こんにちは鳥巣です。栃木県大田原市で作られるハチミツ酒が新たなトレンドとして注目を集めています。大田原市では、伝統的な手法に加えて現代的な技術も取り入れたはちみつ酒の製造プロセスが、その独特な風味と効能を高めています。国内外からの視点を引き寄せるこのハチミツ酒は、健康志向の高まりと共におすすめアイテムとしても話題です。
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大田原市のはちみつ酒がいま熱い!妊活にも効果があるかも?!
大田原市で生産されるはちみつ酒(ミード)が、そのユニークな風味と健康志向、オーガニックへの取り組みにより、新しいトレンドドリンクとして注目を集めています。この地域特有のはちみつ酒が、ロマンチックな夜のひと時や特別な贈り物としても人気を博しています。
蜂蜜とお水だけで造った醸造酒、”ミード”ですが、その歴史はワインなどよりも古く、1万年以上前からあったとされる醸造酒の始まりのお酒です。
また、はちみつ酒ミードは「ハネムーン」の語源であるとも言われています。ハネムーンは英語だとHoneymoon、つまり密月、「蜂蜜の1か月間」という意味です。
蜂蜜には強壮作用があり、また蜂の多産にあやかれるということから、古代から中世のヨーロッパで、特に森を愛するゲルマン民族の間では、新婚直後の新婦は家から外に出ずに1ヶ月間、はちみつ酒を造って新郎に飲ませ、子づくりに励む風習があったのだそうです。
そういった理由で、ミードはハネムーンという言葉の語源とも言われているのだそうです。
元々はクマなどに荒らされてひっくり返った蜂の巣に溜まっている雨水を偶然飲んだ狩人が最初と考えられています。古代ギリシャでは神々のお酒(ネクター、アンブロシア)として崇められ、ローマの英雄ジュリアス・シーザーもミードを愛飲したともいわれています。
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日本酒の酒蔵にしかないはちみつ酒の製造プロセスとその特徴
大田原市にある天鷹(てんたか)酒造のはちみつ酒製造では、厳選された国産はちみつと米麹、水だけを使用し、添加物は一切加えられていません。
このシンプルな原料から始まる製造過程は、はちみつの自然な風味を最大限に引き出すことを目指しています。従来の国産のはちみつ酒は酵母臭が強いのが課題でした。
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しかし従来の酵母ではかき混ぜる時にうまく発酵せず、泡立たないことに悩んだといいます。そんな時、蜂蜜には発酵に必要な窒素がないということを突き止めたそうです。
そこでこれを、日本酒に使う米こうじで補うことでうまくいくことがわかったのが半年後のこと。日本酒酒蔵の蔵人ならではの発想でした。
それからは発酵過程には特に注意が払われ、温度と湿度が厳密に管理されることで、はちみつ酒特有の甘く、複雑な味わいが生み出されました。
結果として、このはちみつ酒は健康志向の高い消費者から支持を受けることとなり、オーガニック製品への関心が高い層には特に人気があります。
そのまま飲んでも美味しいですが、ソーダ割りにしたり、ホットドリンクと混ぜたりするのもおすすめです。蜂蜜酒と聞くと「蜂蜜のような甘いお酒」をイメージするかも知れませんが、実際にはそのテイストは、ビールや白ワインに似ているので、普段飲みにも合いそうですね。天鷹酒造ではネット販売もやっているそうです。
天鷹酒造
栃木県大田原市蛭畑2166
TEL:0120-41-3959
URL:https://www.tentaka.co.jp/
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国内外からの注目度増とその影響
最近、大田原市のはちみつ酒が国内外のメディアに取り上げられることが増えています。これは地元のはちみつ酒が持つユニークな特性と品質の高さが評価された結果です。
昨年、アメリカで開かれた世界最大級のミード(はちみつ酒)コンテスト「Mazer Cup International Mead Competition」で、最高位「Best of show Mead」を栃木県大田原市の天鷹酒造が日本産ミードとして初めて受賞しました。
特にオーガニックや自然派製品に注目が集まる現在、健康や環境に配慮した製品として、幅広い層から支持されています。
このことは、はちみつ酒を贈り物として選びたい人々にとっても、その魅力を増す一因となっています。
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まとめ
ここまで大田原市で作られているはちみつ酒について簡単に触れてきました。この酒は、古くから続く日本酒醸造の経験を生かし、日本ならではのはちみつ酒(ミード)の魅力を引き出すことによって、現在では健康を意識する層やオーガニック商品を好む人々から高い評価を受けています。
このように、大田原市の環境と人々の努力が生んだこのはちみつ酒が、今後の新たなトレンドとして広がりを見せることに期待が高まります。