楽天モバイルがauローミングを増強!? 今までの話は何だったのか?

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駅前でも繋がらない楽天モバイル

先日ここで、総務省からプラチナバンドの認可が得られずにdocomo、au、Softbankに水を開けられているという話をしましたが、今度は「今まで言ってたことは一体何だったの?」という話が広がっています。

それは以前からいまだに整備が遅れている楽天モバイルの自前回線のことです。楽天モバイルは自社のHP上で、サービスエリアとして自前回線の他に「パートナー回線」として「パートナー(au)回線にてご利用可能なエリアです」というものを提示していました。

例えば東京都内のサービスエリアマップを見てみるとほとんどが自前回線としてカバーされており、一部の運河上などを除いてはパートナー回線を使っているところはありません。

「人口カバー率」から考えれば都市部の人口密度が高い地域から基地局の整備を進めていくのは理にかなっていますし、このマップのように都市部の全ての地域を自前回線でカバーしているならそれは素晴らしいことです。

しかし、実際には都市部のターミナル駅前であっても何食わぬ顔で「圏外」になってしまうことがあるのはお話ししたとおりです。私も呆れながらもしばらくは楽天モバイルに付き合っていた時期がありましたが、あまりにも「圏外」になってしまうことが多く、実用にならないと判断して他社に乗り換えた経緯があります。

楽天モバイルホームページから引用

このサービスマップを見る限りでは都心で楽天モバイルの基地局がカバーできない地域はないのですが、普通に考えれば仮に楽天回線に繋がらない場合でも自動的にパートナー回線にローミングされて通信が確保できそうに感じます。実際、楽天モバイルの「サービスエリアに関する注意事項」には、

楽天回線エリアであっても、地下、屋内、大きな商業ビルの屋内等の場所、製品の設定、電波の状況等によってパートナー提供のネットワークを利用するローミング通信となる場合があります。また、ローミング通信になると、パートナー回線エリアのデータ容量としてカウントされますのでご注意ください。

楽天モバイルホームページから引用

と書かれています。つまり利用者から見れば、サービスエリア内であればほぼ通信は確保できる、と思われても仕方ない状況です。でも実際には都心でも圏外が頻発します。「そうだ、繋がらないのは楽天だけじゃないのかもしれない。きっとauだって圏外なんだよ」といい方に理解してauのスマホをみるとあろうことかアンテナは5本全開です。また注意書きにはこうも書かれています。

楽天回線エリアとパートナー回線エリアとの境界付近や、地下と屋外の間を移動するとき、大きな商業ビルと屋外を移動するときに通信・通話が切断されたり、一時的にご利用になれない場合があります。

楽天モバイルホームページから引用

「そうか、エリアの境界で”一時的に”圏外になっているだけかもしれない」と思ってわざわざスマホを再起動してみますが相変わらずの「圏外」です。こんなことが1日に何度も繰り返されれば、流石に愛想もつかそうというものではないでしょうか?

「楽天、窮余のKDDI回線拡大」ってどういうこと?

今さら2023/5/10になって日経電子版に「楽天、窮余のKDDI回線拡大 財務改善へ競合頼み」という記事が掲載されました。記事を読んでみると、要するに「今まで都心など自前回線を整備拡大していた場所でもau回線を借りることにします」ということらしいのです。

つまり自社の基地局がカバーしている”と思われる”地域ではau(パートナー)の回線は使えなかったということですね。何だかちょっと詐欺に遭っていた気持ちにすらなります。

楽天の三木谷社長は、日本のインターネットの黎明期からECの「楽天市場」を作って頑張ってきた姿を見てきただけに、「そりゃないんじゃないの?」と裏切られた気分です。もっとも例の「0円プラン」で私は利用するギガも少なくて楽天の経営に貢献できなかったかもしれません。

それでも口先ばかりでいいことを言いながら、裏ではえげつないことも平気でやるような経営者を私はあまり信用することができません。

「0円プラン」の時も、楽天の契約者数を一気に増やす方策として導入したにもかかわらず、「いつまでも0円のまま使われたんじゃかなわないよ」などと平気で言い放つ態度にもイラッとしたものですが、いつまでこんな経営を続けるつもりなのでしょうか? 言うでしょ、「仏の顔も三度」ってね。

大都市部の楽天回線の通信品質は改善するの?

ことあるたびに「ローミング料金が高すぎる」とボヤいていた三木谷社長ですが、基地局が圧倒的に少ない初期段階においてライバル社の回線を借りなければならないことは苦渋の選択だったに違いありません。

しかしライバルのauにしてみれば、自分たちのビジネスも守らなければなりません。そんなライバルにバカ安いローミング量で回線を貸すことなんてあり得ないのは経営者として織り込み済みだったのではないでしょうか? 

楽天にとって、au回線の利用拡大へのネックはauに支払うローミング料の単価が高いことでした。でもそんなことを今さら言い出すのはフェアではありません。

総務省に近づき味方につけて、大手3社への圧力を高めたりと色々な策を弄してきた楽天ですが、ここにきて契約者数が右肩下がりで財務状況が好転しないことが苛立ちと共に背水の陣を引いたとみるべきなのでしょうか?

しかしその裏にはまだ消費者には明かしていない罠を仕掛けているのではないかと思ってしまうのはゲスの勘繰りでしょうか?

この先プラチナバンドの割り当ても含めて先行きが不透明な部分もありますが、今回の楽天モバイルの判断は遅きに失した感は否めません。

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