こんにちは鳥巣です。4/8のあさイチでは、東京都北区滝野川にある「中村印刷所」から、通称”おじいちゃんのノート”と呼ばれている「水平開きノート」が中継されるようです。このノートは中村印刷所社長の中村輝雄さんが発明・開発され、平成27年(2015年)に「無線綴じ冊子の製本方法」の特許を取得されている製品だそうです。
水平開きノートってどこが優れてるの?
最近ではノートに手書きでメモしたり、アイデアや原稿を書くこともほとんどなくなってしまいましたが、子供の頃には学校などでノートを使って勉強するのは普通でした。
最近の子供たちは、学校でもタブレットを使って勉強しているそうなので、昔に比べたら鉛筆やボールペンなどで、ノートに書きこむ機会は減っているのかもしれません。
思い出してみれば、新しいノートを使い始めるときには、ノートの表紙を大きく開いて手のひらで平たくしてから使い始めていましたし、新しいページに書き込む前にも、新しいページを開いて平らにする作業が必須でした。
また、普通のノートや本は、折り目の中心部が膨らむので書きにくく、コピーもしずらいという欠点があります。それを製本技術で、水平開きにしたことによって、書きやすく、コピー・スキャナや撮影するとき非常に使いやすくなりました。それは本でも同じことで、製本してある”付け根”のところは読みにくくコピーもしにくいものです。
それを特殊な製法で、最初から”平らに開くように”して、なおかつ”バラバラにならない”ようにしたのが「水平開きノート」なのだそうです。確かにそんなノートが隣に並んでいたら、自然にそちらを選んでしまいそうです。
中村印刷所
- 東京都北区滝野川6丁目46-10
- TEL:03-3916-1444
- URL:https://nakaprin.jp/
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「無線綴じ冊子の製本方法」ってどんな特許なの?
紹介される「中村印刷所」では、「水平開きノート」の製本方法について”特許”を取っているとのことです。確かに水平に開く製本方法は、私が子供の時に”自作のメモ帳”を作るときに、不要になった紙を裏返してまとめ、一辺を糊で固めてバラバラにならないようにまとめて、メモ帳を作っていましたし、今でも市販のメモ帳は同じような綴じ方で作られています。
ですからこの構造自体は何十年も前から一般的に知られていました。ところが最近になって同様の製品を出した大手文具メーカーの「コクヨ」のホームページでは、「ページの端に力をかけて引っ張ると外れる可能性があります」と書かれていることから、もしかしたら製法が違うのかもしれません。

中村印刷所の取得した製法の特許によれば、簡単に言えば、「ノートの本体の紙を固定する糊」に2種類の糊を使用して、強度を持たせているのかもしれません。
確かに弱い糊だけで固定すると、メモ帳のように引っ張れば1枚ずつバラバラになってしまいます。メモ帳として使うならそれが便利な機能でもあるわけですが、ノートはバラバラになっては使い物になりません。それがバラバラにならないようにしたのが、「無線綴じ冊子の製本方法」の製法特許のようです。
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まとめ
水平開きノートってどこが優れてるの?
普通のノートや本は、折り目の中心部が膨らむので書きにくく、コピーもしずらいという欠点があります。それを製本技術で、水平開きにしたことによって、書きやすく、コピー・スキャナや撮影するとき非常に使いやすくなりました。それは本でも同じことで、製本してある”付け根”のところは読みにくくコピーもしにくいものです。
「無線綴じ冊子の製本方法」ってどんな特許なの?
水平に開くノートの構造自体は何十年も前から一般的に知られていました。ところが最近になって同様の製品を出した大手文具メーカーの「コクヨ」のホームページでは、「ページの端に力をかけて引っ張ると外れる可能性があります」と書かれていることから、バラバラになりにくい製法を使って作られ、それが製法特許を取ったのでしょう。
