NHK朝ドラ『ばけばけ』主演は髙石あかり!小泉八雲夫妻がモデルの物語と見どころ

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2025年秋のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)は「ばけばけ」。主演を務めるのは、映画や舞台で活躍してきた若手女優・髙石あかりさんです。

物語の舞台は明治時代の島根・松江。没落士族の娘・松野トキ(モデルは小泉セツ)が、外国人教師ラフカディオ・ハーン(のちの小泉八雲)と結婚し、夫婦として共に歩む姿が描かれます。

小泉八雲といえば、日本の怪談をまとめた著書『怪談』で知られる文豪。その妻セツとの出会いと絆が、今回の朝ドラの軸となります。

ドラマの大きなテーマはこの「怪談」。ただ怖い話としてではなく、庶民の暮らしや心を映し出す“語り継がれる物語”として、二人の人生と重ね合わせながら紡がれていきます。

この記事では「ばけばけ」のあらすじや注目ポイント、主演の高石あかりさんの魅力、そしてモデルとなった小泉八雲夫妻について詳しく紹介し、放送前に知っておきたい情報をまとめます。

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主演・髙石あかりさんを知る

朝ドラ「ばけばけ」でヒロイン・松野トキを演じるのは、若手女優の 髙石あかり(たかいし あかり)さん です。

髙石あかりさん(出典:オリコン)
髙石あかりさん(出典:オリコン)


2002年12月19日生まれの22歳(2025年9月現在)で宮崎県出身。小柄ながら表情豊かな演技で存在感を放ち、映画・ドラマ・舞台で着実にキャリアを積んできました。

代表作に映画『ベイビーわるきゅーれ』シリーズがあり、アクションと繊細な表現力で高い評価を受けています。近年はドラマや映画にも次々出演し、いま注目を集める若手女優のひとりです。

今回の朝ドラ「ばけばけ」が高石さんにとって初の朝ドラ主演。明治時代のヒロインをどう演じるのか、そして国際結婚という大きなテーマに挑む姿が注目を集めています。

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モデルとなった小泉セツと小泉八雲夫妻とは?

「ばけばけ」のヒロイン・松野トキのモデルは、小泉セツという実在の人物です。セツは島根・松江の没落士族の家に生まれ、幼い頃から家計を助けるために働いてきました。そんなセツが出会ったのが、アイルランド出身の英語教師 ラフカディオ・ハーン。のちに日本に帰化し「小泉八雲(こいずみ やくも)」として知られる文学者です。

八雲は松江中学校に赴任していた際にセツと出会い、1891年に結婚。これは当時としては珍しい国際結婚でした。異文化の壁や周囲の偏見もあったはずですが、二人は互いに支え合い、四人の子どもにも恵まれました。

小泉八雲といえば、民話や伝承を集めた著書『怪談』で広く知られています。その中には、セツが身近で聞き伝えた話をもとにしたものも少なくありません。セツは単なる「妻」ではなく、八雲にとって日本文化の案内役であり、創作の重要なインスピレーション源でもあったのです。

また小泉八雲は、16歳のときに事故で左目を失明しました。もともと強度近視であったため右目の視力も弱く、執筆には大きな苦労があったといいます。そのため、高さ98cmの特注の机を使い、原稿に顔を近づけて書き続けていました。

今回のドラマ「ばけばけ」では、このセツと八雲夫妻の物語をベースに、異文化理解や夫婦愛、そして“怪談”というテーマを通じて人々の暮らしや心の奥行きを描いていくことが期待されています。

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最初の展開予想 —— トキとヘブンの出会いまで

朝ドラ「ばけばけ」の物語は、まずヒロイン・松野トキ(モデルは小泉セツ)の少女時代から始まると考えられます。没落士族の娘として育ったトキは、家計を支えるために若くして働きに出ることに。家の格式と生活の現実のギャップに悩みながらも、懸命に生きる姿が描かれるでしょう。

その後、松江にやってきた外国人教師・レフカダ・ヘブン(モデルはラフカディオ・ハーン・小泉八雲)と出会います。異文化の壁や世間の目がある中で、二人がどう心を通わせ、国際結婚へと歩んでいくのか——これが序盤の大きな見どころになりそうです。

また、トキが身近な暮らしの中で語る不思議な話や怖い話が、やがてヘブンの「怪談」へとつながっていく伏線も盛り込まれるでしょう。単なる恋愛や結婚の物語ではなく、“夫婦の絆と文化の融合”がどのように描かれるか、放送前から注目されています。

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明治の松江と「怪談」が意味するもの

「ばけばけ」の舞台となる明治時代の松江は、西洋化の波が押し寄せながらも、古くからの町並みや暮らしが残っていた土地でした。士族の没落や身分制度の変化により、人々の生活は大きく揺れ動いていましたが、一方で祭りや信仰、口承で伝わる民話や怪談は、人々の心のよりどころとして息づいていたのです。

小泉八雲(ドラマではレフカダ・ヘブン)は、そうした“古いものと新しいものが共存する空気”に強く惹かれました。セツ(トキ)の口から語られる怪談や言い伝えは、ただ怖い話ではなく、人々の喜びや悲しみ、信じる心が込められた物語でした。

怪談は日常と非日常のあいだにある“人の心の揺らぎ”を映すもの。ドラマでは、その怪談が二人の夫婦の生き方や、変わりゆく松江の町の姿と重なり合い、ただのホラーではない“人間ドラマ”として描かれていくのではないでしょうか?

そしてもちろん、宍道湖や城下町の町並みなど、松江ならではの情景がどのように映し出されるのかも楽しみのひとつです。ロケーションの美しさにも注目したいですね。

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まとめ

朝ドラ「ばけばけ」は、明治時代の松江を舞台に、没落士族の娘・松野トキと外国人教師レフカダ・ヘブンの夫婦を描いた物語です。主演の高石あかりさんにとって初めての朝ドラ主演作であり、彼女がどのようにヒロイン像を表現していくのか注目されています。

モデルとなった小泉セツと小泉八雲夫妻の史実を背景に、夫婦愛や異文化理解、そして“怪談”というテーマがどのように物語に織り込まれるのかが見どころ。松江の美しい情景とともに、ただのホラーではなく人々の暮らしや心を映し出す人間ドラマとして楽しめそうです。

放送は 2025年9月29日(月)8:00(BSは7:30~)スタート。秋の朝を彩る新たな朝ドラに、ますます期待が高まりますね。

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