11/10の帰れマンデーでは、サンドの二人と優香、八木勇征、陣内智則が全国No.1の紅葉を見るために群馬県みなかみ町に近い谷川岳に向かったようです。谷川岳は上越国境に聳え立っている名峰の一つで、標高は1,977mとさほど高くはないものの、その急峻な岸壁はベテラン登山者の間でもつとに有名な山です。その山頂近く(でもありませんが)にある「天神平スキー場」は毎年の積雪時期が早いうえに山麓からロープウェイでアクセスできるため、関東地方で”初滑り”といえばほぼ間違いなくここのスキー場の名前が出てくるほどです。
温泉旅館仕込みの【絶品カレー】は旅館たにがわの”ダムカレー”?
一行は恐らく麓にあるみなかみ温泉からスタートしたのではないかと思われます。実はここの温泉旅館には「みなかみダムカレー」という名物があるんです。この地域には5つのダムがあるのですが、その中の3つのダムを模したカレーが有名です。
みなかみダムカレーは「型」と「皿」が統一されています。ライスは専用の押し型でダムの形に仕上げられ、使用する皿はダムとダム湖がきれいに盛り付けらえる楕円形になっています。ダムの形状は「アーチ式」、「重力式」、「ロックフィル式」の3タイプがあり、みなかみエリアにあるダムの構造を再現しています。
八木沢ダムを模した「アーチ式ダムカレー」
一番オーソドックスなのがアーチ式の八木沢ダムを模した普通盛のカレーです。八木沢ダムといえば、関東地方が利根川水系が水不足になった時に、必ずと言っていいほどニュースで取り上げられる有名なダムです。
アーチ式のダムは少量のコンクリートがすむよう構造を工夫しているのだそうですが、カレーにするとご飯の量も少なくて済むので”普通盛”なのでしょうね。
藤原ダムを模した「重力式ダムカレー」は中盛り
重力式のダムはもっともオーソドックスな形状です。みなかみエリアの5つのダムのうち3つがこの形式で、重力式のダムカレーはライスのボリュームがやや多めになった、食べごたえのある中盛りサイズです。
藤原ダムは重力式のダムのひとつで利根川水系上流ダムで最も古く、県道沿いの目立つ場所に位置しています。雪解けシーズンの5月頃に放流を行っています。
奈良俣ダムを模した「ロックフィル式ダムカレー」は大盛りサイズ!
ロックフィル式のダムカレーは大盛りサイズです。ライスをたっぷり盛った重量感あふれるボリューム満点のカレーライスで、モチーフとされる奈良俣ダムは土と岩をピラミッド状に積み上げたどっしりとした形状になっていて、まさにこのライスのようなどっしりとしたダムになっています。
土と岩を積み上げて造ったロックフィル式の奈良俣ダム。高さが158メートルもあり、存在感があります。みなかみエリアでも人気の高いダムです。
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ダムカレーの楽しい食べ方

みなかみダムカレーは食べ方にも楽しさがあります。ライスを少しけずってカレールーを決壊させたり放流させたり、遊び心を刺激してくれます。全国にはたくさんのダムカレーがありますが、それぞれの土地で楽しい食べ方を見つけるのもワクワクしますね。
旅館たにがわのダムカレーは装飾も工夫されています
旅館たにがわのダムカレーには、タイプごとに装飾が施されています。ロックフィル式のダムカレーはアーモンドのスライスで飾り付けられています。

旅館たにがわ
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一同絶賛の「パングラタン」は山頂エリアにある「ビューテラスてんじん」?
谷川岳ロープウェイの山頂駅から徒歩3分でいかれる「ビューテラスてんじん」は、2000m級の谷川連峰の山々や、ロープウェイのある風景を楽しめる展望レストランです。ここでは名物山グルメの「谷川岳パングラタン」が食べられるので、一行もここで食べたのではないでしょうか?

パングラタンは、ヨーロッパの山岳料理です。谷川岳では、通常の倍量のソースを使った「こぼれソーススタイル」が特徴なのだそうです。
ビューテラスてんじん
- 群馬県利根郡みなかみ町湯桧曽 湯吹山国有林
- TEL:0278-72-2285
- 営業時間:9:30~16:00
- 定休日:なし
- URL:https://tanigawadake-joch.com/facilities/
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谷川岳の“断崖絶壁紅葉”ってどこ?
これは恐らく、谷川岳の絶壁の中では一番有名な「一の倉沢(いちのくらさわ)」の”断崖絶壁紅葉”ではないでしょうか?一の倉沢は約1.000mも一気に落ち込んだ絶壁で、滑落すればただでは済まないどころか命を落とす危険もあるほどの難所です。

上の写真は一の倉沢を麓側から見た風景ですが、ロープウェイの山頂駅からは本格的な上級者向けの登山道を通って谷川岳のトマノ耳(1,963m)とオキノ耳(1.977m)という双耳峰を通って行くことになるので、生半可なロケ隊の手に負える代物ではありません。一行はどこからこの風景を眺めたのでしょうか?
もっともボクが谷川岳を訪れた数十年前には、ロープウェイの山麓の駅から車でも一ノ倉が見えるところまで入ることができたので、一ノ倉の下側から紅葉を眺めたのかもしれませんね。
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谷川岳から広がる“天空の赤い絨毯”とは?
これは秋の紅葉シーズンに、谷川岳ロープウェイから見える山肌一面の鮮やかな紅葉が、まるで空に浮かぶ赤い絨毯のように見える絶景のことだと思われます。

これは天気のいい秋の紅葉シーズンに見られる絶景としてとても有名ですが、旅のクライマックスでサンド一行が向かった、谷川岳から広がる“天空の赤い絨毯”は…。
標高1500メートル、天神峠の絶景を前に、旅を締めくくるはずが…ゴール目前にまさかの事態が発生!ということですから、もしかすると一瞬で一面の霧の中に入ってしまったのかもしれませんね。
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まとめ
今回の旅は、そもそもがリゾートではないガチの山岳地帯なので、グルメ探しをするのはみなかみ温泉周辺とロープウェイの駅周辺に限られたのではないでしょうか?
そういった意味で”膝に爆弾を抱える”サンドイッチマンのお二人にとっては、いつもの「帰れマンデー!!」とは違う展開になったような気がします。
それでも最後までチャレンジしようとするサンドイッチマンのお二人には頑張って欲しいですね。







