瀬戸内の離島・小与島(こよしま)には何がある?長濱ねるとゴリが羨む夫婦二人だけの島暮らしは?【離島で発見】

BLOG
スポンサーリンク

こんにちは鳥巣です。1/28の「離島で発見!ラストファミリー」では瀬戸内海の小与島(こよしま)が紹介されます。400年以上も続いた石切場は、戦国時代に大坂城の石垣にも使われました。長年の採石で石が枯渇して、石切場が廃墟になった後に残っている1組の夫婦と、小与島の見どころについて調べてみました。

小与島(高松マリンタクシー公式サイトより)
小与島(高松マリンタクシー公式サイトより)

<広告の下に続きます>

小与島にはどうやって行くの?

岡山県の児島と香川県の坂出を結ぶ瀬戸大橋は、瀬戸内海の岩黒島、与島、櫃石島(ひついしじま)には繋がっているので、路線バスでも行くことはできます。

しかし小与島は与島の東側にある島で橋はかかっていない上に定期船もないので、アクセスはチャーター船や海上タクシーを使うことになります。料金は出発場所にもよりますが、10,000円〜となるようです。

海上タクシー
・ART高松マリンタクシー(https://takamatsumarine.co.jp/
・ヤポネシア(http://veeten.cool.coocan.jp/yaponesia/kanko/kantop.html

島には夫婦二人だけが住んでいて、電気も水道も電話も完備しているとはいいますが、お店や宿泊施設があるわけでもありませんから、一般の観光客が訪れるにはちょっと敷居が高いかもしれません。

<広告の下に続きます>

小与島にはどんな歴史があるの?

与島の東隣、与島塩浜港から東約1.5Kmの海上に位置する小与島です。このあたりの島々は、石材で発展してきました。小与島もその1つです。

与島から見た瀬戸大橋
隣の与島から見た瀬戸大橋

島の歴史は、2万年前の石器が発見されるなど、縄文時代から人の出入りがあったようです。戦国時代になって大坂城築城の際、城の石垣に塩飽諸島の島々からも石が切り出されましたが、島への定住は明治以降とされています。

<広告の下に続きます>

島は花こう岩・閃緑(せんりょく)岩で構成されており、石材採掘が盛んになった大正期から人口が増加しました。主産業は採石業で、最盛期は15~16業者が操業していたといいます。

石が切り出された後の小与島
石が切り出された後の小与島

近年は瀬戸大橋開通に伴い、徐々に船舶を所有する住民が減り、石材の出荷が減ったため、現在操業している採石業者は1社だけになりました。

<広告の下に続きます>

瀬戸大橋開通後にはリゾートホテルが建てられたこともありましたが、数年で閉鎖になって現在は廃墟になっているようです。

廃墟になったホテル
廃墟になったホテル

<広告の下に続きます>

島の見どころは?

西側の与島と同じく、採石業が営まれていた小与島は、全島で採石が行われていました。15~16社が操業していた最盛期の島の写真を、小与島の梶(かじ)大明神社のすぐ近くの公民館で見ることができます。

現在ではその業者は1社のみとなって岩に緑が増えましたが、切り出された後の断崖絶壁、その独特の風景は、見る者を圧倒します。

最後の1社として採石業をされてきた中野三郎さんは、島の切り立った荒々しい風景とは正反対の、笑顔が温かい素敵なご夫婦です。

「のんびり過ごそうと思って、そろそろ片づけを始めているんです。今は、採石の仕事もなかなか厳しい。でも、なあんにもせずに生活はできんからなぁ。魚は採ってくるし野菜は作るし、買いに行くのは米くらいなもんです。」

実は意外とにぎやかな小与島。南には行き交いする大きな船のエンジン音、西には瀬戸大橋を走行する車や電車の音、岩場の方に耳を澄ますと犬の鳴き声や鳥のさえずり。心地いい風が通り抜ける木陰で目を閉じると、自分はいったいどこにいるのか、うっかり分からなくなりそうです。

<広告の下に続きます>

梶(かじ)大明神

島の南に、立派な石製の鳥居と社(やしろ)が据えられています。数年前の台風で傷んでしまったのを期に、少々では傷まない島の産業でもある石を使った丈夫なものに造り替えられたそうです。すぐ後ろには切り出してきた巨大な石製のテーブルとベンチがあり、夏の夕涼みには最適です。隣接して、公民館や春祭りの奉納相撲用の土俵もあります。

島の北端の岩場

島の北端には、瀬戸大橋開通後にオープンしたホテルが、営業を終了した今は静かに佇(たたず)んでいます。道は草に覆われ大変行きにくい場所ですが、元ホテルの向こう側にはごつごつとした岩場とキラキラと輝く海と雄大な瀬戸大橋を望むビュースポットがあります。夕焼けに彩られたその風景は、息を呑む美しさです。

島の南端の砂浜

梶大明神のすぐ南側に広がり、大型船の航路になっていることもあって、船舶の行き交う様子は見飽きることのない光景です。坂出市の工業地帯や瀬戸大橋、与島の鍋島灯台などが見渡せ、のんびり過ごすにはとっても気持ちのいい場所です。

<広告の下に続きます>

小与島のまとめ

小与島にはどうやって行くの?

岡山県の児島と香川県の坂出を結ぶ瀬戸大橋は、瀬戸内海の岩黒島、与島、櫃石島(ひついしじま)には繋がっているので、路線バスでも行くことはできますが、与島の東側にある小与島は橋はかかっていない上に定期船もないので、アクセスはチャーター船や海上タクシーを使うことになります。料金は出発場所にもよりますが、10,000円〜となるようです。

小与島にはどんな歴史があるの?

島の歴史は、2万年前の石器が発見されるなど、縄文時代から人の出入りがあったようです。戦国時代になって大坂城築城の際、城の石垣に塩飽諸島の島々からも石が切り出されましたが、島への定住は明治以降とされています。

石材採掘が盛んになった大正期から人口が増加しました。かつての主産業は採石業で、最盛期は15~16業者が操業していたといいます。

島の見どころは?

島には梶(かじ)大明神や廃墟となっているホテルなどがあって、絶景が楽しめる場所もあるそうです。この辺りは番組で。

タイトルとURLをコピーしました