こんにちは鳥巣です。2/7のあさイチ中継では兵庫県加西市の気球(バルーン)が紹介されます。バルーンといえば佐賀県が有名ですが、なぜ兵庫でバルーンが盛んになったのでしょうか?危なくないのでしょうか?気になったので調べてみました。
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なぜ加西市では熱気球が盛んになったの?
11月下旬~翌年5月の上旬は兵庫県加西市での気球シーズンです。愛好家の間で飛行に適した場所として認知度が上がっているといいます。川西市では地域活性化に生かそうと、2016年10月に全国初の条例を制定してから7年がたち、その効果も表れ始めたといいます。
加西の空がなぜ気球飛行に適しているのかというと、基本的に風が穏やかで天候が安定している一方で、時に山やため池などの地形が変化に富んだ風をもたらすからだといいます。愛好家は「急な風の変化は難しいが、そこがトリッキー(油断ならない状況)で面白い」と話しています。
バルーンといえば佐賀県のバルーンフェスティバルが思い出されますが、加西市でも2017年に「ハッピーバルーンフェスティバル・イン加西」を初めて開催しました。
高さ約20メートルの空中遊覧を楽しむ係留飛行の搭乗体験には、定員330人に1541人が応募する人気ぶりだったといい、地元では「気球を本格的に学んで飛びたい」という子どもたちが増えているといいます。
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街中で気球を飛ばして危なくないの?どうして平和に繋がるの?
加西市は、太平洋戦争中に旧日本海軍の戦闘機・零戦の後継機として「紫電改(シデンカイ)」の開発を担当した川西飛行機(現在の新明和工業)に近く、1944年(昭和19年)に作られた旧鶉野飛行場があったことで、ある程度の敷地も確保できました。
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また地形をバルーンフェスで有名な佐賀市と比較してみると、佐賀市ほどではないものの、加西市も郊外に出ると田畑が多く、平坦な場所も割に多いのがわかります。
旧鶉野飛行場は、戦時中に特攻隊の隊員を訓練した場所でもあり、かつて特攻隊が飛び立った同じ空を、現在は平和の象徴として気球が飛んでいることで、過去から未来へ「空がつなぐ」平和への願いを込めているといいます。
熱気球が増える中、美しい飛行風景が地元で見られて知名度が上がることを歓迎する半面、安全面を心配する声も高まりつつあるのが現実です。
そこで川西市は2016年10月に、安全飛行や地域との共生をうたう「気球の飛ぶまち加西条例」を制定しました。熱気球チームに安全飛行の努力義務を定めたり、市民の理解や関心を深めるために努めることも明記したといいます。
こののんびりした田園地帯に、のんびりと気球を浮かべることが、日本の、世界の平和に繋がるといいですね。
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川西市のバルーンのまとめ
なぜ加西市では熱気球が盛んになったの?
加西の空は、基本的に風が穏やかで天候が安定しているので気球の飛行に適している上に、2017年から行われている「ハッピーバルーンフェスティバル・イン加西」によって、市民や愛好家の間で知名度が高まっているためだと考えられています。
街中で気球を飛ばして危なくないの?どうして平和に繋がるの?
川西市は2016年10月に、安全飛行や地域との共生をうたう「気球の飛ぶまち加西条例」を制定しました。熱気球チームに安全飛行の努力義務を定めたり、市民の理解や関心を深めるために努めることも明記しています。また旧日本軍の鶉野飛行場は、戦時中に特攻隊の隊員を訓練した場所でもあり、かつて特攻隊が飛び立った同じ空を、現在は平和の象徴として気球が飛んでいることで、過去から未来へ「空がつなぐ」平和への願いを込めているのです。