こんにちは鳥巣です。4/18のあさイチ・愛でたいnipponでは栃木県が特集されます。2023年の「魅力度ランキング」では39位とあまり冴えなかった栃木県ですが、アンケートの中の1項目「都道府県の魅力度は?」という項目だけで決められるランキングなんてアテになりません!そんな栃木の魅力を深掘りしてみました。
いま現在、何もなさそうなところに人を惹きつけるのは、B級グルメ(ラーメン)、アニメの聖地、鉄道です。中でも鉄道は何十年も前から鉄道マニアを惹きつけています。特に廃線、廃駅、列車の廃止は集約力があるので、アニメと鉄道のコラボは最強かもしれません。
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餃子のランキングってなにで決めてるの?
宮崎、浜松、宇都宮と毎年年末になると市町村ごとの餃子のランキングが発表されますが、私はちょっとマユツバものだと思っています。
マスコミが発表する”餃子ランキング”は、総務省が発表する家計調査を集計したもので、この中にはスーパーの総菜など持ち帰りの焼きギョーザや生ギョーザだけが対象なっていて、外食や冷凍食品も含んでいません。
でも本当に餃子が好きな人は、好みの材料を買ってきて家で餡を作り、皮を作ったり買ってきたりして、自分で包んで作っているのではないでしょうか?しかも冷凍食品でもないお惣菜の餃子を買ってくるという食文化は決して、”餃子好き”を反映しているとは思えません。
しかも最近では北九州の八幡餃子や三重の四日市餃子なんていうのも名乗りをあげていますが、たぶん全国の餃子を食べ歩く人はかなり限られるのではないかと思います。
そもそも餃子はランキングをつけるような食べ物ではなく、日常的におかずとして食べるものなので、「どこが一番!」というようなものではないのではないでしょうか?
私の個人的な意見を言わせて貰えば、「一番旨い餃子は、家で自分で作った餃子」です。当たり前のことですが、自分で作れば100%自分の好みに作れて、一番美味しいと思う焼加減にできるのですから。
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だからといって栃木名物に「日光湯葉」や「とちおとめ」ではやや使い古された感じです。いちごはともかく、そもそも湯葉なんて日常的に食べるものではありませんし、”肉”のような破壊力もありません。
古くから「日光結構」と言われるように、「一生のうちに一度は日光に行っておけ!」という類のものなので、普通の人にとって毎年何度も訪れるところではないのでしょう。
そこに日常食の「佐野ラーメン」をぶつけてきたのはいい発想だと思っています。日本人にとってラーメンやカレーはもはや国民食で、全国のラーメンを食べ歩く強者もたくさんいます。
その中で一定の評価を得た佐野ラーメンは、好き嫌いは別として栃木の宝といってもいいくらいだと思います。
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爆破の聖地はどこ?
今やいろいろなメディアで紹介されてすっかり有名になった「爆破の聖地」ですが、それは栃木の岩船山(いわふね)山です。
栃木県栃木市の岩船山(いわふねさん)
数十年前から「仮面ライダー」や「ウルトラマン」「キカイダー」「ゴレンジャー」などの戦隊モノでは、最後には”ライダーキック”や”スペシューム光線”で、敵のラスボスが爆発して「めでたしめでたし」となるわけですが、撮影するには苦労があったと思います。
やたらとそこかしこで爆発されるわけにはいきませんから、大抵は使われなくなった倉庫跡などが使われていましたが、そこに目をつけたのが「岩船爆は体験ツアー」です。
もちろん最初はロケ地として使っていたわけですが、「それだけじゃモッタイナイ!」というわけで、戦隊モノのコアなファンやYoutuber、ミニ映画を作っている人たちに向けて有料で開放したわけです。
戦隊モノや「西部警察」など一部の刑事モノでも爆破シーンはクライマックスの盛り上がる場面です。自分たちの作る動画や映画に取り入れられたら…と思う人がいても不思議ではありません。
しかも爆破作業で撮影する角度をずらせば、何組もの撮影を一度に行うことができますから効率的ですね。
今では海外からもインバウンドで訪れるお客さんもあとを絶たないのだとか…。一度に10組の撮影を行うことができて、ひと枠は2時間で35,000円とのことです。1枠100,000円で貸切撮影も受け付けているそうです。
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トラム(LRT)で全国の鉄っちゃんを集めよう!
