2/16のあさイチ中継は、愛知県豊田市稲武(いなぶ)地区から。子どもの成長を見守る役目を終えたひな人形たちに、もう一度活躍の場を与える「福よせ雛」の取り組みが紹介されます。
家庭で飾られなくなったひな人形を、散髪をしたり、お茶会を開いたり、釣りを楽しんだり。まるで人間のように“第二の人生”を送る姿に仕立てて展示する、少し不思議で、どこかあたたかい試みです。
この記事では、なぜ稲武地区でこの活動が生まれたのか、そして福よせ雛が多くの人の心を和ませる理由を、あさイチ中継の見どころとあわせて紹介します。
【放送日:2026年2月16日(月)8:15 -9:55・NHK-総合】
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福よせ雛とは?ひな人形の「第二の人生」
「福よせ雛」とは、子どもの成長を見守る役目を終え、家庭で飾られなくなったひな人形に、もう一度活躍の場をつくろうという取り組みです。
人形を供養して手放すのではなく、散髪をしたり、麻雀やお茶会、釣りを楽しんだりと、まるで人間のように日常を過ごす姿に仕立てて展示します。
その姿は、かわいらしさだけでなく、どこか懐かしく、見る人の心を和ませます。大切にされてきた人形が「終わり」ではなく、「続き」を生きているように見えるからかもしれません。
福よせ雛は、捨てる・しまうという選択肢とは別に、「楽しませて続ける」というやさしい答えを示してくれる取り組みです。

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なぜ稲武地区で生まれたのか?
福よせ雛の取り組みが生まれた背景には、稲武地区に根づく暮らしのリズムがあります。稲武では古くから、桃の節句を旧暦で祝ってきました。季節を急がず、少し遅れて訪れる春を、ゆっくり迎える土地です。
また、ひな人形を「役目が終わったから処分するもの」と考えるのではなく、これまで守ってくれた存在として敬い、感謝する気持ちが大切にされてきました。
そうした価値観があったからこそ、供養して終わらせるのではなく、「もう一度楽しんでもらう」という発想が自然に生まれたのだと思われます。
稲武の人たちは、人形に新しい役割を与えながら、町に笑顔を増やしてきました。福よせ雛は、特別なイベントというより、この土地のやさしさが形になった風景なのかもしれません。
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あさイチ中継で注目したいポイントは?
今回の中継では、ひな人形そのものの可愛らしさだけでなく、「どうして、こういう展示になったのか?」という背景に注目したいところです。
散髪をしたり、麻雀や釣りを楽しんだりする福よせ雛は、思わず笑顔になりますが、その奥には人形を大切に扱ってきた土地の価値観があります。
また、展示を手がけるボランティアの人たちの手仕事や、人形一体一体に込められた思いも見どころです。どんな表情で、どんな場面を演じているのかを眺めるだけで、ひな人形が「物」ではなく、長い時間をともに過ごしてきた存在として感じられるはずです。
あさイチの中継をきっかけに、役目を終えたものとどう向き合うか、そして「終わり」を「続き」に変えるやさしさについて、少し考えてみるのもいいかもしれません。
どんぐり工房
- 愛知県豊田市武節町針原15−15
- TEL:0565-83-3838
- 営業時間:9:00~17:00
- 定休日:木曜
- URL:https://www.tourismtoyota.jp/spots/detail/701/
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まとめ
愛知・豊田市稲武地区で行われている「福よせ雛」は、ひな人形を供養して終わらせるのではなく、もう一度楽しませてあげようという、やさしい発想から生まれた取り組みです。
散髪をしたり、お茶会を開いたりと、生き生きとした姿に仕立てられたひな人形たちは、役目を終えたあとにも居場所があることを、静かに教えてくれます。
ひな祭りに特別な思い入れがなくても、「大切にしてきたものと、どう別れ、どうつないでいくか」という気持ちは、誰にとっても身近なもの。
あさイチ中継を通して、そんなやさしさにふっと触れられる時間になりそうです。朝のひととき、少し心があたたかくなる――そんな中継として、見守りたいですね。
