こんにちは鳥巣です。6/11のあさイチでは京都にある眼の観音様から”眼力ヨガ”が中継されるようです。京都府長岡京市にある柳谷観音は”眼の観音様”として地元の人はもとより、全国から目の病気に悩んでいる人がたくさんやって来るといいます。そんな柳谷観音とはどんなお寺なのでしょうか?
柳谷観音ってどんなお寺?なぜ眼の観音様なの?
京都・長岡京市にある「柳谷観音・楊谷寺」はこの季節、あじさい寺として注目を集めています。私の住んでいる湘南にある鎌倉にも、あじさい寺として有名な明月院や長谷寺などがありますが、昨今では観光客が押し寄せるようになってしまったので、ほとんど風流さは感じられなくなってしまいました。
柳谷観音でも6/1~6/30には、「柳⾕観⾳あじさいウイーク」が行われているようですが、紫陽花の開花状況はどのような感じなのでしょうか?中継の映像が楽しみです。
境内の上書院の新緑の風景は現在、出光興産のCMにも使われるほど素晴らしいようですが、紫陽花ウイーク限定の御朱印や限定御朱印帳もあるようなので、御朱印集めがお好きな方には見逃せない企画かも知れません。
そんな「柳谷観音」の歴史は平安時代まで遡ります。
開山は平安時代の806年、京都の清水寺を開山した延鎮上人によって開創されました。 延鎮僧都は、「西山にて生身の観音様に出会うことができる」という夢のお告げによって、清水寺からこの西山に入り、柳(楊)生い茂る渓谷の岩上に生身の観音様を見つけました。
その後、延鎮僧都は清水寺に帰らなければならなくなりましたが、その時、このお寺のエリアマネージャー(?)だった弘法大師・空海がこのお寺を参詣されていました。
空海はある時、お堂のそばの溜まり水で親ザルが、目のつぶれた子ザルの眼を一心不乱に洗っている姿を見て、祈祷をしたところ、子ザルの眼が開いたのだといいます。
空海はこの不思議な水にさらに祈祷を施し、眼病に悩む人々のために霊水にしたという伝説があります。 その霊水が、現在も残る「独鈷水(おこうずい)」です。その由来から楊谷寺の第二世は弘法大師とされています。

この「独鈷水」は、江戸時代の第112代霊元天皇が、「独鈷水」の力で眼病を治癒されたことをきっかけに、明治時代にいたるまで天皇家に献上していたとされる由緒ある水です。そのような理由で、「柳谷観音・楊谷寺」は皇室ともゆかりの深い寺院でもあります。
古くから、眼病に悩む人々が楊谷寺に籠ってお経を唱えたり、数珠繰りやご祈祷、独鈷水(おこうずい)を飲んだりして病気を治癒されてきました。
その人々が郷里に帰り、眼が治ったことを皆に話すことで更に信仰が広がり、皆なから「やなぎださん」と呼ばれ親しまれてきました。現在でも全国から来る多くの参拝者で賑わっています。また、今では眼(がん)という言葉にかけて”がん”封じの祈祷をする人も増え、実際に命を救われた人の参拝も絶えません。
その観音様が、古来より眼病に霊験あらたかな十一面千手千眼観世音菩薩だったということです。

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柳谷観音様ってどんなご利益がある観音様?眼力ヨガって?
延鎮僧都が出会った生身の観音様である「柳谷観音」は、十一面千手千眼観世音菩薩といわれ、十一の顔と千の手。更にその千の手のひとつひとつに眼を持つとされています。 あらゆる方向のあらゆる人を見失うことなく救済できる力を持った、とても徳の高い観音様です。
延鎮僧都は喜び、その場所に堂宇(建物)を建て観音様をお祀りして、「楊谷寺」としました。 楊谷寺は「柳谷観音」として親しまれ、眼病平癒の祈願所として天皇家公家の方々を初め、人々の厚い信仰により支えられてきました。 その信仰と伝統は1200年経った今も変わらずここに息づいています。
楊谷寺で行われている「眼力ヨガ」は、ヨガの呼吸法やポーズに眼の運動を組み合わせたユニークな健康法です。私も2年ほど前からヨガのレッスンを受けていますが、ヨガの中には瞑想や呼吸法、眼の運動などもあって、私自身も悪かった寝つきが随分改善しました。
眼はもともと良かったので、これといった改善は見られませんが、できることなら最近気になってきた老眼が少しでも良くなるのならお参りしようかと思っています。
眼力ヨガはこんな方におすすめなのだそうです。
- 眼を酷使している方
- 眼のトラブルでお困りの方
- パソコン・スマホなどを長時間使う方
- 肩こり・頭痛に悩まされている方
- ドライアイなど眼のトラブルでお困りの方
- ずっと疲労感が取れない方
- 寝付けないなどリラックスがうまくできない方など。
スマホなどを使いすぎの、現代人のほとんどの方に当てはまる症状のような気もしますね。
柳谷観音・楊谷寺
- 京都府長岡京市浄土谷堂ノ谷2
- TEL:075-956-0017
- 拝観時間:9:00~16:30
- 休観日:なし
- URL:https://yanagidani.jp/
- (ヨガ予約:https://yanagidani.jp/blog/20190919/)
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まとめ
柳谷観音ってどんなお寺?なぜ眼の観音様なの?
京都・長岡京市にある「柳谷観音・楊谷寺」はこの季節、あじさい寺として注目を集めています。平安時代の806年に延鎮上人によって開創されました。 延鎮僧都は、「西山にて生身の観音様に出会うことができる」という夢のお告げによって、清水寺からこの西山に入り、柳(楊)生い茂る渓谷の岩上に生身の観音様を見つけました。 その時、このお寺のエリアマネージャー(?)だった弘法大師・空海がこのお寺を参詣されていました。空海はある時、お堂のそばの溜まり水で親ザルが、目のつぶれた子ザルの眼を一心不乱に洗っている姿を見て、祈祷をしたところ、子ザルの眼が開いたのだといいます。空海はこの不思議な水にさらに祈祷を施し、眼病に悩む人々のために霊水にしたという伝説があります。 その霊水が、現在も残る「独鈷水(おこうずい)」です。
柳谷観音様ってどんなご利益がある観音様?眼力ヨガって?
延鎮僧都が出会った生身の観音様である「柳谷観音」は、十一面千手千眼観世音菩薩といわれ、十一の顔と千の手。更にその千の手のひとつひとつに眼を持つとされています。 あらゆる方向のあらゆる人を見失うことなく救済できる力を持った、とても徳の高い観音様です。 楊谷寺で行われている「眼力ヨガ」は、ヨガの呼吸法やポーズに眼の運動を組み合わせたユニークな健康法です。
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