【帰れマンデー】熊野古道のグルメの先にあるゴールの青岸渡寺の宝物殿・瀧寶殿に眠るお宝とは?

那智の滝と青岸渡寺を眺める女の子 BLOG
青岸渡寺の瀧寶殿にある非公開のお宝とは?
スポンサーリンク

12/8の帰れマンデーでは那智から世界遺産・熊野古道を旅するようです。名物だという「焼きたて餅」や「めはり寿司」、「肉うどん」のお店は?「魚介定食」ってなにだったのでしょうか?旅の最後に辿り着いた青岸渡寺(せいがんとじ)の宝物殿にはどんなお宝が眠っていたのでしょうか?

世界遺産の熊野古道(くまのこどう)ってどんなところ?

熊野古道とは、京都や伊勢など各地から紀伊半島南部にある熊野三山(熊野本宮大社、熊野速玉(はやたま)大社、熊野那智大社)へ至る、複数の古い参詣道の総称です。

2004年には「紀伊山地の霊場と参詣道」の一部として世界文化遺産に登録されました。平安時代の上皇から庶民まで、多くの人々が「よみがえりの道」として熊野を詣でた歴史を持つ、自然と歴史を感じられる道です。 

「熊野詣」の道のり:は往復約600kmにもおよぶ道のりがあって、これを1ヶ月かけて歩く人もいたと言われています。伊勢路、中辺路、小辺路、大辺路、紀伊路など複数のルートがあり、以下のようにそれぞれ異なる風景や難易度を楽しむことができます。

  • 伊勢路: 伊勢神宮と熊野三山を結ぶルート。
  • 中辺路: 熊野三山を結ぶ主要な参詣道。
  • 小辺路: 高野山と熊野三山を結ぶ、標高の高い峠を越えるルート。

この中には樹齢数百年の大木や歴史的な寺社や王子社跡、苔むした石畳など、豊かな自然と歴史が共存しています。 主な見どころとしては、

  • 熊野三山: 熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社。
  • 大門坂: 樹齢800年を超える杉木立の中を抜ける、石畳の参道で、熊野那智大社の入り口にあたります。
  • 那智の滝: 日本一の落差を誇る滝で、熊野那智大社のご神体として祀られています。
  • 青岸渡寺: 那智の滝の近くにある古刹です。 

などがあります。この辺りは1400万年前には、あの”阿蘇のカルデラ”(阿蘇カルデラの最後の活動は約8万年前)よりもはるかに巨大なカルデラがあって、阿蘇よりもはるかに古い(175倍古い!)時代から活発な地殻変動が起こっていた場所です。この辺りは別記事にもまとめてありますので、興味にある方はそちらもご覧ください。

もっとも熊野古道を人々が行きかっていたのは、それよりもはるかに新しい千年ちょっと前の話ですから、地球の歴史と比べればもう、”つい最近のこと”になるのかもしれません。

<広告の下に続きます>

名物の焼きたて餅ってどこにあるの?

これはあの有名な熊野那智大社の参道前にある和か屋本店「お滝もち」かもしれません。那智の大滝をイメージしたお餅に上品なつぶあんが入り、一つ一つ手焼きされる香ばしさが特徴で、その場で味わったりお土産にも最適なのだそうです。

また、別の名物として那智黒石(囲碁の黒い石として有名)にちなんだ黒糖風味の「那智黒」や、茶房珍重庵のつきたて餅にこしあんが入った「もうで餅」もありますが、焼きたて餅なら「お滝もち」が代表的なのではないでしょうか? 

お滝もち(出典:旅色)
お滝もち(出典:旅色)

熊野那智大社や青岸渡寺へ続く参道入口の階段前の、ひときわ風格ある店構えが目を引く茶屋と土産物の店。国産のもち米と北海道産の小豆を使い、滝の形を模して作られた素朴な味わいの「お滝もち」が名物だ。この餅は、“467段もの石段を上り参詣された方々の疲れを癒したい”との思いから、店主が延命長寿を祈念して作り上げたものという。店内では、一つひとつ手焼きによって丁寧に作られていく「お滝もち」の様子を実演販売で楽しめるほか、その左手にある「お滝もち茶屋」でこの餅をゆっくりいただくこともできる。

和か屋本店

<広告の下に続きます>

めはり寿司ってなに?どんな食べ物なの?

