万願寺甘とうの旬はいつ?どこが違う?美味しい食べ方は?【あさイチ】

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こんにちは鳥巣です。京都・舞鶴の万願寺甘とうが今日のあさイチで中継されます。大型肉厚でタネが少なく甘いトウガラシの〝万願寺甘とう〟。トウガラシなのに全然辛くないので、私はとても好きで、チャンスがあれば買ってしまいます。ベーコン巻きにしても味噌炒めにしても美味しく食べられますよね。

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万願寺とうがらしの歴史は?

今から100年ほど前の大正時代に、京都府舞鶴市にある万願寺で生まれたのが万願寺とうがらしの原種です。地元の人たちの間で「おいしい」と評判になったものの栽培がとてもむずかしく、ごく限られた地域の農家で自家野菜として栽培されるのみでした。

しかし今では継木栽培や育種など、独自の工夫を加えた土づくりや防除などで、夏の京野菜を代表する逸品として全国に出荷されています。

元々は、古くから地元で栽培されたきた「伏見とうがらし」が、偶然に別の品種と自然交雑したと考えられています。それ以降、万願寺地区の在来種として栽培されるようになりましたが、当初は自家消費が中心でした。

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その後、地元の農協によってブランド化の取り組みが始まり、栽培方法や選別方法などが細かく決められていき、1989年には京のふるさと産品協会により第1号となる「京のブランド産品」の認証を受けました。

産地の拡大とともに品種改良も進んだ甘みのある万願寺甘とうですが、かつては収穫した実の中には強い辛みを持つものもありました。しかし辛みがある実の発生を大幅に抑えた「京都万願寺1号」が、2007年に品種登録されます。

更に2012年に誕生した新品種「京都万願寺2号」では、辛みを完全に抑えることに成功し、現在の万願寺甘とうに進化していったといいます。

万願寺甘とうの旬は夏で、5月中旬から11月下旬にかけて出荷されます。出荷先は京都市だけに限らず、大阪や東京、福岡にも広がっています。

さすがに家の近所のスーパーでは季節になっても”普通の”万願寺とうがらししか手に入りませんが、ちょっと高級なお店に行くと、運が良ければ手に入れることができます。

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普通の万願寺とうがらしとどこが違う?

全国のあちこちの地域で栽培される「万願寺とうがらし」に対して、「万願寺甘とう」の産地は舞鶴市、綾部市、福知山市(の一部地域)に限られます。

生産者は定められた品種や栽培方法を守り、収穫した実は大きさや形状によって3等級に選別されて出荷されます。最高グレードの「秀」は、長さが13~23cmで、色つやがよく曲がりが軽微なものだそうです。

検品作業の様子(「海の京都Times」より)
検品作業の様子(「海の京都Times」より)

普通に売られている万願寺とうがらしでもこの大きさのものにはなかなかお目にかかれません。最下級の「良」でも、長さ10cm以上といいますから、かなりの大きさです。

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そしてその基準を満たしたものだけが「万願寺甘とう」のブランドとして市場に出荷されるわけです。「万願寺甘とう」を手に取ってみると、他のトウガラシ類に比べて大振りで肉厚であることが分かります。

しかし見た目に反して柔らかく、更にタネは少なく食べやすいのが大きな特徴です。野趣ある風味にほんのりと甘みが感じられる味わいで、トウガラシでありながら辛みは全くありません。

「プレミアム万願寺甘とう」(「万願寺甘とう」オンラインショップより)
「プレミアム万願寺甘とう」(「万願寺甘とう」オンラインショップより)

普通に売られている万願寺とうがらしでは10本に1本くらいは辛いものが混じっていますから、齧るときにはロシアンルーレットのような気分になるものですが、これなら安心ですね。

近所の農家さんに聞いた話では、万願寺とうがらしの苗の近くに”辛い唐辛子”を植えると、万願寺とうがらしも辛くなってしまうという話を聞いたことがあります。辛くない万願寺とうがらしは焼いたり炒めたりすると甘味が出て、なんともクセになる味です。

万願寺甘とう

URL:http://amatou.kyoto/

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美味しい食べ方は?

京都北部の海に近いエリアでは、京野菜の一つである「万願寺甘とう」が今、旬を迎えています。見た目は大型のトウガラシですが、辛みはありません。

煮ても、焼いても、揚げても、おいしく食べられるので人気は上昇中です。確かに天ぷらにしても美味しそうですね。

肉厚な実をかみしめれば、甘みとともに滋味深い独特の風味があふれ出し、その大振りな実に豊かな味わいが滲み出ます。

そのまま網焼きにしても美味しいのですが、家ではベーコンや豚バラ肉を巻いてフライパンで焼き、ポン酢に柚子胡椒を溶いたものに浸けて食べるのがお気に入りです。お料理が得意な方ならもっと色々なアイデアが出てくるのでしょうね。

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万願寺甘とうのまとめ

万願寺とうがらしの歴史は?

今から100年ほど前の大正時代に、京都府舞鶴市にある万願寺で生まれたのが万願寺とうがらしの原種です。元々は、古くから地元で栽培されたきた「伏見とうがらし」が、偶然に別の品種と自然交雑したと考えられています。それ以降、万願寺地区の在来種として栽培されるようになりましたが、当初は自家消費が中心でした。

その後、地元の農協によってブランド化の取り組みが始まり、栽培方法や選別方法などが細かく決められていき、1989年には京のふるさと産品協会により第1号となる「京のブランド産品」の認証を受けました。

普通の万願寺とうがらしとどこが違う?

全国のあちこちの地域で栽培される「万願寺とうがらし」に対して、「万願寺甘とう」の産地は舞鶴市、綾部市、福知山市に限られます。生産者は定められた品種や栽培方法を守り、収穫した実は大きさや形状によって3等級に選別されて出荷されます。最高グレードの「秀」は、長さが13~23cmで、色つやがよく曲がりが軽微なものだそうです。

その基準を満たしたものだけが「万願寺甘とう」のブランドとして市場に出荷されます。手に取ってみると、他のトウガラシ類に比べて大振りで肉厚であることが分かりますが、見た目に反して柔らかく、更にタネは少なく食べやすいのが大きな特徴です。野趣ある風味にほんのりと甘みが感じられる味わいで、トウガラシでありながら辛みは全くありません。

美味しい食べ方は?

煮ても、焼いても、揚げても、おいしく食べられるので人気は上昇中です。確かに天ぷらにしても美味しそうです。肉厚なその実をかみしめれば、甘みとともに滋味深い独特の風味があふれ出し、その大振りな実に豊かな味わいが滲み出ます。

そのまま網焼きにしても美味しいのですが、家ではベーコンや豚バラ肉を巻いてフライパンで焼き、ポン酢に柚子胡椒を溶いたものに浸けて食べるのがお気に入りです。今度は天ぷらでも食べてみようと思います。

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