幻の駅弁が30年ぶりに復活!廃線の町・様似(さまに)で蘇る日高の海と山を閉じ込めた『つぶ貝弁当』をあさイチで中継!

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こんにちは、まさみちです。9月最初のあさイチ中継は北海道日高地方の旧様似(さまに)駅から30年ぶりに復活した名物「つぶ貝弁当」の話題です。

つぶ貝自体は北海道では身近な貝ですが、日高地方で獲れる真つぶはその大きさと味から、格別なつぶ貝という位置づけです。そんな名物弁当と様似の町の移り変わりと復活までの道のりを追いかけてみました。

様似ってどんな町?

様似は港町・苫小牧から東へ襟裳岬方面に150㎞ほどのところにあって、車で2時間半ほど、鉄道だと途中の鵡川(むかわ)駅まで日高本線で1時間、そこからバスに乗り換えて4時間ほどもかかるところにあります。

以前にボクが襟裳岬から帰ってきたときにはまだ日高本線が様似まで通じていたので、襟裳岬→様似駅(バス)、様似駅→苫小牧(JR日高本線)と乗り継いで3時間ほどで苫小牧まで帰ってこられたのですが、現在では日高本線が途中の鵡川(むかわ)まででその先が廃線になってしまったため陸の孤島という雰囲気は否めません。

鉄道の廃線に伴って廃駅になってしまった様似駅ですが、往時には森進一さんの

♪襟裳の春は~何もない、春ですぅ~♪

という歌が流行り、たくさんの観光客が襟裳岬を訪れ、様似も観光客が多く通り過ぎる町でした。今のように長距離バスもなかったので様似駅から苫小牧方面に向かう人は、様似駅で駅弁を買い込んで列車に揺られていったものです。

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様似のつぶ貝は有名なの?

様似がある北海道日高地方は、つぶ貝全体の漁獲量を見ると、北海道全体では9000トンですが、そのうちの約3割(3000トン)を日高が占めています。また、漁獲金額では、北海道全体では30億円ですが、そのうちの約4割(12億円)を日高が占めています。このように、日高は北海道で漁獲量・漁獲金額ともつぶ漁の第1位を占める生産地です。

中でも北海道の日高地方で獲れる真つぶはなんと、手のひらからはみ出るほどのビッグサイズ。この真つぶ、コリコリとした食感が最高においしいつぶ貝です。

北海道の主に日高地方で獲れる大きなつぶ貝はエゾボラ属の巻き貝で、「真つぶ」と呼ばれています。刺身にすると、コリコリとした食感が抜群で、つぶの中でも高級品として扱われています。

北海道では食用の巻き貝を「つぶ」と総称します。つぶ貝はエゾバイ科の貝で、主に北海道や東北など水温が低い海に生息し、エゾボラ類とエゾバイ類の二つの種類に大きく分かれます。

その大きさが特徴の真つぶですが、大きいものだと1kgを超えるものもあるといいます。しかし、大きくなるまでには長い年月がかかるそうです。200gに成長するためには、8年もかかるといわれていますが、1kgになるには何年かかるのでしょう。
そこで、この貴重な資源を守ろうと、日高地方では計画的に漁獲されています。たとえば、200g以下の小さい真つぶが獲れた場合はすべて放流します。また、漁獲の時期を制限し、一定の休漁期間を設けています。日高のつぶ貝はまさに幻のつぶ貝といえます。

真ツブ(出典:tenki.jp)
真ツブ(出典:tenki.jp)

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廃駅となった旧様似駅の駅弁「つぶ貝弁当」が奇跡の復活!

2021年4月からJR日高本線の鵡川~様似までの区間が廃止となったので、惜しまれつつ廃駅となってしまった様似駅。その様似駅で名物だったのが、当時駅前の飲食店が製造していた「つぶ貝弁当」です。

つぶ貝弁当(出典:Instagram)
つぶ貝弁当(出典:Instagram)

しかし、日高線の利用者の減少に伴って人気だった「つぶ貝弁当」は製造されなくなり、幻の駅弁となっていました。ところが、2021年3月の廃駅のセレモニーで、地元の女性グループ「まんまの会」が当時製造販売していた飲食店からレシピを聞き取って約30年振りに販売したところ、当時を懐かしむ鉄道ファンや来場者から大変好評でした。

そこで様似町観光協会が協力して、灯台ツブ・アポイ米・もち米などの地元食材にこだわった「つぶ貝弁当」が発売されることになったというわけです。

いつでも誰でも食べてもらえるようにと、レシピをアレンジすることで冷凍食品にしたため、通販も可能となっていて、当時の味そのままに復活しているとのことです。

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つぶ会弁当ってどんな味?どこで買えるの?

「つぶ貝弁当」は2021年8月7日~22日に様似町・浦河町で開催された「日高本線展」の会場で販売されました。様似産のツブ貝と日高昆布だしを使用した正真正銘の地産地消弁当で、ふっくらご飯にコリコリ歯応えのツブが最高の組み合わせでした。

現在はそのレシピをアレンジして当時の味をそのままに、冷凍食品のお取り寄せグルメとしてネットショップで購入することが可能です。

様似町 つぶ貝弁当8パック 北海道 様似町 冷凍 お取り寄せグルメ

様似町は北海道内でも不便な土地ですし「つぶ貝弁当」を買いに行ける方も少ないと思いますので、ネットショップの通販を利用していただくのが便利かと思います。

様似観光案内所 お土産ショップ・みな様に

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まとめ

廃線となった旧様似駅から復活した「つぶ貝弁当」は、ただのお弁当ではなく、町の記憶や人々の想いをのせた“文化遺産”のような存在です。
地元の食材にこだわり、当時の味を守りながら冷凍食品として蘇ったことで、遠く離れた場所からでもその味を楽しめるのは本当に嬉しいですね。

鉄道がなくなっても、駅弁という形で町の魅力を伝え続ける。それは観光客にとっては「旅の余韻をもう一度味わうきっかけ」になり、地元にとっては「自分たちの町をもう一度見つめ直す機会」にもなります。

幻の駅弁を手に取ることは、ただおいしいご飯を食べること以上に、日高の海と山、そして様似という町の物語を味わうこと。ぜひ一度、この「つぶ貝弁当」を通じて、北海道の雄大な自然と鉄道文化の記憶に触れてみてください。

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