【あさイチ紹介】浜松発!プロレスマスク工房の情熱と匠の技に迫る!

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こんにちは鳥巣です。7/24のあさイチでは浜松のプロレスマスク工房から中継されるようです。

「え、浜松でプロレスマスク作ってるの?」って、私も最初は驚いちゃいました。でも浜松にあるプロレスマスク工房のPUKUPUKU工房の職人・神谷さんは、その意外だと思われる場所から、本気で“マスクの聖地”を目指してるんです。プロレスファンじゃなくても番組を見れば、きっと胸が熱くなること請け合いです!

1.はじめに

【あさイチの中継で注目!なんと浜松にプロレスマスク工房!】

PUKUPUKU工房では、プロレス選手の競技用や入場用のマスク、プロレスファンの方の観戦用マスクなど、一人一人の要望や使用用途に合わせて、希望する内容やデザインを伺って最適なマスクを提案してくれます。丁寧な対応で、オリジナルプロレスマスクをオーダーするのは初めてだ、という方でも安心です!

【プロレスファンでなくても心惹かれる“職人の世界”とは】

私にとってマスクを被ったレスラーといえば「タイガーマスク」くらいしか思いつきません。漫画タイガーマスクの正体は、孤児院育ちの青年、伊達直人です。

彼は、子供の頃に育った「孤児院チルドレンハウス」に恩返しをするため、覆面レスラーとして活躍し、⁠そのファイトマネーを匿名でチルドレンハウスに寄付していました。

そんなレスラーのマスクは、レスラーが個人的に裁縫して作っているのかと思っていましたが、そんなわけはないですよね(笑)

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2.浜松にあるプロレスマスク工房とは?

PUKUPUKU工房は、浜松にあるプロレスマスクやコスチュームなどを作っている工房です。もちろんプロレスラーのマスク以外にも、企業のキャンペーンで使われるキャラクターのマスクや、ご当地ヒーローなどのコスプレマスクなども作られています。

マスクを作っている職人は、代表の神谷さんをはじめ、15人の職人の方たちが手掛けられています。神谷さんは大学を卒業後、浜松市内の企業で企画部や広報部に在籍しておりその後、外資系人材会社の営業を経験を経て、40歳で県内初のプロレスマスク専門店をオープンしました。

今ではメジャー選手をはじめ各団体や全国・海外から依頼を受けて、様々なデザインのマスクを手掛けています。

神谷さん自身も小学生の時に、4代目タイガーマスク(今は実物もいるんですね)のデビュー戦に魅了されて、シマスポーツ豊嶋氏に師事して製作手法を小学生の時に取得し、独学でマスク製作を始めたのだそうです。

PUKUPUKU工房

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3.プロレスマスクの魅力とは?

それにしても覆面レスラーはなぜマスクをかぶるのでしょうか?そもそもメキシコでは先住民族のアステカの人達が、敵に素顔をバラさないようにマスクを被ったことが起源といわれています。

そのような経緯があって、メキシコのルチャリブレ(スペイン語で”プロレス”の意)に遡るといわれています。ルチャリブレでは、マスクは単なるコスチュームではなく、レスラーのアイデンティティそのものといわれています。

特に1933年に覆面レスラーが登場したことで、ルチャリブレはヒーロー的神話性を帯びて、マスク文化が発展したのだといいます。

しかし一説では、1865年のフランスのパリで開催された万国博覧会に登場した「セオボー・バウアー」という人物だという説があります。彼は “The Masked Wrestler(ザ・マスクド・レスラー)” として舞台に立ち、観客に大きなインパクトを与えたのだそうです。

当時のヨーロッパでは見世物的な興行レスリングが行われていて、現在のようなレスリングマスクとは形状も意味合いも異なるものの、ここが記録に残る“世界初のマスクマン”の登場とされているという説もあります。

この当時のレスリングは、今のようなショービジネス色はまだ薄く、サーカス団に所属してフランス各地で見世物的なプロレスをやっていたそうです。

その中で彼がマスクを被って登場したことは、純粋な“目新しさ”という点でも充分に観客の興味を引き、話題性を生むという点で、極めて効果的な演出だったのではないでしょうか?(引用:プロレスリング・ヒートアップ株式会社)

これが覆面レスラーの歴史を語るうえで、メキシコの伝統よりも前に、ヨーロッパの興行レスリングで覆面が使用されていたというのですから驚きです。

そしてマスクにはもう一つ別の効果があります。リングに上がった瞬間、レスラーのマスクは単なる被りものではなく観客の心に語りかける“もう一つの顔”になります。

煌めくマスクに描かれたメタリックが勝利への自信を映し、獣を象ったシルエットが闘志を増幅させるのです。マスクの薄い生地には、選手の過去、団体の歴史、スポンサー企業の理念さえ縫い込むことができるのです。

