好きだから集めた、好きだから残した|福岡・福智町「想い堂」の昭和レトロ物語【人生の楽園】

想い堂 BLOG
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昭和の花柄ガラス食器、やさしく灯るランプシェード、どこか懐かしいクリームソーダとプリンアラモード。福岡県福智町にある古道具カフェ「想い堂」には、まるで昭和へタイムスリップしたような穏やかな時間が流れています。

「人生の楽園」で紹介されるのは、昭和レトロをこよなく愛する持丸冴絵さんと夫・達也さんが営む古道具カフェです。夫婦で集め続けた古道具への想いは、昭和26年築の古民家との運命的な出会いをきっかけに、一軒のカフェという夢のかたちになりました。

店内には、蚤の市や解体現場で大切に受け継がれてきた古道具が並び、家族三世代で作る昭和レトロなスイーツが訪れる人を温かく迎えてくれます。

今回は、「好き」という気持ちを大切に育て続けた夫婦が生み出した『想い堂』の魅力と、昭和レトロがつないだ家族の物語をご紹介します。

【放送日:2026年7月18日(土)18:00 -18:30・テレビ朝日】

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「想い堂」とは?~昭和レトロを楽しめる古道具カフェ~

福岡県田川郡福智町にある「想い堂」は、昭和レトロの魅力を存分に楽しめる古道具カフェです。昭和26年に建てられた古民家を改修して誕生したこのお店は、どこか懐かしく、初めて訪れても自然と心が落ち着く温かな空間になっています。

店内には、花柄のガラス食器やランプシェード、木製家具、建具、人形など、持丸冴絵さんが長年集めてきた古道具が並びます。どれも蚤の市や古民家との出会いの中で「かわいい!」と心を動かされて迎え入れた一点ものばかり。まるで昭和の暮らしをそのまま切り取ったような景色が広がっています。

カフェでは、クリームソーダやプリンアラモードといった昭和の喫茶店を思わせるメニューが人気です。福智町産のレモンを使ったチーズケーキなど、地元の食材を取り入れたスイーツも評判で、どこか懐かしく、それでいて新しい味わいを楽しめます。

また、お店の一室では古道具の展示販売も行われています。食器やランプ、鍋など、手入れを終えた古道具が丁寧に並べられ、気に入った品は購入することもできます。ただ眺めるだけではなく、誰かが大切に使ってきた道具を、また新しい持ち主へとつないでいく。そんな「想い堂」ならではの魅力も、多くの人を惹きつけています。

懐かしさに包まれた店内を歩いていると、昭和を知る人は思い出に、知らない人は新鮮な発見に出会えるでしょう。「想い堂」は、古道具を楽しむだけでなく、人と人、そして時代をつなぐ温かな場所なのです。

想い堂

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中学生の恋から始まった夫婦の歩み~「好き」が育てた夢~

「想い堂」の始まりは、古道具との出会いではありません。その原点には、中学生の頃から歩みを重ねてきた持丸冴絵さんと夫・達也さん、二人の物語があります。

福岡県福智町(旧方城町)で育った冴絵さんは、中学校へ入学したとき、同級生だった達也さんに一目惚れしました。中学2年生で想いを伝え、交際がスタート。毎日のように一緒に下校するほど仲の良い二人は、卒業後も変わらず愛情を育み続けました。

冴絵さんは夢だった保育士となり、達也さんは自動車整備の仕事へ。そして22歳で結婚し、長女と長男に恵まれます。休日には夫婦そろって寺院や歴史ある建物を訪ね歩き、古い車や古着など、どこか懐かしさを感じるものに自然と惹かれていきました。

その後、達也さんは冴絵さんの父から水道設備の技術を学び独立。冴絵さんも18年間勤めた保育士を退職し、夫の仕事を支えるようになります。泥にまみれながら現場で汗を流す毎日でしたが、古民家の解体現場で不要になった建具や家具、古い道具と出会う機会が増えたことで、二人の「好き」はさらに深まっていきました。

蚤の市や骨董店へ出かけては、「これ、いいね」「かわいいね」と古道具を迎え入れる日々。気がつけば家の中は、思い出が詰まった古道具でいっぱいになっていました。

好きだから集める。誰かに見せるためでも、商売のためでもなく、ただ心が動くままに集め続けた時間が、やがて夫婦の人生を大きく変える夢へとつながっていったのです。

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昭和26年の古民家がよみがえった~夫婦でつくった『想い堂』~

夫婦で集め続けた古道具は、いつしか家の中に収まりきらないほどになっていました。「いつか、この古道具たちが似合う場所をつくれたら…」。そんな想いを抱いていた二人に、大きな転機が訪れます。

