こんにちは鳥巣です。7/30のあさイチ中継では千葉市美浜区のBOTANICA MUSEUMが登場します。ここはかつて「花の美術館」という名前でしたが、今年(2025年)の3月に、より芸術性を高めた「BOTANICA MUSEUM」という施設に生まれ変わりました。世界で活躍するフラワーアーティスト「SEINO HIKARU」氏の全面プロデュースによって芸術性を高めた五感で感じ、植物が見たことがない姿で作品として展示されているミュージアムをご紹介します。
当日は津波注意報発令のため放送されませんでした
はじめに
千葉市美浜区の「花の美術館」が、世界で活躍するフラワーアーティスト「SEINO HIKARU」氏の全面プロデュースによって、芸術性を高めた「BOTANICA MUSEUM」に生まれ変わりました。
これは「自然という奇跡を思い出す場所」をコンセプトとして、フラワーアーティストによる唯一無二の芸術性や、花をはじめとする植物が見たことがない姿で作品として展示されているミュージアムです。
ここではただ見るだけではなく、匂いや音、そして実際に触れるなど、五感のすべてで自然の魅力を感じることができるような展示がされています。
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五感で花を感じるってどういうこと?
もちろん普通のボタニカルガーデン(植物園)に行って視覚で花を見ることはできますし、嗅覚で花のにおいをかぐこともできます。場合によっては花を傷めないように触って触覚で感じることもできるでしょう。
しかし五感のうちの残る二感である「聴覚」と「味覚」はどのように花から感じ取ることができるのでしょうか?
植物を含む生き物は、一切の無駄を許さない自然界で生き抜くために、困難な試練と進化をもたらしました。その結果、生き物たちは、ため息が出るほどの美しいフォルムと生命機能を形作ってきたわけです。
そんな植物の機能美ともいえる美しさを、フラワーアーティスト「SEINO HIKARU」さんのプロデュースによって、芸術性を高めた植物園として、リニューアルオープンしたわけです。
その絶え間ない植物たちの努力の結晶は「自然の奇跡」と形容するに他なりません。BOTANICA MUSEUMではフラワーアーティストの感性を基に、自然の奇跡の中から「植物」という分野に焦点を当てて、”自然という奇跡を思い出す場所”として、私たち人間の生活や心を豊かにするヒントを考えるミュージアムです。
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~「視覚」~
例えば視覚に訴えるというコンセプトでは、”頭に花を生けることで自然と人が共生するための大切さを発信する「HANANINGEN」や、様々なワークショップ「HANA ASOBI」を提供します。

「花」と「人間」を融合させた新しいアート「HANANINGEN (花人間)」は、自らが花の一部となり館内を回遊できる体験です。
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~「嗅覚」と「触覚」~
「嗅覚」と「触覚」では、生花を数種類選んで、花束を作るワークショップがあります。生花を触ることで触覚も使ってワークショップをします。そして生花では花それぞれの香りを感じることもできるわけです。
黙々とワークショップをする時間は日常を忘れてものづくりに打ち込めるすてきな時間になります。料金は生花:税込2,200円、ドライフラワー:税込3,300円ですが、ドライフラワーだと触覚も変化し、香りも少し飛んでしまっているかもしれません。

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~「聴覚」~
そして「聴覚」では植物をテーマに、花と音を融合させることで、自然の奇跡や生命力を感じられる空間を提供しています。
「BOTANICA MUSEUM」の展示の途中には、花に囲まれた場所にピアノも置かれていて、順番にいろいろな人がピアノを弾いています。お子さまが元気よく弾いている時間もあり、皆さんとても楽しまれていました。


また自然を感じる音が共鳴し合う、「無」になれる部屋もあります。少し暗い空間で、自分と向き合うことができ、心の安らぎと植物のやさしさを感じることができるかもしれません。
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~「味覚」~
そして残る「味覚」です。これは食べるものや飲むものを舌や目で楽しむというコンセプトのもと、「味覚」と自然が一体となったレストランで、味覚が私たちの心や生活を豊かにしてくれることが感じられるというわけです。

「スイーツアンサンブル「セプテット」〜7つの小さなギフト〜」では7つの小さなプティフール(一口大のデザート)で、それぞれ異なったテクスチャーを味わうことができます。
【甘味・塩味・酸味・苦味・旨味・辛味・脂肪味】の七味(NANAMI)が織りなすハーモニーを体験できるスイーツです。
ショートケーキの甘味、カヌレの塩味、レアチーズケーキの酸味、オペラの苦味、抹茶ブラウニーの旨味、ガトーショコラの辛味、りんごのムースの脂肪味からは、すべての生命の源でもある植物の多様性を感じることができるのではないでしょうか?
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「BOTANICA MUSEUM」のこれからは?
「BOTANICA MUSEUM」の新しい挑戦は、始まったばかりです。例えば「HANANINGEN(花人間)」は「花」と「人間」を融合させたアートです。
人間の頭に花を生けることで、一輪でも多く好きな花を覚えてもらおうというプロジェクトです。このアートは、人が幸せに生きていくためには植物や花との共生が必要であることを世界に訴えかけています。
植物は地球のためにもなくてはならないものであり、人間とも切っても切れない間柄であると、考える機会を与えてくれるのです。
なお前庭・脇庭・後庭については、引き続き無料で花をご覧いただこことができます(開園日のみ)。四季折々の花を楽しめる一年草の花壇と、中低木や立体花壇など広い敷地を立体的に楽しめるように整備されています。
また夜間の営業については、今回のリニューアルに伴って新たな取り組みとして夜間の営業を開始しました。ライティング技術を生かして昼とは違う空間演出を楽しむことができます。
BOTANICA MUSEUM
- 千葉県千葉市美浜区高浜7丁目2-4
- TEL:043-277-8776
- 開館時間:10:00~16:00、17:00~21:00(水曜は日中のみ営業)
- 定休日:月曜
- URL:https://sunsetbeachpark.jp/botanicamuseum/
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まとめ
「BOTANICA MUSEUM」は、ただの植物園でも、ただのアート展示でもありません。五感すべてを通して、植物の美しさや力強さ、そして自然とのつながりを改めて感じさせてくれる、まさに“奇跡”のようなミュージアムです。
花の香りに包まれ、作品の美しさに心を奪われ、ピアノの音に癒されるひととき。そして、味覚を通じて自然の恵みを味わいながら、自分自身とも静かに向き合える空間。
「自然という奇跡を思い出す場所」というコンセプトのもと、BOTANICA MUSEUMは、私たちが忘れかけていた“自然への感謝”と“心の豊かさ”をそっと思い出させてくれる場所です。
あなたもぜひ一度、五感で感じるこの特別な体験をしに訪れてみてはいかがでしょうか?