ドラマ「不適切にもほどがある!」で昭和のヤンキーJKを演じて人気を博した女優・河合優実さんが、今度はネットでは「かぞかぞ」で有名になっている、NHKの連続ドラマ「家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった」に主演して話題になっています。ドラマは2024/9/24の最終話で大団円となりましたが、その中での彼女の演技もさることながら、ちょっとした別の才能がキラリと光っています。
河合優実さんはハーフ?普通の家庭に育った女の子?
河合優実さんのプロフィールからご紹介します。
芸 名:河合優実(かわい ゆうみ)
本 名:孫優実?
出身地:東京都練馬区
誕生日:2000年12月19日(23歳・2024年9月現在)
血液型:A型
身 長:166cm
家 族:父(医師)、母(看護師)、妹2人
本名の”孫”という名前から、中国か韓国系のハーフではないかと思われ、ご本人も雑誌のインタビューで「私はハーフなので…」と仰っていますが、詳しいことは明らかにされていません。
ご家族は、父が医者で母が看護師、妹2人の3姉妹の長女という、一般的な家庭に育ったようです。お医者さんの家庭ということで勉強にはうるさかったのか(勉強が好きだったのか?)東京都立国際高校という難関校に通っていたそうです。
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「かぞかぞ」ブログでみせた彼女のストーリー力とは?
NHKの「家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった」のサイトには、「『かぞかぞ』ブログ」というコーナーがあって、河合優実さんもかなりの長い文章を投稿されています。
それは一見、エッセイのようにも見える(いやエッセイなのかもしれません)進行やストーリーの順序だてがしっかりしているだけではなく、登場人物の人とナリを冗長にならないよう的確に表現されています。それは読む人の頭の中に無理なく浸み込んでくるようです。
ドラマ「かぞかぞ」の中で、河合さんが演じた「七実」がそうだったように、普段からモノを書くことが好きで慣れていないと、一朝一夕にはできないようなこなれた文章になっています。
そもそもは彼女の書く文章に惚れ込んだNHKプロデューサーの坂部氏が、「河合さんに文章を書いていただけないか」と思うようになって、現在ドラマ公式サイトに掲載されている「『かぞかぞ』ブログ」を誕生させたのだといいますから、彼女の文才は関係者の間でも話題になっていたに違いありません。
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彼女は「日々の考えを整理するためのノート」を持っているといいます。そういえば私も高校生の頃、「その時に思ったこと」や「読んだ本の感銘した一節」などを忘れないように書き留めていたノートがありました。
私の場合は”自分の考えを整理するため”という大それたことではなく、自分が歳をとったら「あの頃にはこんなことに心を動かしていたんだな」と、思い返せる備忘録のようなものでしかなかったように思いますが…。
そんな河合さんが「私の人生を変えた映画」というテーマで、2023年2月に「シネマズプラス」というサイトに投降した記事がありました。
彼女は高校2年生の時、常に堅実な道を選んできた三姉妹の長女として将来は俳優の道へ進みたいと思いながらも、「このまま大学に進学して安定した将来を確保しつつそれからオーディションを受け始めようと、誰に強制されてもいないのに人生に保険をかけることにした」と語っています。
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高校3年生の秋になって、高校の文化祭で、学校の体育館で披露する「平成最後の夏だった」という劇の参考になるかもしれないという動機から、ブロードウェイの「コーラスライン」の渋谷公演を見に行ったわけです。劇の背景となるテーマが、コーラスラインから借りたものだったのだそうです。
コーラスラインの渋谷公演を観た帰り道、この時、胸の奥底からふつふつと湧き上がってくるマグマのようなものを感じて、♪やるなら今しかねぇ~♪(by長渕剛)と思ったかどうかはわかりませんが、進路変更には遅い高3の8月の終わりになって、演劇が学べる学校に志望校を変えて、それまでの受験勉強をパタリとやめたのだそうです。
知り合いに連絡をしてオーディションを受ける俳優事務所を選び、そして、久しぶりに映画館に映画を見に行こうと思ったといいます。この時オーディションの相談していた知り合いというのが大下ヒロトさんという俳優さんで、彼が出演する映画がポレポレ東中野で上映していました。それが人生を変えた映画「あみこ」だったというわけです。
この映画のことや、その後の劇的な展開については、優実さんご本人が記事の中に書かれていますから、ご興味があれば読んでみてください。