千葉の名物って落花生だけじゃない!海老蔵も贔屓にする成田のうなぎ屋の歴史とおすすめ3選!勝浦担々麺の秘密は?【あさイチ】

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こんにちは鳥巣です。7/18のあさイチではモデルでタレントの森泉さんが千葉県を紹介してくれるようです。私にとって千葉といえば成田空港。海外旅行に行く前に成田山新勝寺をお参りした時には、参道の鰻屋さんの数に驚きました。また三浦半島の久里浜からフェリーに乗れば、外房もすぐそこです。バイクに乗って房総半島を走ると、観光客でごった返した湘南海岸にはない爽快感が味わえます。昨今の温暖化でも猛暑日が100年以上もないって凄いことですね。

成田のうなぎの歴史は?いつから名物になった?市川團十郎との繋がりは?

成田のうなぎには古い由来があります。成田地域では成田市の西10kmほどには利根川から水を引く印旛沼があり、獲れた川魚料理を食べていました。中でもうなぎ料理は栄養価が高いことから成田の食文化として定着していました。

うなぎは元々生命力が強いことから、冷蔵技術のない江戸時代でも、生きたまま成田まで運ぶことが可能です。そこで元禄時代には門前町の旅館などが夏場のうなぎ料理を名物とし、成田詣で訪れるお客様が長い旅路の疲れを癒すのに喜ばれていました。この名残で、成田山周辺を中心に成田市内にはうなぎ料理を出すお店が多いというわけです。

成田山新勝寺は成田駅の北側1kmほどのところにあって、939年に関東の武将だった平将門が新皇を名乗って昭帝と敵対した「平将門の乱」を起こした際に、朱雀天皇の勅命で真言宗の僧・寛朝が乱の収束を祈願して護摩を焚いたことから平将門が敗れて鄭和が訪れたと言われています。

しかし寛朝が都へ帰ろうとしたところ、弘法大師空海から預かっていた仏様が磐石のごとく動かなくなり、不動明王から「この地に留まり人びとを救いなさい」というお告げを受けます。このことを朱雀天皇にお伝えすると”新たに勝つ”という意味で「新勝寺」の寺号を賜り、「成田不動」で有名な成田山新勝寺が開山されたというわけです。

江戸時代には江戸歌舞伎役者の初代市川團十郎が縁起のいい成田不動の力を拠り所として「成田屋」の屋号を名乗り、不動明王が登場する芝居を打ったことなどから、成田不動は庶民の信仰を集め、成田参詣が盛んになりました。

成田屋である市川家の市川海老蔵(13代目市川團十郎)さんも贔屓にしているという、成田山新勝寺参道にあるうなぎの名店は『駿河屋』だと言われています。

駿河屋

駿河屋は元々、成田山の門前で江戸時代から旅籠としてお店を出していましたが、大正時代の関東大震災でお店が失われ、鉄道などの発達で東京から日帰りで成田詣が可能になったことなどから、旅館業から鰻屋へと業態を変えたようです。

他にも「川豊本店」、「近江屋」、「い志ばし」など老舗や有名店が数多くあります。

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川豊本店

明治43年(1910年)創業の老舗です。お店の建物は登録有形文化財にも認定されていて風情もたっぷりです。

近江屋

創業300年、11代目のご主人が営む鰻専門の老舗です。

  • 千葉県成田市仲町384
  • TEL:0476-22-0119
  • 営業時間:9:30〜16:30
  • 定休日:水曜
  • URL:https://gaee700.gorp.jp/

い志ばし

成田山の山道を離れて印旛沼の近くにあるお店です。看板の文字も薄くなってしまった、知らないとなかなか入りにくい、綺麗とは言い難い店構えですが、成田山の参道からは離れているので、週末には地元の人で行列のできる名店のようです。

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過去110年以上猛暑日なし!なぜ勝浦は涼しい?

勝浦での最高気温は1924年(大正13年)8月23日の34.9度です。関東でも千葉、埼玉、神奈川でも最近は温暖化で猛暑日が普通になってしまった今、勝浦市では110年以上も35度以上の猛暑日を記録したことがないそうです。

もっともこの先はもっと暑くなって、猛暑日になることがあるかもしれませんが、今のところ「涼しいまち勝浦」は健在なようです。

神奈川でも海沿いの湘南地域では、夏でも海風が吹けばあまり暑くならなかったのですが、今年はすでに37℃を何日か記録しています。では勝浦はなぜあまり暑くならないのでしょうか?

