こんにちは鳥巣です。1/7のあさイチでは埼玉・本庄市からカラフルカリフラワーが中継されるようです。カリフラワーといえば白いものと思っていましたが、中には最近ではいろいろとカラフルなものもあるようです。今ではスーパーでもブロッコリーに押されてう売り場も小さくなっているようですが、この機会にカラフルなカリフラワーの秘密に迫ってみたいと思います。
カラフルなカリフラワーはどうやって色を付けてるの?
普段スーパーや八百屋さんで見かけるカリフラワーはほとんどが白です。たまにカラフルなカリフラワーを見かけると私は、「何で色を付けてるんだろうな?」と思って見ていました。今では食紅以外にも食品添加物などでカラフルに色付けされたお菓子などもたくさんありますから、そういったもので収穫前や収穫後に人工的に色を付けているものだとばかり思っていました。
しかしちょっと調べると、カリフラワーの色は後から付けたものではなく、品種によってさまざまな色があるのだということがわかりました。花の色がいろいろあるように、カリフワラーにも白だけでなく、さまざまなカラーや形の品種があって、最近ではそれらが市場に出回るようになってきただけなのです。その色は黄色やグリーン、オレンジ、紫色のカリフワラーなど、さまざまです。
カラフルな料理は見た目がだけではありません。それぞれに含まれる栄養素が、食べる人にとっても高いヘルシー効果につながるというわけです。つまり、ビタミンCやビタミンAといった栄養素や第6の栄養素と呼ばれるファイトケミカルス(phytochemical:植物が紫外線や害虫から自分の身を守るために作り出す色素や香り、辛味、ネバネバなどの成分のこと)を食材から幅広くとり入れるために、手軽で効果的なのは“色”で選ぶことなのだそうです。
たとえば、植物や果物など食材を「白」「黄」「赤」「紫」「緑」の5色に分類し、1つの色に偏ることなく、いろんなカラーの食材を料理にいれるだけで、自然と栄養バランスの良い食卓になると同時に、見た目にも華やかで美味しそうに見えるというわけです。
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色によって栄養素は違うの?味の違いは?
カリフラワーは品種やその色によって含まれているビタミンの成分に特徴があります。白の他にも、グリーンやパープル、オレンジなどさまざまな色があり、品種には次のようなものがあります。
栄養成分は基本的には白いカリフラワーと同じですが、グリーンカリフラワーは、白色のカリフラワーと比較するとビタミンCを2倍近く含んでいます。またオレンジカリフラワーにはβカロテンが多く含まれており、紫カリフラワーにはアントシアニンが含まれています。
色(品種) | 多く含まれるビタミン | 特徴 |
---|---|---|
白 | ビタミンC、ビタミンK、葉酸、カリウム | 一般的に流通量が多い種類です。白い花蕾の部分はこんもりと丸く、周囲を葉に覆われています。 |
オレンジ (オレンジカリフラワー、オレンジブーケ) | βカロテン、ビタミンC、ビタミンK、葉酸、カリウム | 味や食感は白いカリフラワーとほとんど変わりません。 日光に当てて栽培されるため、黄色やオレンジ色に発色します。熱を加えても色味を保つので、炒め物や茹でものはもちろん、サラダの彩りとしてもよく使用されます。 オレンジブーケの断面は淡黄色で、加熱調理後も変色しないのが特徴です。 |
紫 (バイオレットクイン、パープルムーン、パープルフラワー) | アントシアニン、ビタミンC、ビタミンK、葉酸、カリウム | つぼみの部分の赤紫色はアントシアニン色素によるもので加熱すると色は落ちます。しかしパープルフラワーは加熱しても紫色が残ります。 白い種類よりも栄養価は高いのが特徴です。 バイオレットクインは加熱すると鮮緑色になりますが、食感がブロッコリーに似ています。 |
ロマネスコ | ビタミンC、ビタミンK、葉酸、カリウム | イタリアの伝統的な品種で、黄緑色のつぼみの部分はゴツゴツとした円錐状です。 歯ごたえもよく、カリフラワーとブロッコリーを合わせたような味わいです。 |
紫の野菜はなかなか摂取する機会が少ないものです。ブルーベリーやぶどうが代表的な紫色の野菜・フルーツなのですが、これらは店先に出回る時期が限られています。
厚生労働省が発表する野菜摂取量から計算した色別野菜消費量を見ると、白・黄・赤・緑の食材については、私たち日本人はたくさん食べています。でも紫色の野菜消費量は全体と比べて、たったの2%しかありません。パープルの野菜・果物を取り入れることには、誰もが苦戦中です。
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まとめ
カラフルなカリフラワーはどうやって色を付けてるの?
カリフラワーの色は後から付けたものではなく、品種によってさまざまな色があります。花の色がいろいろあるように、カリフワラーにも白だけでなく、さまざまなカラーや形の品種があって、最近ではそれらが市場に出回るようになってきただけなのです。
色によって栄養素は違うの?味の違いは?
栄養成分は基本的には白いカリフラワーと同じですが、グリーンカリフラワーは、白色のカリフラワーと比較するとビタミンCを2倍近く含んでいます。またオレンジカリフラワーにはβカロテンが多く含まれており、紫カリフラワーにはアントシアニンが含まれています。