こんにちは鳥巣です。11月8日のあさイチ・いまオシ!LIVEでは宮城県名取市の郷土料理、セリ鍋の魅力が紹介されます。子供の頃には苦くて苦手だったのに、大人になるとあのほろ苦さと香りがいい風味に感じるんですから不思議なものです。番組では仙台放送局の秘蔵っ子・宮﨑あずさアナウンサーが本場のセリ鍋の魅力に迫ります。
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セリ鍋って名取市の名物なの?
宮城県名取市の名物の一つはセリ鍋です。名取市のセリ栽培の歴史は古く、1620年には野生のセリの栽培をしていたという文献が残っているそうです。1620年といえば江戸時代初期ですよね。
私が小さかった頃には、春になると家族で近くの田んぼの畔に行って、野生のセリを摘んでセリ鍋を作ったりしていました。しかし子供にはあの強烈な匂いとエグ味が苦手で、「あ〜あ、今夜はセリ鍋かぁ〜」と暗い気分になったものでした。そんなセリも、大人になれば、「この香りとなんともいえない苦味がいいんだよなぁ」となるのですから不思議なものです。
宮城県名取市ではセリの根っこまで鍋に入れて食べるのが新名物になっているそうです。茎や葉の部分だけでも個性的なので、根っこはさらに歯応えも香りも素晴らしいんでしょうね。
宮﨑あずさアナはどんなセリ鍋をいただくのでしょうか?楽しみです。
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家庭でもできるセリ鍋のレシピ
宮城まで行ってセリ鍋を食べられるなら、それに越したことはありませんが、「そのためだけに東北に行くのはなぁ」と思われる方も多いでしょう。そこでご家庭でも比較的簡単にできるセリ鍋のレシピをご紹介します。
宮城県はセリの生産量トップクラスで、県内生産の約8割が名取市で生産されているブランド「仙台せり」です。比較的年間を通して流通していますが、寒さによるストレスでより美味しくなるため、冬から春先にかけての時期が旬だそうです。セリって春の食べ物だと思ってましたが、そんなことないんですね。
名取のセリ鍋は、せりをたっぷり入れ、根の部分まで全部食べるのが特徴です。出汁は鰹だし、昆布だし、鶏がらだしなど様々で、鶏肉や鴨肉を具材とした、 醤油ベースの味付けが多いようです。
【材料】(2人分)
ゴボウ 10cmくらい
セリ 1束
長ネギ 1本
鶏もも肉 1枚
だし汁(鰹・昆布鶏ガラなどお好みで) 300ml(1.5カップ)
醤油 大さじ1
みりん 大さじ1/2
塩 少々
【作り方】
- ゴボウは洗って泥を落として皮をこそげ(付いたままでも良い)、ささがきにして水に晒しておく。
- セリは水で洗い、特に根の部分は丁寧に泥を落とす。4cm程度の長さに切り、根の部分と茎・葉の部分を分けておく。
- 長ネギは斜め切り、鶏もも肉はひと口大に切る。
- 鍋にだし汁とゴボウを入れて中火にかける。
- ゴボウが柔らかくなったら、鶏もも肉・長ネギ・セリの根の部分を入れる。
- 鶏もも肉に火が通ったら、調味料を入れて味を整える。
- セリの茎・葉の部分を入れてさっと煮て(30秒くらい)出来上がり。
(出典:仙台市若林区保健福祉センターHPより)
根付きのセリを手に入れるのが大変かもしれませんが、これからの季節は近所のスーパーにも出回るかもしれませんから、手に入ったら寒い季節に「セリ鍋で一杯」というのも良いかもしれません。
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セリ鍋と名取市のまとめ
セリ鍋って名取市の名物なの?
宮城県はセリの生産量トップクラスで、県内生産の約8割が名取市で生産されているブランド「仙台せり」です。名取市のセリ栽培の歴史は古く、1620年には野生のセリの栽培をしていたという文献が残っているそうです。
家庭でもできるセリ鍋のレシピ
名取のセリ鍋は、せりをたっぷり入れ、根の部分まで全部食べるのが特徴です。出汁は鰹だし、昆布だし、鶏がらだしなど様々で、鶏肉や鴨肉を具材とした、 醤油ベースの味付けが多いようです。