ある日、達也さんが水道設備の仕事で訪れた家の隣にある空き家を紹介されたのです。昭和26年に建てられた木造住宅。玄関をくぐると、長い年月を支えてきた太い柱、味わい深い木の天井、使い込まれた建具が静かに迎えてくれました。その空間を見た瞬間、冴絵さんは「ここしかない」と心を奪われたといいます。

夫婦はこの古民家を購入し、仕事が終わった夕方や休日になると何度も足を運びました。傷んだ壁や床を一つひとつ直し、近代的なアルミサッシは木製の建具へと替え、古民家が本来持っていた温もりを少しずつ取り戻していきます。

完成を急ぐことはありませんでした。一年半という長い時間をかけて、「ここに来る人がほっとできる場所になりますように」。そんな願いを込めながら、夫婦は自分たちの手で『想い堂』を育てていったのです。そして昨年4月、昭和の空気をそのまま残した古道具カフェ『想い堂』が、福智町に静かにオープンしました。

店に並ぶ古道具だけでなく、この古民家そのものもまた、たくさんの人の暮らしと思い出を受け継いできた大切な”宝物”です。

だから『想い堂』には、どこか懐かしく、初めて訪れた人まで「おかえり」と迎えてくれるような、不思議な温もりが流れているのかもしれません。

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懐かしさが並ぶ店内~古道具と昭和喫茶メニューの魅力~

「想い堂」の扉を開けると、そこには昭和の時間がゆっくりと流れていました。花柄のガラス食器や優しく灯るランプシェード、木の温もりを感じる家具、どこか愛らしい人形たち。店内を彩る古道具は、冴絵さんが蚤の市や古道具店、古民家との出会いの中で「これ、かわいい!」と心を動かされて集めてきたものばかりです。

一つひとつ丁寧に手入れをして並べられた古道具には、それぞれ誰かの暮らしが刻まれています。使い込まれた食器や道具たちは、新品にはない温もりをまとい、訪れた人を優しく迎えてくれます。

店の一室は古道具の販売スペースになっており、花柄のコップや鍋、ランプ、建具などが所狭しと並びます。「懐かしい!」と足を止める人もいれば、「こんなにかわいい食器があるんですね」と目を輝かせる若い世代の姿も見られます。昭和を知る人には思い出を、知らない人には新しい発見を届けてくれる場所です。

カフェメニューも、昭和の喫茶店を思わせる懐かしさにあふれています。色鮮やかなクリームソーダ、どこか心が弾むプリンアラモード、そして福智町産のレモン果汁を使ったチーズケーキ。甘さを控えたやさしい味わいは、古道具に囲まれた穏やかな時間によく似合います。

そんなスイーツを手がけるのは、高校時代に製菓を学んだ平成生まれの娘・咲想さん。レジや盛り付けは妹の愛可さんが担当し、お母さまのふさ子さんは皿洗いでお店を支えています。三世代の家族がそれぞれの役割を大切にしながら迎えてくれるからこそ、「想い堂」には初めて訪れた人までほっとするような温かさがあるのでしょう。

古道具を眺めながらクリームソーダをひと口味わう。そんな何気ない時間が、忙しい毎日を少しだけ忘れさせてくれる――それもまた、「想い堂」の大きな魅力なのかもしれません。

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「好き」は人を笑顔にする~家族三世代が守る昭和レトロの灯り~

「想い堂」が多くの人に愛されている理由は、昭和レトロな空間や懐かしいメニューだけではありません。そこには、「好き」という気持ちを何十年も大切に育ててきた夫婦の歩みと、それを支える家族の笑顔があります。

中学生の頃から変わらず寄り添い続けた冴絵さんと達也さん。二人で集めた古道具は、やがて古民家をよみがえらせ、一軒のカフェという夢になりました。そして今では、娘さんたちやお母さまも加わり、家族三世代で「想い堂」を切り盛りしています。

店内には、昭和を懐かしむ世代もいれば、「かわいい!」と目を輝かせる若い世代の姿もあります。世代は違っても、古道具に宿る温もりや、人の手で大切に使い続けられてきた時間に心を動かされる気持ちは、きっと同じなのでしょう。

古いものを残すことは、過去に戻ることではありません。そこに込められた想いや暮らしを受け継ぎ、新しい思い出を重ねていくことなのだと、「想い堂」は静かに教えてくれます。

お気に入りのクリームソーダを片手に、ゆっくりと店内を眺める。そんな何気ないひとときが、忙しい毎日の中で忘れかけていた心の余白を、そっと思い出させてくれるかもしれません。

「好きだから集めた、好きだから残した」

そのまっすぐな想いから生まれた『想い堂』は、今日も福智町で、人と人、そして時代をつなぐ優しい灯りをともしています。

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