別に観光振興だけが目的ではないのでしょうが、最近話題になっているのが宇都宮のLRT(ライト・レール・トランジット)です。いわゆるトラム(路面電車)です。
以前は1970年代(昭和47年)までは横浜市内でも残っていたのですが、いつの間にかなくなっていました。現在でも札幌や函館、広島、高知、長崎などに行くと見ることができます。神奈川県内で路面電車が走っているのは江ノ電(江ノ島電鉄)の、「江ノ島駅」と「腰越駅」の間の400mほどのわずかな区間だけです。
最初に書いたように、”鉄道”にはずいぶん前から”鉄道マニア”という人たちがいて、いわゆる「オタク」の元祖です。彼らはそもそも電車や列車、SLなどが好きなので、全国各地を旅したりするのも”推し活”の一部です。
ラーメンマニアも全国各地に食べに行ったりしますが、鉄道マニアは列車に乗ること自体が目的でもあるので、旅することを苦にすることは基本的にありません。
私の小中高時代の自称”鉄道マニア”(まだ”オタク”という言葉がなかった)の友人も、学校の休みになると「今度は〇〇線に乗りに行く」とはしゃいでいたことを思い出します。あれから数十年経った今でも、奥さんや娘を置いて(もうとっくに成人していますが)”乗りに行って”いるようです。
宇都宮のLRTはJR宇都宮駅から芳賀・高根沢工業団地までの14.6kmを走っていて、工業団地に通勤する人たちの足でもあります。
開業当初のフィーバー(古い?)は落ち着いたものの、今でも観光目的でLRTに”乗りに来る”鉄道ファンは一定数いるといいます。
いまは何もなさそうなところに人を惹きつけるのは、B級グルメ(ラーメン)、アニメの聖地、鉄道です。特に鉄道の新規開業、延伸、廃線、廃駅、列車の廃止は集約力があります。そういう意味ではアニメと鉄道のコラボは最強かもしれません。
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栃木県でアニメの聖地といわれているのは、アニメ「君の名は。」や「天気の子」、「すずめの戸締り」などの作品で有名な新海誠監督の「秒速5センチメートル」でしょうか?
あまりアニメには詳しくありませんが、ここに挙げた作品くらいは私も観たことがあります。
ここまで有名なアニメでなくても、静岡県沼津市の「ラブライブ!サンシャイン!!」や佐賀県の「ゾンビランドサガ」などは現地に行くと凄い人気で、聖地巡礼と称して他県から観光に来ているアニメファンもたくさん見かけます。
近いうちに宇都宮ライトレールが登場するアニメも出てくるのではないでしょうか?
宇都宮ライトレール
URL:https://www.miyarail.co.jp/
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ギョギョ!海がないけど未利用魚(ギョ)
関東地方だと栃木県や群馬県、埼玉県のケンミンはメディアに出てくるたびに「海なし県だから…」とコンプレックスのように話している姿が取り上げられます。
それを逆手にとって面白いことをやっている高校生がいます。作新学院高校の魚好きの生徒たちが、深海魚などを使った魚肉ギョーザを考案したそうです。
市場に流通せず捨てられてしまう未利用魚を有効活用するアイデアで、経済界や水産界の全国コンテストで最優秀賞に選ばれました。
生徒たちを動かしたのは「海なし県民が抱く海への憧れ」だそうです。未利用魚の流通ルートを開拓し、宇都宮ならではのギョーザとして広めたいらしいです。
茨城県や千葉県、岩手県の漁師さんにお願いして、未利用魚を手に入れました。その一つであるサメ(カズザメ、ホシザメ、ドチザメ)は、身がアンモニア臭いのであまり市場には流通しません。
高校生は臭いを取ろうと散々工夫した結果、調理してギョーザとして食べると、ジューシーな味がしたそうです。何も教えないで友人に食べてもらったら、普通のギョーザだと思ったそうです。
他にも深海魚ももらって、臭みを消すために、ニンニクやショウガ、ニラ、大葉を多めに入れました。身が柔らかいこともあってさばきにくかったのですが、身をすりつぶして作るギョーザには向いていると考えたそうです。味については「白身魚のフライのような感じだった」とのこと。
未利用魚の問題はSDG’sの観点からも全国の漁場で問題になっていますが、その問題に「海なし県・栃木」の高校生が取り組む姿はちょっとかっこいいですね。
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栃木のまとめ
餃子のランキングって何で決めてるの?
マスコミが発表する”餃子ランキング”は、総務省が発表する家計調査を集計したもので、この中にはスーパーの総菜など持ち帰りの焼きギョーザや生ギョーザだけが対象なっていて、外食や冷凍食品も含んでいません。
でも本当に餃子が好きな人は、家で餃子を自分で包んで作っているのではないでしょうか?このランキングが”餃子好き”を反映しているとは到底思えません。そんなくだらないランキングに拘っていないで、早く本当の栃木の魅力を押し出して欲しいですね。
爆破の聖地はどこ?
今やいろいろなメディアで紹介されてすっかり有名になった「爆破の聖地」ですが、それは栃木の岩船山(いわふね)山です。今では海外からもインバウンドで訪れるお客さんもあとを絶たないそうです。一度に10組の撮影を行うことができて、ひと枠は2時間で35,000円とのことです。
トラム(LRT)で全国の鉄っちゃんを集めよう!
いまは何もなさそうなところに人を惹きつけるのは、B級グルメ(ラーメン)、アニメの聖地、鉄道です。特に鉄道の新規開業、延伸、廃線、廃駅、列車の廃止は集約力があります。そういう意味ではアニメと鉄道のコラボは最強かもしれません。
海なし県だからこそ話題になる未利用魚の世界
関東地方だと栃木県や群馬県、埼玉県のケンミンはメディアに出てくるたびに「海なし県だから…」とコンプレックスのように話している姿が取り上げられます。
それを逆手にとって面白いことをやっている高校生がいます。作新学院高校の魚好きの生徒たちが、深海魚などを使った魚肉ギョーザを考案したそうです。
市場に流通せず捨てられてしまう未利用魚を有効活用するアイデアで、経済界や水産界の全国コンテストで最優秀賞に選ばれました。