続いて一行が出会ったのは「めはり寿司」です。和歌山のめはり寿司は、ご飯を高菜の浅漬けの葉で包んだ郷土料理で、和歌山県南部地域が発祥とされています。具材には高菜の刻んだものや、焼き魚、梅干しなどを入れることもあります。

この「めはり寿司」。それぞれの地域や家庭によって包まれるご飯の味付けが異なるのが特徴です。一行が訪れたのは昭和26年創業の老舗、青岸渡寺にも近い「茶房珍重庵 那智山店」かもしれません。

めはり寿司(出典:「茶房珍重庵」公式Webサイト)
めはり寿司(出典:「茶房珍重庵」公式Webサイト)

茶房珍重庵 那智山店

<広告の下に続きます>

ゴールの青岸渡寺(せいがんとじ)の宝物殿に眠るお宝とは?

青岸渡寺(せいがんとじ)は、和歌山県の熊野那智大社に隣接する天台宗の寺院で、西国三十三所観音霊場の第一番札所として有名です。那智の滝を望む絶景のロケーションにあり、神仏習合の聖地「熊野」の歴史を今に伝え、世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道(いわゆる熊野古道)」の一部でもあります。

青岸渡寺(出典:那智勝浦観光サイト)
青岸渡寺(出典:那智勝浦観光サイト)

那智山は、遠く1600年の昔、仁徳帝の御代(313~399)にインドの僧、裸形上人が那智の滝で観音菩薩を感じて開いたのが始まりとされています。上人が熊野浦に漂着して那智の滝にたどり着き、きびしい修行を重ねるうちに、やがて観世音を感得したと伝えられています。


それからおよそ200年を経た推古天皇(593~628)の時に、堂宇が建立され、大和から生仏上人が入山して如意輪観世音が安置されました。明治の神仏分離で分かれましたが、神仏習合時代の面影を残します。ご利益としては、身体健全、家内安全、商売繁昌などのご祈祷を受けられます。

如意輪観世音菩薩(出典:日本遺産ポータル)
如意輪観世音菩薩(出典:日本遺産ポータル)

世界遺産登録20周年を記念して、通常完全非公開で入館できない瀧寶殿を2025年11月の期間限定で特別開扉していました。重要文化財の那智経塚出土の金剛界立体曼陀羅はじめ、普段見る事の出来ない秘宝・秘仏が多数展示された瀧寳殿が特別公開されていました。

金剛界立体曼陀羅はここでしか見えない貴重な立体曼荼羅で、他にも多数の重要文化財も展示されております。

金剛界立体曼荼羅(出典:紀伊民報)
金剛界立体曼荼羅(出典:紀伊民報)
那智経塚出土品(出典:東京国立博物館)
那智経塚出土品(出典:東京国立博物館)

<広告の下に続きます>

まとめ

タカアンドトシと共に旅をするのは「さまぁ〜ず」の大竹一樹さんと2度目の登場の相武紗季さん。40歳になったとはいえ相変わらずお綺麗です。

相武紗季(出典:スポニチAnnex)
相武紗季(出典:スポニチAnnex)

熊野古道は、お年寄りにはそれなりに険しいところもあって、50代後半の大竹さんは「当たり前のように階段が出て来るの辛い…!」と悲鳴を上げていたようですが、歴史の深さを感じられた旅になったのではないでしょうか?

那智勝浦といえば”マグロの町”ですが、那智の滝や熊野古道は海からちょっと離れているので、マグロが食べられたのかは不明ですが、これは番組の中で明らかにされるのではないでしょうか?

タイトルとURLをコピーしました