いなべ市にある会話厳禁のカフェって?筆談だけなの?手話って難しくない?【あさイチ】

BLOG
スポンサーリンク

こんにちは鳥巣です。6/5のあさイチでは、三重県いなべ市から「筆談カフェ」が中継されるようです。筆談というと聾啞者のコミニュケーション手段と思われがちですが、普段から漢字を使う日本人と中国人の間では、以前から便利なコミニュケーション手段として使われてきました。

手話は習わないとできませんが筆談なら誰でもできます!

最近では公共のバスや鉄道の事務室で、「筆談で対応できます」という張り紙を見かけることも増えました。我が家の近所にはたまたま聾学校や盲学校があるので、最寄りの駅を使って通学している人もたくさんいます。

ただ”手話”となると、私もちょっと勉強したことはあるのですが、簡単な会話でも手話の単語がわからないと、ほとんど会話になりません。その点、筆談なら、字が読めたり絵の意味さえ分かれば、誰にでも意思疎通が可能なので、紙と筆記用具があれば、時間はかかりますが誰でも思っていることを伝えられます。

私は学生の頃、モーターラリー(自動車競技)をやっていたのですが、ある時、中国で初めてラリーの国際大会が開かれることになりました。知り合いの雑誌記者がその取材に行ったのですが、中国語はまったく知らなかったのに日本人のその人は、「我欲水」と紙に書いて中国人に見せたところ、水の入ったペットボトルを買うことが出来たそうです。欧米人がなすすべもなく困っていたところに、「日本人でよかった!」と思ったのだそうです。

手話は英語やスペイン語、日本語などの言語によって表現が異なるそうなので、言葉がわかっていないと通じないのだそうですが、筆談も中国人と日本人の間には、”漢字”という共通言語(多少の違いはありますが)があったからこそ通じ合えたのだと思います。

<広告の下に続きます>

「会話厳禁」の筆談カフェはなぜできた?

三重県いなべ市には”会話厳禁”のカフェがあるのだそうです。会話厳禁は「 “音声オフ”がルール」なので、音声での会話をしなければ手話でも筆談でも構わないのだそうです。

戦前に作られた廃校になった学校の木造校舎を再利用してカフェが作られたのだそうです。このカフェを作ったのは看護師の夏目文絵さんです 。「聞こえない、声で話せない世界を体験して「”誰か他の人の障害”ではなく、 自分事に落とし込んでみてほしい」という思いから5年前にスタートしました。

筆談カフェ(出典:Googleマップ)
筆談カフェ(出典:Googleマップ)

これらの発想は代表の金子さんという方が、看護師及び手話通訳者として経験したことに起因するといいます。医療福祉(病気や障害)にはネガティブなイメージが先行しがちですが、その中には意外にもポジティブな側面、オモシロイ世界が存在します。

その一つが障害者の表現活動(手話や筆談を含む)で、それはある意味でアート作品なのだといいます。そのオモシロさに気づいてもらうためには、普段の日々の暮らしと医療・福祉の乖離をなくして、間をつなぐ“ハブのような場や人”が必要だと考えました。それは翻して言えば、障害者への無意識の偏見やバイアスをなくすことにも繋がるのではないかと考えたのだといいます。

最近は、多様性やダイバーシティといった単語をよく見聞きしますが、言葉だけが一人歩きしている印象もあります。一方で「筆談カフェ」は、障害者の表現活動やアートを通じて、多様性を体現的にデザインした空間とも言えるのかもしれません。

桐林館喫茶室【筆談カフェ】

<広告の下に続きます>

ここでは手話の当事者はもちろんのこと、友達グループやカップル、家族連れがやってきては、身ぶり手ぶりでの会話を楽しんだり、備え付けのノートに感想を書いたりしているそうです。

海外旅行で日本語も英語も通じないところへ行ったりすると、急に現地の言葉を勉強したくなったりしますが、私もスペインから帰ってきてから急にスペイン語の勉強をしたりしました。

たぶん、筆談や手話、身振り手振りしか使えない場所に行くと、簡単な手話くらいは勉強してみようかなと思う人もいらっしゃるのではないでしょうか?

以前勤めていたホテルでは、時々、聾唖者の結婚披露宴が行われていましたが、宴会場の中はBGMもなく会話もないので、静まり返っていて不思議な空間でした。聾唖の人と健常者のカップルでは、当然のことながら声に出しての会話はできないので、会話自体が静かです。

打ち合わせを担当していた私だけが手話を使えなかったので、最初は筆談で胡麻化していましたが、慌てて手話の勉強を始めました。私の趣味であるスクーバダイビングも、水の中では会話ができないので、簡単なハンドサインを使うのですが、手話を使える人はまったく問題ないようでした。

<広告の下に続きます>

まとめ

手話は習わないとできませんが筆談なら誰でもできます!

”手話”は、私もちょっと勉強したことはあるのですが、簡単な会話でも手話の単語がわからないと、ほとんど会話になりません。その点、筆談なら、字が読めたり絵の意味さえ分かれば、誰にでも意思疎通が可能なので、紙と筆記用具があれば、時間はかかりますが誰でも思っていることを伝えられます。

「会話厳禁」の筆談カフェはなぜできた?

このカフェを作ったのは看護師の夏目文絵さんです 。「聞こえない、声で話せない世界を体験して「”誰か他の人の障害”ではなく、 自分事に落とし込んでみてほしい」という思いから5年前にスタートしました。

<広告の下に続きます>

タイトルとURLをコピーしました