こんにちは鳥巣です。11/19のあさイチでは沖縄のシークヮーサーが中継されるようです。私は趣味のダイビングで30年ほど前から沖縄に通っているので、当時からシークワーサーは沖縄の家ならどこでも普通にあるものだと思っていました。泡盛(沖縄の地酒)の水割りに入れると爽やかで美味しくなります。
シークヮーサーってなに?
旅行や仕事で沖縄に行ったことのある人なら、空港や那覇の国際通りのお土産屋さんで、瓶に入ったシークワーサーの果汁を見かけたことがあるのではないでしょうか?
シークヮーサーは沖縄の柑橘類で、直径3~4cmの小さな果実です。和名は「ヒラミ(平実)レモン」といい、「シークヮーサー」とは沖縄の言葉で酸っぱいを「シー」、食べさせるを「クヮ―サー」という由来が、語源とされているそうです。
シークヮーサーに多く含まれているフラボノイドの一種である「ノビレチン」には、栄養成分が豊富にふくまれおり、健康効果があるといわれていますが、生のものはかなり酸っぱいのでそのまま飲むにはちょっと厳しいです。
私が初めてシークワーサーに出会ったのは、沖縄の離島・慶良間諸島の民宿でした。季節は11月、沖縄だけに海の中もまだ暖かくて、夜は民宿の縁側で、一緒にダイビングをした仲間たちと泡盛を飲んでいたのですが、その時に氷や水と一緒に”なんとなく”そこに置かれていたのがシークワーサーでした。
小粒な青いミカンのような果物が半分に切られてお皿に盛られていました。決して”宝石”というようなありがたいものではなく、ドカッと山積みにされていました。聞くと庭に成っていたものをもいできたのだとか。
半分に切ったものを指でグラスに絞って、絞った残りはそのままグラスの中に放り込まれました。残りが少なくなるとまたドサッと追加されるので、特段ありがたいものとは思わなかった覚えがあります。
慶良間諸島は沖縄本島の南部に近い離島ですが、本来は、沖縄本島北部に自生していたものだそうです。それがいつの間にか家でも育てられるようになり、沖縄のスーパーや八百屋の店頭にも置かれるようになり、県内に浸透していったのではないでしょうか。
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シークワーサーは何に使えるの?
泡盛や焼酎などを飲むときに加える定番の飲み方もありますが、レモンの代わりに紅茶などに入れても美味しいと思います。また牛乳にはちみつとシークワーサー果汁を加えると”ラッシー風”になります。野菜や果物を入れてミキサーにかければ、スムージーにもなります。
また野菜と一緒にパスタに入れたり、夏なら冷やした中華そばに味噌と鶏がらスープの素・すりごま、シークワーサー果汁などを入れたたれを作って、冷やし中華にしてもいいかもしれません。
今頃の季節なら、シイタケ、エリンギなどの秋野菜と鶏肉の炒め物に、味噌や醤油にシークワーサー果汁を入れて味付けするのもおススメです。
もちろん冬になれば、鍋のお供にシークワーサー果汁を使ったポン酢もいいですし、酢飯のお酢の代わりにシークワーサーを使えば、さっぱりとしたお寿司にもなります。他にもレモンや柚を使った料理やスイーツを思い浮かべてもらえれば、使い道は無限にあります。
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シークワーサーはどこで手に入るの?
シークワーサーの季節は11月頃ですから、生のものを手に入れるには、沖縄でもこの季節に行かなければ手に入れるのは難しいと思います。「冷凍しておけば半年はもつ」という人もいますが、正直なところ、乾燥してしまって味は落ちます。それなら最初から果汁にしたほうが、風味は落ちずに美味しく食べられます。
しかし果汁やジャムなどの加工品なら、土産店やスーパー、空港でも年中売っていますから、年間を通じて手に入れるのは簡単です。
ただ沖縄県外では、「わしたショップ」(沖縄のアンテナショップ)や物産展でもない限りは、ほとんど見かけることはありません。たぶん本土ではレモンやカボス、だいだい、ゆずなどの代替品があるので、あまり需要がないのではないでしょうか?
