今日の特集は信州長野
今日のあさイチの「愛(め)でたいnippon爽やか!」は、信州長野特集でした。長野といえば長野市と松本市の確執(?)が取り沙汰されますが、長野県は本州で2番目に広い面積を持っています。長野県民は「標高」に病的なほど敏感で、自宅や実家はもとより学校や職場などの正確な標高も暗記している人が多いとか。
富山県境には北アルプスや立山があり、南部の木曽地方には中央アルプスを要する高地が多いので、県民も標高を気にするようになったのかもしれません。驚くことにTwittreでは「上京してびっくりしたことのひとつが、東京人はだれも自分の住んでいるところの標高を把握していないこと」という投稿まであるほどです。
ただ標高を気にして(いないのかも?)はいても、「(標高が)高い方が偉い」というようなランキングはないようです。「家より標高が低いから、会社に来ると暑い」というように気温と標高を結びつけて考えるようです。すべては標高ありき、なんでしょうか?
長野名物といえば?
長野で有名な観光地といえば言わずと知れた「善光寺」や「軽井沢」が思い浮かびますが、他にも面白い名物があります。
牛乳パン
以前から「秘密のケンミンショー」やネットの世界では知られていましたが、学校給食などで食べたことのある地元民以外にはほとんど知られていないご当地パンです。牛乳が練り込まれたパンにたっぷりのバタークリームが挟まれていて、今では県内のほとんどのパン屋さんで作られているそうです。
売られているお店は、ほんの一部のお店を抜粋して掲載します。
①かねまる(元祖牛乳パンを謳うお店)※諸説あります
長野県木曽郡木曽町福島八沢5354-1
②小林製菓舗
長野市豊野町豊野1083
③小松パン店
松本市大手4-9-13
この他、県内だけで数十店舗が牛乳パンを製造・販売している他、県外にも東京・銀座にある長野のアンテナショップ「銀座NAGANO」などで売られています。
サラダ軍艦
マヨベースのあえ物をお寿司の軍艦巻きにしたメニューで、県内の回転寿司チェーン店で、不動の人気第1位を誇ります。
具材は、イカゲソ、魚のすり身、マヨネーズなどで野菜は入っていません。どこが”サラダ”なんじゃ、というツッコミはさておき、長野県民には熱愛の寿司ネタです。
長野の古くて新しい名産品
他にも信州そばやおやきなど、全国区で有名な名産品がたくさんある長野県ですが、そんな中で松本からJR中央西線で南西に向かった木曽町方面は、旧中山道(昔、NHKのアナウンサーが間違えて「いちにちじゅうやまみち」と読んでいた)が通っており、良質の檜が算出されたことから直轄地として栄えた歴史があります。
しかし住民が勝手に檜を伐採することは御法度とされ、禁を犯したものはものは死罪になったと言います。そんな中で安価な杉材などに漆塗りを施した「木曽漆器」が、江戸時代から妻籠宿などの街道沿いの宿場町を中心に栄えたといいます。
しかし近代になってプラスチック製の食器が普及する中で、木曽漆器の生産量は全盛期の1/10になってしまいました。そこで新たな目玉として考案されたのがガラスに漆塗りを施した新しい木曽漆器です。ガラスの外側に漆を施しているので、金属のナイフやフォークが当たっても外側の漆を傷つけることがないそうです。
ガラスに漆を施した食器
ガラスと漆がコラボしたアクセサリー
また昨年から始めたのが、漆とガラスをコラボさせたアクセサリーです。
漆塗りの食器などはどうしても高価になってしまいますが、アクセサリーなら1万円前後で購入できるので、海外からの観光客にも大人気です。漆の色合いがジャポニズム文化を象徴しているようで素敵ですね。Webサイトでも購入できるのでリンクを貼っておきますね。