【あさイチ中継】福島・玉川村の“幻の果実”サルナシとは?味や食べ方と地域の取り組みとは?

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こんにちは、まさみちです。2025年9月30日(火)放送のNHK「あさイチ」中継コーナー「いまオシLive!」は、福島・玉川村からの生中継。NHK仙台放送局の岩﨑果歩アナウンサーが現地からサルナシの栽培現場や加工品、地元の取り組みを丁寧にリポートします。キウイの原種とも呼ばれる“幻の果実”サルナシの味わいや楽しみ方、地域での活用法をわかりやすく紹介します。

サルナシとは?キウイフルーツのルーツに迫る!

サルナシは、キウイフルーツと同じマタタビ属の果実で、日本や中国の山地に自生しています。大きさは2〜3センチほどの小さな実で、皮ごと食べられるのが特徴。別名「コクワ」とも呼ばれていてキウイフルーツの原種です。名前の由来は「猿も好んで食べる梨」とされ、昔から山里で親しまれてきました。

サルナシ(出典:玉川村観光物産ガイド)
サルナシ(出典:玉川村観光物産ガイド)

実は、世界中でおなじみのキウイフルーツのルーツには、このサルナシを含むマタタビ属の果実が深く関わっています。キウイの直接の原種とされる「シナサルナシ」は中国原産で、1904年にニュージーランドへ持ち込まれ、品種改良が進められました。そこからグローバルブランドとしての「キウイフルーツ」が誕生したのです。

つまり、「ニュージーランドの果物」と思われがちなキウイの背景には、日本や中国の山地に自生していたサルナシの存在があり、世界のフルーツ史の隠れた立役者と言えるでしょう。

また、サルナシは果実だけでなく、つるや葉も利用されることがあり、地域によっては薬効植物として扱われてきました。近年ではその希少性や栄養価の高さから「幻の果実」と呼ばれ、改めて注目を集めています。

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福島・玉川村とサルナシの関わりは?

福島県玉川村は「サルナシの里」とも呼ばれるほど、この果実と深い縁を持つ地域です。かつて山間部で自然に自生していたサルナシは、地元の人々にとって身近なおやつや保存食でした。しかし流通や市場ではほとんど見かけられず、「知る人ぞ知る果実」として長くひっそり存在してきました。

玉川村が本格的にサルナシに力を入れ始めたのは、地域振興の一環として「この地ならではの特産品を作りたい」という思いから。村内で栽培や加工を研究するグループが立ち上がり、ジュース・ワイン・ジャムなどの加工品づくりが進められました。果実の栄養価の高さや独特の酸味を活かした商品は、健康志向の高まりと相まって注目されるようになります。

今回の「あさイチ」中継では、このサルナシをNHK仙台放送局の岩﨑果歩アナウンサーが現地リポート。村の直売所や加工所をめぐり、幻の果実がどのように暮らしに根付いているのかを紹介してくれるでしょう。地方局で着実に経験を積む岩﨑アナの今後の活躍にも期待が高まります。(リポーター:岩﨑果歩/NHK仙台放送局)

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サルナシの味と楽しみ方

サルナシは見た目こそ小ぶりですが、その味わいはキウイフルーツにとてもよく似ています。ひと口かじると甘酸っぱさとジューシーさが広がり、キウイよりも香りが強く、野趣あふれる風味が特徴です。皮ごと食べられるので手軽に楽しめる点も魅力です。

ただし完熟前はかなり酸味が強く、食べ頃を見極めるのがポイント。柔らかくなったタイミングが一番甘みと香りが増して美味しいと言われています。

楽しみ方としては、そのまま生食するほか、ジャムやジュースに加工したり、ヨーグルトやアイスのトッピングにするのもおすすめ。地元ではワインやリキュールといった大人向けの加工品も人気で、独特の酸味と香りがアルコールとよく合います。

また、酸味の強い未熟果も実は重宝されます。酸っぱいサルナシほどジャムやジュースにしたとき風味が際立ち、爽やかな味わいになるため、地元では「酸っぱいサルナシこそ美味しいジャムのもと」と言われることもあるそうです。

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サルナシはどこで手に入るの?

サルナシは市場に大量に出回る果物ではなく、「幻の果実」と言われるゆえんはここにもあります。生の果実を手に入れるのは難しく、主に福島県玉川村の直売所やイベントで販売されるほか、秋のシーズンには加工品として登場するのが一般的です。

ジュースやジャム、ワインといった商品は、玉川村の道の駅「たまかわ(こぶしの里)」などで取り扱われています。公式サイト(道の駅たまかわ)には「ショッピングたまかわ」という通販ページもありますが、環境によってはセキュリティの警告が出ることがあります。確実に入手するなら、直接現地を訪れるか、電話で問い合わせてみるのが安心です。

特に「さるなしワイン」は知る人ぞ知る名品で、酸味と香りのバランスが絶妙と評判です。旅行や観光で福島を訪れた際には、ぜひチェックしてみたいですね。

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まとめ

福島県玉川村は「幻の果実」と呼ばれるサルナシを地域の誇りとして大切に育ててきました。小さな実の中に凝縮された甘酸っぱさと豊かな香りは、まさにキウイフルーツのルーツにふさわしい味わい。ジャムやワインといった加工品を通じて、その魅力は今も受け継がれています。

今回の「あさイチ」中継では、NHK仙台放送局の岩﨑果歩アナウンサーが現地からリポートし、玉川村とサルナシの深いつながりを紹介してくれる予定です。放送を見れば、サルナシがなぜ「幻」と呼ばれながらも人々に愛され続けているのか、その理由をきっと実感できるでしょう。

📺 NHK「あさイチ」いまオシLive!
福島・玉川村「サルナシ」特集
放送日:2025年9月30日(火)

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