沖縄に縁のある人なら空港などで瓶詰め(今はペットボトルもあります)などを買ってくるのは簡単ですし、楽天やAmazonなどのネット通販などでも簡単に手に入ります。
ただ「オリオンビール」(沖縄の地ビール)は沖縄で飲むのが一番美味しいように、シークワーサーも秋の沖縄で哀しげなシカの声など聴きながら、泡盛と一緒に飲むのがいいのかもしれません。
大宜味シークヮーサーパーク
- 沖縄県国頭郡大宜味村津波1424-1
- TEL:0980-50-5850
- 営業時間:10:00~17:30(土日は~18:30まで)
- 定休日:なし
- URL:https://www.shikuwasa-park.com/
- 公式オンラインショップ:https://ogimishikuwasa-park.com/
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シークワーサーは家で育てられるの?
また旬の時期の沖縄で、生のシークワーサーが手に入ったら、食べた後の種を持ち帰って家で育てることもできます。ただシークワーサーの果実や果汁、種子は沖縄県外に持ち出すことができますが、苗木は検査を受けたものでなければ持ち出すことができません。
苗木は事前に植物防疫官による検査を受けなければいけませんが、検査には1年以上かかります。沖縄県からは病害虫のまん延防止のため、 法律によリー部の植物は、県外への持ち出しが規制されています。基本的にさつまいも(生の実だけでも)やそれらの茎や葉っぱ、柑橘類の苗木、アサガオ、カレーリーフの苗木などの持ち出しは規制されています。
しかし種子なら持ち出すことができますので、家で植木鉢やプランターで発芽させて苗木を育てることはできます。ネットを検索するとシークワーサー栽培記のような記事がいくつもありますから、ご自身のお住まいの地域を考えてやってみるのもいいかと思います。
ただし私の友人の経験談ですが、発芽率がかなり悪い上に育ちも遅いらしいです。夏になればレモンの木と同じように、毎日アゲハチョウがやって来ては卵を産み付けるので、芋虫に食べられて全滅した人もたくさんいます。
また柑橘系は実が成るのも遅いらしく、ある友人は種を植えてから10年目にやっと小さな実が(もともと実は小さいのですが)できたそうです。かなり根気強い人でないと諦めてしまうそうですが、「我こそは!」という方はぜひチャレンジしてみてください!
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まとめ
シークヮーサーってなに?
シークヮーサーは沖縄の柑橘類で、直径3~4cmの小さな果実です。和名は「ヒラミ(平実)レモン」といい、「シークヮーサー」とは沖縄の言葉で酸っぱいを「シー」、食べさせるを「クヮ―サー」という由来が、語源とされているそうです。旅行や仕事で沖縄に行ったことのある人なら、空港や那覇の国際通りのお土産屋さんで、瓶に入ったシークワーサーの果汁を見かけたことがあるのではないでしょうか?
シークワーサーは何に使えるの?
泡盛や焼酎などを飲むときに加える定番の飲み方もありますが、レモンの代わりに紅茶などに入れても美味しいと思います。また牛乳にはちみつとシークワーサー果汁を加えると”ラッシー風”になります。野菜や果物を入れてミキサーにかければ、スムージーにもなります。また野菜と一緒にパスタに入れたり、酢飯のお酢の代わりにシークワーサーを使えば、さっぱりとしたお寿司にもなります。
シークワーサーはどこで手に入るの?
シークワーサーの季節は11月頃ですから、生のものを手に入れるには、沖縄でもこの季節に行かなければ手に入れるのは難しいと思います。しかし果汁やジャムなどの加工品なら、土産店やスーパー、空港でも年中売っていますし、あちこちのネット通販でも売っていますから、年間を通じて手に入れるのは簡単です。
シークワーサーは家で育てられるの?
旬の時期の沖縄で、生のシークワーサーが手に入ったら、食べた後の種を持ち帰って家で育てることもできます。ただシークワーサーの果実や果汁、種子は沖縄県外に持ち出すことができますが、苗木は検査を受けたものでなければ持ち出すことができません。しかし種子なら持ち出すことができますので、家で植木鉢やプランターで発芽させて苗木を育てることはできます。