初夏だけの涼やかな体験を楽しめる場所が、山形県村山市にあります。『あさイチ中継』で紹介されるのは、全国でも珍しい天然ジュンサイの摘み採り体験ができる「じゅんさい沼(大谷地沼)」。小さな箱舟に乗って水面に浮かぶ若芽を一つひとつ手摘みする風景は、この季節ならではの美しい風物詩です。
ジュンサイは、透明なゼリー状のぬめりとシャキシャキした歯ごたえが魅力の水生植物。採れたてならではのみずみずしい食感は格別で、初夏の味覚として多くの人に親しまれています。今回は、村山市が誇る天然ジュンサイの魅力や摘み採り体験の楽しみ方、おいしい味わい方まで詳しく紹介します。
【放送日:2026年7月14日(火)8:15 -9:55・NHK-総合】
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ジュンサイとは?天然ならではの魅力と特徴
ジュンサイは、スイレン科の多年生水生植物で、きれいな湧き水が流れ込む浅い沼や湿地に自生します。初夏になると、水面いっぱいに丸い葉を広げ、その姿はスイレンの葉にもよく似ています。
私たちが食べているのは、水面に葉が開く前のやわらかな若芽の部分です。その若芽は透明なゼリー状の「ヌル(寒天質)」に包まれており、つるりとしたのど越しとシャキシャキした歯ごたえを同時に楽しめる、ほかにはない食感が魅力です。
スーパーなどで見かけるジュンサイの多くは栽培されたものですが、山形県村山市の「じゅんさい沼(大谷地沼)」で採れるジュンサイは、全国でも珍しい天然ものです。豊かな自然環境の中で育つため、ゼリー状のヌルがたっぷりと付き、採れたてならではのみずみずしさを味わえるのが特徴です。
天然ジュンサイが育つためには、水深50〜100センチほどの浅い沼と澄んだ水、そして豊かな自然環境が欠かせません。こうした条件がそろう場所は全国的にも限られているため、天然ジュンサイは今では貴重な初夏の恵みとして親しまれています。
見た目は控えめな食材ですが、その一粒一粒には、水辺の豊かな自然が育んだ季節の味わいが詰まっています。だからこそ村山市では、「食べる」だけでなく、「摘み採る」ことそのものが初夏ならではの特別な体験になっているのです。
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村山市「じゅんさい沼」で天然ジュンサイ摘みに挑戦!
山形県村山市北部にある「じゅんさい沼(大谷地沼)」では、6月上旬から7月下旬にかけて、天然ジュンサイの摘み採りが行われます。水面いっぱいに広がる丸い葉の間を、小さな箱舟でゆっくり進む風景は、この地域ならではの初夏の風物詩です。
収穫に使われる箱舟は、一人が乗れるほどの細長い木製の舟。舟の上に腰を下ろし、手で沼底を押しながら少しずつ前へ進みます。エンジンもオールもなく、水面を滑るように静かに進む姿は、どこか昔ながらの暮らしを感じさせます。
ジュンサイは、葉が開く前の若芽だけを一つひとつ手で摘み取ります。透明なゼリー状のヌルに包まれた若芽はとても繊細で、傷つけないよう丁寧に収穫することが大切です。そのため、一度にたくさん採るよりも、水面を眺めながらゆっくりと摘み進める時間そのものが、この体験の醍醐味といえるでしょう。
村山市では観光客向けの摘み採り体験も行われており、初めての人でも地元の方に教わりながら天然ジュンサイの収穫を楽しめます。自分で摘み取ったジュンサイを持ち帰り、その日のうちに味わえるのは、産地ならではの贅沢です。
水面を渡る涼しい風、小鳥のさえずり、そして箱舟が静かに進む音。じゅんさい沼で過ごす時間は、収穫体験というよりも、初夏の自然に身をゆだねる癒やしのひとときなのかもしれません。
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天然ジュンサイのおいしい食べ方は?三杯酢からお吸い物まで