それだけではありません。子どもたちにとっての“ヒーロー”としての存在がそこにあります。それは⁠マスクを被ることによる変身願望(強いヒーローになれる)といってもいいでしょう。

それは覆面レスラーに限らず仮面ライダーやウルトラマンにも重なるものがあります。小学生だった頃、友達の間では仮面ライダーの変身ベルトが流行りました。

変身ベルト(仮面ライダー)
変身ベルト(仮面ライダー)

ウルトラマンのハヤタ隊員が返信するときにポケットから取り出すアレ、ウルトラセブンに変身するときにダン隊員が目にあてる赤いメガネなどもそうでした。

ウルトラセブンの赤いメガネ
ウルトラセブンの赤いメガネ

男の子だけが憧れるのかと思っていたら、あるときクラスの女の子が友人の家で見つけた変身ベルトを身にまとって「へ~んしん!トォ!」と変身ポーズを取ったのには驚きました。

誰しも今の自分とは違う「正義の味方」になりたいという願望があって、そのためのアイテムが覆面のマスクだったのかもしれません。

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4.工房で作られるマスクの特徴と技術

プロレスラーにとって、マスクとは単なる装飾ではありません。それは、自分自身の「闘う理由」を語り、リングに立つ覚悟を背負うもうひとつの「顔」でもあるのです。そんな大切なマスクを作るには、誰にでも頼めるものではありません。

それは選手にとってみれば、技術や見た目以上に信頼と覚悟が問われる選択です。PUKUPUKU工房で作られるマスクは⁠すべてオーダーメイドです

デザイン性はもちろん、試合中の激しい動きに対応する機能性や耐久性まで徹底的に考慮され、まさに「リングで闘うための武器」として完成度の高い仕上がりを追求しています。

このような麻の生地を使い、ペイントを施しホラー感を強くしたマスクなど、スタンダードなマスクから、特殊な加工まで幅広く要望に応えています。

麻のオリジナルマスク(出典:UEMATSU【デザイナー】)
麻のオリジナルマスク(出典:UEMATSU【デザイナー】)

特筆すべきは、その職人技へのこだわりです。仕上がりの美しさはもちろんのこと、細部の精度、素材の選定、立体感やフィット感の再現まで、ひとつひとつの手間を惜しまない丁寧な仕事ぶりが光ります。こうした「本物志向」が、長く愛され続ける理由のひとつです。

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5.プロレスを支える“縁の下の力持ち”としての工房の存在

覆面レスラーは、プロレス文化を支える重要な要素の一つです。彼らは、顔を覆うマスクを着用することで、正体や素顔を隠し、キャラクター性を際立たせ、観客を魅了します。また、マスクを剥がされるというドラマチックな展開も、プロレスの魅力の一つとして、長年親しまれてきました。

覆面レスラーの魅力は、そのミステリアスな雰囲気と、キャラクターの多様性にあります。覆面レスラーは、正体が分からないため、観客は彼らのバックボーンや強さを想像し、物語を膨らませることができます。

またマスクのデザインや色、そしてファイトスタイルによって、様々なキャラクターを表現することができます。例えば、悪役レスラーは、不気味なマスクで恐怖を煽り、正義の味方的なレスラーは、勇ましいマスクで観客を鼓舞します。そんなプロレス文化を”縁の下の力持ち”として支えてきたのがPUKUPUKU工房です。

pukupuku工房の制作スタンスは、まさに「高品質・高信頼・高満足」といえるでしょう。お客との相談を大切にしながら丁寧に対応する姿勢からも、オーダーメイドへの本気度がうかがえます。

プロレスファンであれば、その独自のビジュアルと存在感で印象に残る選手の一人が、新日本プロレスのBUSHI選手ではないでしょうか?彼が長年にわたり愛用しているマスクこそ、pukupuku工房の手によるものなのです。

BUSHI選手のマスク(出典:公式サイト)
BUSHI選手のマスク(出典:公式サイト)

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6.まとめ:技術と情熱が詰まった“顔を作る場所”へ

浜松のPUKUPUKU工房は、“顔を作る場所”、職人・神谷さんの情熱と物語が一針一針に重なる、まさにプロレスマスクの聖地です。小学4年生のときに憧れたタイガーマスクから夢を育て、今では新日本プロレス・BUSHI選手のマスクも手がけます。その匠の技が光る作品は、ただの布ではなく“ドラマを背負う顔”として生まれ変わります。

プロレスファンはもちろん、プロレスを知らない人でも、“匠の技”と“地域の想い”が重なる、浜松ならではの物語に心惹かれるのです。

📍 ちょっと寄り道情報
– 🏯【浜松城公園】:徳川家康ゆかりの出世城。展望台から浜松市街が一望できるよ。
– 🍽️ 浜松名物グルメ:「浜松餃子」は円形盛り+茹でもやしがトレードマーク。地元食材がぎゅっと詰まってる!

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