こんにちは鳥巣です。今週のあさイチ中継は四国からですが、水曜日は愛媛県の松前(まさき)町から、誰もが1度は口にしたことがある(と思う)、松前町の(というより日本人の)ソウルフードでもあるアーモンド小魚の話題です。軽く飲む時のおツマミとして乾き物の代表選手であり、いつも食べているのによく知らなかった小魚珍味について調べてみました。
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小魚珍味って商品名なの?
皆さんはこんなおツマミのことを何て呼んでいますか?小魚珍味?なんてあんまり言いませんよね。「アーモンドと煮干しの入ってるヤツ」くらいでしょうか?
番組でも紹介されていた、このおツマミを作っている松前町の「はぎの食品」のWebサイトを見てみると、「アーモンドフィッシュ」という商品名でラインナップされていました。確かにアーモンドと小魚(フィッシュ)が入っています。
はぎの食品株式会社
愛媛県伊予郡松前町神崎714-1
TEL:089-984-1603
URL:https://haginoshokuhin.co.jp/
松前町の珍味業界は小魚珍味の生産を古くから手がけていて、地元の瀬戸内海で獲れる新鮮な小魚を主原料として良質の珍味として全国的に知られ、産地としても大きく発展しました。
珍味は手を加えないで簡単に食べられることから、酒やビールのつまみ、また行楽用などに加え現在はカルシウム食品として全国の学校給食にも使われて大衆に親しまれております。
松前町で珍味が本格的に成長し始めたのは昭和30年代で、レジャー産業が盛んになり、行楽の機会が増加しだしてからです。町内では20社余りの業者があって、現在は松前町唯一の地場産業として年を追うことに発展し、国内では小魚珍味の大半を生産しています。(松前町公式HPより抜粋)
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使われている原材料や魚の種類は?
ここで使われている原材料は、瀬戸内海産のカタクチイワシとローストしたアーモンドだそうです。カタクチイワシは北海道以南の日本全国で獲れる、手に入りやすい魚です。
カツオ漁などで一本釣りの撒き餌としても重宝されていますが、こんなにも香ばしくて美味しいなら、魚の餌にしちゃうのはもったいない感じもします。
さらに、アーモンド小魚に小エビなどを加えたら、不足しがちといわれるカルシウムがもっとたくさん取れそうです。
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カルシウムはどれくらい含まれてるの?健康にいいの?
人体に最も多く含まれるミネラルで、骨や歯を作ります。成人の体内には約1kg含まれていて、各種ミネラルの中で最も多く存在します。そのほとんどがリン酸カルシウムとして骨および歯のエナメル質に含まれます。
骨格を構成する重要な物質なので、不足すると骨が十分に成長せず、骨粗鬆症の原因にもなります。
「日本人の食事摂取基準(2020年版)では、成人1人1日当たりの推奨量を、男性で700mgから800mg、女性で650mgと設定しています。
しかし、カルシウムの摂取量が十分であったとしても、ビタミンDが不足するとカルシウムの吸収が悪くなり、また運動などである程度骨に負荷をかけないと利用効率が低くなってしまいます。(厚生労働省の資料より抜粋)
ビタミンDは日光浴によって体内(皮膚)で作られるので、カルシウムの吸収には適度な時間、日光浴が必要なことを以前ここにも書きました。
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ではアーモンド小魚にはどれくらいのカルシウムが含まれているのでしょうか?
成分表によれば1パックあたり、
エネルギー:477k cal
タンパク質:27.1g
脂質:287g
炭水化物:33.1g
ナトリウム:1002mg
カルシウム:815mg
となっていますから、1パック(約70g)食べれば成人男性の1日分の推奨量はほぼ確保できます。
でも一度に1パックを一度に食べてしまうのは、ちょっと食べ過ぎですね。他の食べ物とのバランスを考えながら、ちょっと摘まむ程度が良さそうです。
Amazonなどでも売っていますが、買うなら近所のスーパーに行った方が便利そうです。
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小魚珍味のまとめ
小魚珍味って商品名なの?
メーカーによって商品名は異なりますが、松前町の扇屋食品のWebサイトを見てみると、「アーモンド小魚」という商品名でラインナップされていました。他のメーカーでは「アーモンドフィッシュ」などという商品名もありました。
使われている原材料や魚の種類は?
商品に使われている原材料は、瀬戸内海産のカタクチイワシとローストしたアーモンドだそうです。カタクチイワシは北海道以南の日本全国で獲れる、比較的手に入りやすい魚です。
カルシウムはどれくらい含まれてるの?健康にいいの?
成分表によればカルシウムの量は、1パックあたり、815mgとなっていて、1パック(約70g)食べれば厚生労働省が推奨する成人男性の1日分の推奨量はほぼ確保できます。ただカルシウムの吸収にはビタミンDが必要なので、適度に日光浴を心がけることも大切です。くれぐれも食べ過ぎには注意しましょう!