天然ジュンサイの魅力は、何といっても採れたてならではの食感です。若芽を包む透明なゼリー状のヌルが口の中でつるりと広がり、そのあとにシャキッとした歯ごたえが続きます。この独特の食感は、暑さが増す初夏にぴったりの涼味として親しまれています。
一番おすすめの食べ方は、やはり三杯酢や酢の物です。ジュンサイ本来の風味とみずみずしさをそのまま味わうことができ、さっぱりとした酸味が食欲を引き立てます。暑さで食欲が落ちがちな季節にも、つるりとのどを通る心地よさは格別です。
また、お吸い物も定番の一品です。澄んだだしの中でジュンサイがぷるんと浮かぶ姿は見た目にも涼やかで、やさしいだしの香りがジュンサイの繊細な味わいを引き立てます。夏のおもてなし料理としても人気があります。
さらに、冷やしたそうめんや冷麦の具材として添えれば、見た目も食感も一段と爽やかになります。つるつるとした麺にジュンサイのぷるんとした食感が加わり、暑い日にぴったりの一皿になります。
採れたての天然ジュンサイは、シンプルな調理法だからこそ、その魅力がよく伝わります。派手な味付けをしなくても、水辺の自然が育んだやさしい風味と独特の食感だけで、初夏ならではの贅沢を感じられる食材なのです。
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村山市で楽しめる天然ジュンサイ摘み体験
山形県村山市の「じゅんさい沼(大谷地沼)」では、全国でも珍しい天然ジュンサイの摘み採り体験を楽しむことができます。初夏の限られた時期だけ開催されるこの体験は、観光客にも人気が高く、毎年多くの人が涼やかな沼を訪れます。
体験では、一人乗りの小さな箱舟に乗り込み、水面いっぱいに広がるジュンサイの葉の間をゆっくり進みながら若芽を摘み取ります。初めて箱舟に乗る人は少し緊張するかもしれませんが、地元スタッフが乗り方や摘み方を丁寧に教えてくれるので安心です。
収穫したジュンサイは持ち帰ることができ、自宅で採れたての味を楽しめるのも大きな魅力。スーパーではなかなか出会えない天然ジュンサイを、自分の手で摘み、その日のうちに味わえる体験は、産地ならではの贅沢といえるでしょう。
摘み採り体験は例年6月上旬から7月下旬まで行われ、前日までの予約が必要です。体験時間は約3時間で、初夏の自然をゆっくり満喫しながら楽しめます。
水面を渡る風、木々の緑、鳥のさえずりに包まれながら箱舟を進める時間は、ジュンサイを収穫するだけでなく、忙しい日常を忘れて自然と向き合える貴重なひととき。村山市ならではの夏の思い出として、ぜひ一度体験してみたいアクティビティです。
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初夏の沼で味わう、涼やかな山形の恵み
山形県村山市のじゅんさい沼には、初夏だけの穏やかな時間が流れています。箱舟に揺られながら水面を眺め、若芽を一つひとつ摘み取る体験は、効率を求める日常とは少し違う、自然のリズムに寄り添うひとときです。
沼を渡る涼しい風、深い緑に包まれた静かな景色、水面に広がる丸い葉。その中で育つ天然ジュンサイは、澄んだ水と豊かな自然が長い時間をかけて育んできた、山形ならではの季節の恵みです。
採れたてのジュンサイを口に運ぶと、つるりとしたのど越しとシャキッとした歯ごたえが広がり、暑さを忘れさせるような爽やかさを感じます。派手な味ではありませんが、水辺の自然そのものをいただいているような、やさしいおいしさがあります。
全国でも珍しい天然ジュンサイを、自分の手で摘み、その場の景色とともに味わう――。そんな体験ができる村山市は、初夏の山形を代表する特別な場所の一つです。
慌ただしい毎日だからこそ、ときには箱舟に揺られ、水面を渡る風に耳を澄ませてみる。じゅんさい沼で過ごす時間は、おいしい思い出とともに、心まで涼しくしてくれる夏の贈り物になることでしょう。