兵庫・香住漁港の「幻の黄金ガニ」ってなに?どういう味なの?どこで手に入るの?【あさイチ】

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こんにちは鳥巣です。1/27のあさイチでは兵庫県の日本海側の街、美方郡香美町から「幻の黄金ガニ」が中継されるようです。このカニは松葉ガニ(ズワイガニの雄)と香住ガニ(ベニズワイガニ)のハーフ(ハイブリッド)で、数千匹に1匹の確率でしか水揚げされない幻の蟹と言われているそうです。漁獲数は多くても1回の漁で数匹で、まったく網にかからない時も多い幻のカニです。

「幻のカニ」は一代限りのハイブリッド?

生物は一部例外はありますが、基本的にオスとメスが交配することで子孫を残して繁殖します。しかし時には別種であっても交配して、1代限りで子孫を残すことがあって、これを一般的に「ハイブリッド」などと呼んだりします。

魚の世界でもハイブリッドは存在しますが、甲殻類のカニでも同じことが起きるようです。ただ別種の生物が交配したとしてもハイブリッドができるかどうかは運次第です。これが数千匹に1匹という幻のカニを生み出しているメカニズムなのだと考えられています。

生息地はベニズワイガニが水深500~2,500㍍、ズワイガニが水深200~400㍍なので普通は両種が出会うことはないのですが、まれにその中間あたりで交配する個体がいるということなのでしょう。その証拠に、この幻のカニは両者の中間あたりにいるそうです。このあたりでは「黄金ガニ」と呼ばれていて、名前の由来は茹でると口のまわりが「黄金」色になることから、そのように呼ばれているそうです。

黄金カニは、見た目色の薄い紅ズワイガニと言った印象だそうです。

黄金ガニ(出典:横浜丸魚株式会社)
黄金ガニ(出典:横浜丸魚株式会社)

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「黄金ガニ」はベニズワイガニとズワイガニのいいとこどり?!

ズワイガニとベニズワイガニの違いは、その身の食感だといわれています。比較的、ズワイガニの方が身が詰まっており、ふっくらした食感で食べごたえがある一方で、紅ズワイガニはジューシーで甘みのある食感が味わえます。どちらもカニ味噌を楽しめますが、紅ズワイガニのカニ味噌は流れてしまいやすく、確実にカニ味噌も味わいたい方はズワイガニの方がおすすめだといわれています。

また市場価格にも大きな違いがあって、ズワイガニの相場は1匹10,000円~なのに対し、紅ズワイガニは1匹3,000円~と価格は紅ズワイガニの方が安くなっています。大きさはどちらも400g~800gくらいが一般的でほとんど変わりません。

値段が2倍以上違うのは、味や品質の問題よりも流通量が大きく関係しています。農林水産省によれば、2018年の漁獲量で、ズワイガニが4,165トン、紅ズワイガニが14,093トンと約4倍の漁獲量の差があります。

そしてこの「黄金ガニ」は、「松葉ガニ」の身入りの良さと「香住ガニ」の甘みの強さ、どちらも兼ね備えたイイトコどりの希少なカニです。

ネットの市場価格を調べたところ、700gの冷蔵で「10,000円~時価」とのことでしたから、ズワイガニと同じくらいのようです。

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どこで買えるの?

兵庫県香住漁港の「丸近」さんのWebサイトを見てみましたが、流通量が少ないせいかやはり売り切れでした。恐らく現地に行ったとしても、冬場は海も荒れますし、そもそもの漁獲量が少ないので、目に出来ればラッキーというような感じだと思われます。

気長に待ってみるしかないのかもしれません。

株式会社丸近

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まとめ

「幻のカニ」は一代限りのハイブリッド?

幻の黄金ガニは、ズワイガニとベニズワイガニの交雑種だと考えられています。ただ別種の生物が仮に交配したとしてもハイブリッドができるかどうかは運次第です。これが数千匹に1匹という幻のカニを生み出しているメカニズムなのだと考えられています。

「黄金ガニ」はベニズワイガニとズワイガニのいいとこどり?!

「黄金ガニ」は、「松葉ガニ」の身入りの良さと「香住ガニ」の甘みの強さの、どちらも兼ね備えたイイトコどりの希少なカニです。

どこで買えるの?

兵庫県香住漁港の「丸近」さんのWebサイトを見てみましたが、流通量が少ないせいかやはり売り切れでした。恐らく現地に行ったとしても、冬場は海も荒れますし、そもそもの漁獲量が少ないので、目に出来ればラッキーというような感じだと思われます。気長に待ってみるしかないのかもしれません。

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