はく押しはちょっと高級な印刷ですが個人でも注文ができるのです【あさイチ】

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こんにちは鳥巣です。4/24のあさイチでは四国中央市から箔押し印刷の工房から中継されるようです。かつて印刷屋に勤めていた私にはお馴染みの言葉ですが、箔押しは特殊な技術で印刷するので数百万という大量の印刷には向いていません。せっかくなのでこの”箔押し”について簡単に解説してみようと思います。

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箔押しってどういうもの?

普通の印刷物は紙の上にインクを乗せて文字や画像を表現するものですが、箔押し印刷とは、金箔や銀箔などの薄い箔を、プレス機を使って熱と圧力で紙に転写する特殊印刷です。

代表的なところでは、辞書などの表紙や結婚式の招待状などに多く使われています。文字や絵柄を金・銀などで表現するとともに、エンボス加工(凹凸を付けた加工)などと一緒に箔押しする技法もあります。

披露宴などに持って行くご祝儀袋などは、箔押しやエンボス加工を施すと高級に見えますよね。

ご祝儀袋(公式サイトより)
ご祝儀袋(公式サイトより)

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どれくらいお金がかかるの?

もちろん普通の印刷用のインクに比べて”箔”は高価ですし、モノによっては手作業で加工をしなければいけないので、普通印刷と比べると高価になります。

印刷するものの複雑さや箔の素材によっても変わってきますが、普通印刷ならカラー印刷でも版を作って印刷するのに10円〜40円/枚(納期によっても変わります)程度なのに対して、箔押しをすると200円〜数千円/枚程度はかかります。

ですから本を印刷する場合でも、中身は普通の印刷で表紙だけに箔押しを使ったりします。それでもお正月や結婚披露宴で使う箸袋などには、豪華なものを使いたい気持ちはあります。

箸袋(公式サイトより)
箸袋(公式サイトより)

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個人でも注文できるの?

箔押し印刷はこのように、”ちょっと豪華な印刷”ですが、加工には手作業で行なっている中小の印刷屋さんが多いので、もちろん個人での小ロット印刷も受け付けてくれます。

普通の印刷だと大量になればなるほど単価が下がってきますが、箔押しの場合は輪転機を回して印刷するわけではないので、大量に印刷してもその分安くなるわけではありません。

そういう意味では個人がオーダーメイドで注文するのに向いている加工かもしれません。自費制作の本を作って、中の紙をやや厚手の高級紙にした上で、表紙は箔押しで高級感を出すといい思い出になるような気がします。

今回中継される印刷屋さんでも、Webサイトからオーダーメイドで注文ができるようですから、ご用向きの際には検討してみるのもいいかと思います。

公式Instagramより
公式Instagramより

石村箔押店

愛媛県四国中央市下柏町351−1
TEL:0896-23-6157
営業時間:8:00〜17:00
定休日:日曜
URL:https://www.hakuoshiten.jp/

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箔押しのまとめ

箔押しってどういうもの?

普通の印刷物は紙の上にインクを乗せて文字や画像を表現するものですが、箔押し印刷とは、金箔や銀箔などの薄い箔を、プレス機を使って熱と圧力で紙に転写する特殊印刷です。代表的なところでは、辞書などの表紙や結婚式の招待状などに多く使われています。

どれくらいお金がかかるの?

普通の印刷用のインクに比べて”箔”は高価ですし、モノによっては手作業で加工をしなければいけないので、普通印刷と比べると高価になります。印刷するものの複雑さや箔の素材によっても変わってきますが、普通印刷ならカラー印刷でも版を作って印刷するのに10円〜40円/枚(納期によっても変わります)程度なのに対して、箔押しをすると200円〜数千円/枚程度はかかります。

個人でも注文できるの?

箔押し印刷はこのように、”ちょっと豪華な印刷”ですが、加工には手作業で行なっている中小の印刷屋さんが多いので、もちろん個人での小ロット印刷も受け付けてくれます。普通の印刷だと大量になればなるほど単価が下がってきますが、箔押しの場合は輪転機を回して印刷するわけではないので、大量に印刷してもその分安くなるわけではありません。

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