勝浦近郊の海岸では、リアス式海岸が多い地形のため、陸地近くの海が急に深くなっていて海水温が比較的低いため、そこで冷やされた海風が吹くので比較的涼しいのかもしれません。勝浦沖は九十九里海岸と比べると、岸のそばまで水深50mの断崖が迫っていることがわかります。

勝浦付近の海域図 ※航路図としては使えません(出典:千葉県)
勝浦付近の海域図 ※航路図としては使えません(出典:千葉県)

確かに海に潜ると、30mくらいの水深でも岩場では比較的水温が低いことがあります。一方で湘南海岸(平塚付近)はほとんどが砂地で、沖合300mくらいまで船を出しても水深は10mほどにしかなりません。

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勝浦で人気の激辛勝浦タンタンメンとは?

勝浦タンタンメンは、漁業が盛んな勝浦の海女さんや漁師さんが、海仕事で冷えた体を温めるメニューとして定着したご当地ラーメンだと言われています。

一般的に中華の「タンタンメン」というとゴマ系のイメージがありますが、「勝浦タンタンメン」は醤油ベースのスープにラー油が多く使われているのが特長です。  

具材には、ミジン切りにした玉ネギやひき肉が入ることが多く、お店によってはニンニク、ニラ、ネギが入ったり、スープも味噌やとんこつをベースにしたりと各店の特色を生かしたメニューが提供されています。

勝浦タンタンメン(出典:ちば観光ナビ)
勝浦タンタンメン(出典:ちば観光ナビ)

その歴史は1954年(昭和29年)に、人気店「元祖 勝浦式担担麺 江ざわ」の前身である大衆食堂「江ざわ」によって提供されたと言われています。その後、市内を中心に急速に広がり、現在では県内外を含めて40店舗(※2023年11月現在)が「正規取扱店」として認定されています。

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勝浦タンタンメンのおすすめ3選!

江ざわ

全国でも抜群の存在感を放つ「勝浦タンタンメン」の“元祖”です。

はらだ

数ある勝浦タンタンメンのお店の中でも、特に人気が高いのがこちらの「はらだ」です。真っ赤なスープは層ができるほどラー油が効いた刺激的な一杯です。実力NO1の呼び声も高く、追加トッピングには、肉厚かつジューシーなチャーシューがおすすめです。

はらだ
はらだ

こだま

勝浦市の中でも観光名所が多く集まる、鵜原駅の近くにある名店「こだま」さんは、上記の2店舗と較べると、ラー油の辛みは控えめで、「マイルド系の勝浦タンタンメン」と言ってもいいでしょう。ニンニクが効いたコクのある一杯を提供しています。

こだま
こだま

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意外な南方植物”パクチー”が千葉の名物になったわけは?

パクチー(コリアンダー)といえば、その独特な香りからタイやベトナム料理が思い出されますが、中国料理でも香草(シャンツァイ)と呼ばれています。

いずれにしても東南アジアなどの温かい地域で育つイメージがありますが、最近では国内で生産されることも多いようです。

今回のあさイチでも森泉さんがパクチー農家さんを訪れているようです。なぜ千葉でパクチー?と不思議に思いますよね? 実家もにんじんやほうれん草などを作る農家なのでノウハウはあったといいますが、数ある農作物のなかでもパクチーを選んだのは、

①パクチー自体が軽いから、女性や高齢者でも作業がしやすい 
②アジアンレストランも増えてきて需要が高まっている 

などの理由があったそうですが、特に深い理由はなさそうです。

朝採れの新鮮なパクチー(出典:PAKUCI SISTERS)
朝採れの新鮮なパクチー(出典:PAKUCI SISTERS)

千葉市の北側にある八千代市にあるパクチー農家さん(パクチーシスターズ)でも、朝採れの新鮮なパクチーを販売する側ら、パクチーペーストなどの加工品を作って販売しています。

パクチーペースト(出典:PAKUCI SISTERS)
パクチーペースト(出典:PAKUCI SISTERS)

毎年、私の家のベランダでもパクチーを育てているのですが、今年は葉が出て大きくなってきた途端に芋虫に食べられて全滅してしまいました。今また種を蒔いてリベンジしています!

パクチーシスターズ

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