北海道・八雲町の可愛くアップデートされた木彫り熊はどこで買えるの?【あさイチ】

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こんにちは鳥巣です。2/22のあさイチでは、北海道・八雲町の「木彫り熊と本の店 kodamado」さんから生中継されるようです。ただ当日はお店の中にスタッフが入りきれないといけないので、会場が八雲町の木彫り熊資料館になるかもしれないそうです。

100年の歴史のある北海道の木彫り熊。昔はどこの家にも大抵一つはあったものですが、最近ではアップデートし進化した木彫り熊が大人気なんだそうです。

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北海道の木彫り熊の歴史は100年前からだった?!

私が子供の頃には、どこの家に行っても玄関の横には北海道土産と思われる木彫りのクマの置物がありましたし、我が家にももちろんありました。私も子供の頃、観光で阿寒(あかん)湖のアイヌ村に行った時にも買ってきた覚えがあります。

木彫り熊
木彫り熊

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そんな木彫の熊が作られるようになったのは100年ほど前のことです。木彫り熊といえばアイヌの工芸として有名ですが、実は八雲町が発祥の地の一つなのだそうです。

八雲の熊の始まりは大正時代です。八雲の開拓を進めていた、尾張徳川家19代当主の徳川義親(よしちか)が、スイスのベルンを旅した時に買ってきた木彫り熊の置物がきっかけだったといいます。

ベルンという土地は熊(BEAR)を語源とするほど木彫り熊づくりが盛んな町です。地元の農民たちが冬の農閑期に熊を彫って収入源とするペザントアート(農民美術)が作られていました。

義親は八雲町の農家でも同じことができるのではないかと思いついて、八雲の人たちに農閑期の副業として木彫り熊を推奨したのだといいます。そんな八雲の木彫りの熊は、今年で生誕100年を迎えるのだそうです。

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いま人気の木彫り熊って?

私たちの世代にとってはあまりにも見慣れた木彫の熊ですが、最近ではお洒落で可愛い置物として進化しているようです。

それまでのお土産としての木彫りの熊は、荒々しい姿の鮭を咥えている姿などが多かったのですが、八雲町の「木彫り熊と本の店 kodamado」の店主の青沼さんが、2022年に偶然出会ったのが”増田さんの熊”です。

八雲で暮らしていた増田さんは84歳の時、八雲町の町民だけが受けられる木彫り熊の講習会に参加したそうです。その時の講師は、現在も八雲町の現役作家である千代昇(ちよ・のぼる)さんでした。

増田さんはその後、彫った熊を誰に見せるでもなく、自宅で黙々と彫り続けていたそうです。

ある日、司法書士でもある青沼さんを訪ねてお店にやってきた来た増田さんは、店に並んでいる木彫り熊を見て、“自分も趣味で彫っている”と言われたそうです。

そこで青沼さんが増田さんのご自宅に伺ったところ、とんでもなくすばらしい熊がたくさんあったのだそうです。

増田さんの熊(kodamadoインスタグラムより)
増田さんの熊(kodamadoインスタグラムより)

同じ木彫り熊でもアイヌの熊は、畏敬すべきカムイ(神様)と捉えられていて、吠える姿などで雄々しく表されます。

ところが八雲町の熊は当初、八雲の人たちが徳川さんに頼んで、公園で飼ってもらった熊がモデルになったそうです。野生ではないその熊を見て彫ったからか、八雲の熊の多くは優しい顔をしています。

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八雲の木彫り熊はどこで買えるの?

手彫り熊作家の増田さんは、残念ながら2022年に鬼籍に入られてしまいました。ですから増田さんの熊の新作はもう出てきません。

今ではもう増田さんの作品を手に入れることはできませんが、今までに作られた作品のいくつかは八雲の「kodamado」に展示されていますし、増田さんの作品の写真集も販売されています。

また千代昇さんや他の八雲の作家さんの作品を、「木彫り熊と本の店 kodamado」のネット販売サイトで注文することができます。

ただ、そもそもが手彫りで受注販売に近い作品ですから、手に入れるのはなかなか大変だとは思いますが、興味のある方はサイト(https://shop.kodamado.com/categories/4155604)をご覧になってみてはいかがでしょうか?

千代昇さんの木彫り熊(kodamado公式サイトより)
千代昇さんの木彫り熊(kodamado公式サイトより)

木彫り熊と本の店 kodamado

北海道二海郡八雲町本町87
TEL:0137-63-2917
営業時間:平 日 9:00-17:00
     土日祝 13:00-16:00
定休日:無休
URL:https://kodamado.com/
Instagram:https://www.instagram.com/kodamado_yakumo/

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木彫り熊のまとめ

北海道の木彫り熊の歴史は100年前からだった?!

八雲の熊の始まりは大正時代です。八雲の開拓を進めていた、尾張徳川家19代当主の徳川義親が、スイスのベルンを旅した時に買ってきた木彫り熊の置物がきっかけだったといいます。

ベルンでは地元の農民たちが冬の農閑期に熊を彫って収入源としていました。義親は八雲の農家でも同じことができるのではないかと思いついて、八雲の人たちに農閑期の副業として木彫り熊を推奨したのだといいます。そんな八雲の木彫りの熊は、今年で生誕100年を迎えます。

いま人気の木彫り熊って?

最近人気になっている「八雲の木彫りの熊」は、八雲で木彫りの熊の作家だった増田さんの作品などの、今までのアイヌなどの荒々しい雰囲気の木彫りの熊とは違う、”お洒落で可愛い”木彫りの熊でした。

八雲の木彫り熊はどこで買えるの?

手彫り熊作家の増田さんは、残念ながら2022年に鬼籍に入られてしまいました。ですから増田さんの熊の新作はもう出てきません。しかし千代昇さんや他の八雲の作家さんの作品は、数は限られますが「木彫り熊と本の店 kodamado」のネット販売サイトで注文することができます。

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