
KANAE CAFEのメニューには、岩崎英一さんの“故郷への想い”がそのまま形になっています。その象徴ともいえるのが、地元の特産である酒米「山田錦」を使ったライスコロッケです。
山田錦といえば、日本酒の原料として知られるお米。その特徴を活かしてリゾットに仕立て、ひとつひとつ丁寧に丸めて揚げたライスコロッケは、外はサクッと、中はやさしい旨みが広がる一品です。酒米ならではの風味がほんのり感じられ、どこか素朴で、それでいて少しだけ特別な味わいに仕上がっています。
さらに料理には、近くで採れた新鮮な野菜や、自家栽培のお米も使われています。道の駅で作られる山田錦の米麹を使った味噌をスープの隠し味にするなど、細やかな工夫にも地元への愛情がにじみます。
特別なことをしているわけではないけれど、ひとつひとつの素材や手間の中に、故郷を大切にする気持ちが込められている――そんな料理だからこそ、食べた人の心にもやさしく残っていくのかもしれません。
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KANAE CAFEを支える家族と地域とのつながり
KANAE CAFEが生まれた背景には、岩崎英一さんを支える家族や地域の人たちの存在がありました。
85歳になる母・八恵子さんは、今も現役で畑に立ち、店で使う野菜を育てています。テキパキと収穫をこなしながら、「みんなが喜んでくれるから嬉しい」と話す姿には、長年この土地とともに生きてきた人のあたたかさがにじんでいます。
また、妻の明美さんも大きな支えのひとりです。英一さんが「カフェをやりたい」と決意したとき、明美さんはその思いを受け止め、定年後も仕事を続けて家計を支えました。退職金をつぎ込んでの開業という決断にも、「仕方がない」と笑いながら寄り添い、休日には店を手伝う――その姿からは、言葉にしすぎない信頼と優しさが伝わってきます。
さらに、娘のほのかさんも開業当初の立ち上げをサポート。サッカー仲間や地域の人たちも自然と集まり、この場所は少しずつ“みんなの居場所”になっていきました。
ひとりで始めたように見えるカフェも、実はたくさんの人の想いと手で支えられている。KANAE CAFEには、そんな目には見えないつながりが、静かに息づいています。
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岩崎英一さんの原点は中学時代の作文にあった
岩崎英一さんの“故郷を大切にしたい”という思いは、最近になって生まれたものではありません。その原点は、中学時代に書いた一篇の作文にありました。
そこには、「吉川っ子として、緑に囲まれた我が町を守り、未来は兵庫県で一番あったかい地と言われるようになったら嬉しい」といった言葉が綴られていたそうです。まだ将来の形も見えていなかった頃から、英一さんの心にはすでに“故郷への願い”が静かに芽生えていました。
その思いは、大人になってからも消えることなく、日々の暮らしの中で少しずつ形を変えながら、ずっと胸の奥に残り続けていたのでしょう。地域で働き、家族を持ち、人とのつながりを重ねる中で、その願いはより現実的なものとなり、やがて「人が集まる場所をつくる」という形へと結びついていきました。
中学生の頃に書いたひとつの言葉が、長い時間を経て現実の場所になる――その歩みは決して一直線ではなかったかもしれません。それでも、変わらず持ち続けてきた想いが、今のKANAE CAFEへとつながっているのです。
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人生の楽園が教えてくれる「ふるさとを愛する暮らし」
『人生の楽園』を見ていると、ときどき「人生を変える」とは何かを考えさせられます。大きな転職や移住、思い切った挑戦だけが人生の転機ではなく、自分が大切にしたいものに、あらためて目を向けることもまた、ひとつの“変化”なのかもしれません。
岩崎英一さんにとって、それは“故郷を愛する気持ち”を、暮らしの中で形にしていくことでした。地域の人が集える場所をつくり、地元の食材を使い、家族や仲間とともに日々を重ねていく。その姿は派手ではないけれど、だからこそ多くの人の心に静かに届くのだと思います。
年齢を重ねるほど、「今さら何かを始めるのは遅いのでは?」と感じることもあるかもしれません。それでも、自分が本当に大切にしたいものに気づいたとき、人はまた新しい一歩を踏み出せるのだと、英一さんの生き方がそっと教えてくれているようでした。
ふるさとを愛すること。人が集まる場所をつくること。誰かがほっとできる時間を育てること。そんな何気ない営みの中にこそ、“人生の楽園”は静かに息づいているのかもしれません。
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まとめ|なにを始めるのにも遅すぎることはない
兵庫県三木市の田園地帯に生まれた「KANAE CAFE」は、ただ食事やコーヒーを楽しむだけの場所ではなく、岩崎英一さんの“故郷を大切にしたい”という想いが、静かに形になった場所でした。
地元特産の山田錦を使ったライスコロッケや、家族が育てた野菜、地域の人が自然と集まる空気。そのひとつひとつに、英一さんが長い時間をかけて育ててきた故郷愛がにじんでいます。
若い頃から胸の中にあった願いを、人生の後半になってちゃんと現実にしていく――その姿は、「何かを始めるのに遅すぎることはない」と、やさしく教えてくれているようでした。
人生は、思い立ったその日が吉日。大きく何かを変えなくても、自分が本当に大切にしたいものに気づいたとき、そこから新しい一歩は始まるのかもしれません。『人生の楽園』が映し出していたのは、そんな静かであたたかな希望でした。
