沖縄が梅雨明け 本州の2023年の梅雨明けはいつなのか大胆予想!

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例年の梅雨明けの傾向は?

気象庁は6月25日に沖縄地方が梅雨明けしたと発表しました。昨年は6/20でしたから3日遅い梅雨明けになりました。沖縄地方の過去10年の梅雨明け時期を見てみると、

気象庁

となっていて、年によって1ヶ月くらいの前後はありますが、今年はほぼ平年に近い梅雨明けでした。一方で気になるのは本州の梅雨明けです。

本州の梅雨明け時期の予想

気象庁

例年、沖縄の梅雨明けから1ヶ月遅れで梅雨明けが宣言されることが多いのですが、九州南部と東北北部を比べると平均して1週間程度のズレがあるようです。

梅雨明けは、梅雨前線が南の暖かい空気に押し上げられることで起きる現象ですから、緯度の差が大きければ梅雨明けの時期もそれに伴ってズレるわけですね。

年によっては北陸から東北の梅雨明けが1ヶ月近く遅れることもありますが、これは上空の冷たい空気と暖かい空気のせめぎ合いなので、ジェット気流の流れ方によって年によって大きく変わることもあります。

これを見ると平年では九州から関東甲信で沖縄より1ヶ月遅れ、東北地方で5週間くらいの遅れで梅雨が明けることが多いようですから、今年の梅雨明けは

 九州地方〜関東甲信:7月23日頃

 北陸〜東北地方  :7月30日頃

になりそうです。

九州や近畿、東海、関東でもまだ1ヶ月程度はジメジメした季節が続くようですが、世界でも珍しい四季のある日本の自然を味わえるチャンスですから、前向きに楽しむ心を持てればいいなと思います。

梅雨末期の大雨や豪雨に注意が必要

今年は梅雨明け直前に、沖縄や奄美地方でも大雨による災害が起きています。梅雨が明ける直前には、南から暖かく湿った空気が北側にある冷たい空気を激しく押し上げようとしますから、梅雨前線が強く刺激されます。

そのために梅雨真っ盛りの頃とは違ったレベルで大雨が降ることが多いのです。梅雨明け間近で嬉しくなる気持ちが抑えきれないのもわかりますが、「梅雨の最後っ屁」には十分な用心が必要です。

これは日本全国、どこで起きるのかは予想ができません。ただ梅雨の間に大量の雨が降ったところや、地質的に雨で地盤が緩みやすい中国地方や四国北部(基本は鳥取砂丘と同じような真佐土でできています)の土砂災害や、九州北部の筑紫平野や近畿・関東平野などは浸水の被害などに特に注意が必要です。

特に近畿平野や関東平野の山沿いでは土砂災害の可能性もありますから、崩れそうな急斜面の近くに住んでいる人は十分に注意して早めの避難をお勧めします。

また最近は都市部でも、小さな河川の水を大きな川に流せなくなって街中に溢れてしまう「内水氾濫」で大きな被害も出ています。これは日本中のどんな街でも起こる災害です。「うちは近くに山もないし、大きな川もないから安心」なんて油断することなく、惨事に襲われる前に早めの避難することを心がけましょう。

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