こんにちは鳥巣です。6/19のあさイチでは会津若松の「会津木綿」が中継されます。白虎隊の少年や、あの野口英世も少年時代には、会津木綿を日常着として着用していたといいますから、当時から生活に密着していた素材だったのでしょう。そんな会津木綿の特徴と魅力、どこで買うことができるのかなどを調べてみました。
会津木綿の特徴ってなに?
戦国大名の蒲生氏郷が綿花栽培と共に、前任地の伊勢松坂の綿織物「松坂木綿」の製織技術を伝えたのが会津木綿の始まりとされています。
江戸時代初期には、陸奥会津藩の初代藩主・加藤嘉明が、前任地の伊予松山から織師を招いて伊予絣(かすり)の織物技術と「伊予縞」と呼ばれる縞柄を基調とするデザインを継承した会津木綿が生まれました。

会津木綿は経(たて)糸に2色以上の色糸を使って縞模様を織る木綿織物です。平織は経糸と緯(よこ)糸を交互に組み合わせて織る基本的な製織法で丈夫な生地が織れるのが大きな特徴です。
会津地方は日本での綿花栽培の北限とされていますが、寒冷地で栽培された綿花の綿は繊維が短くなって、紡いだ糸が太くなるので厚手の生地になります。
そのため、西日本系の綿織物に比べて丈夫で厚みがあるのが特徴です。厚手の木綿生地は緯糸のふくらみによって空気を多く含むので、保温性、吸湿性に優れた織物となり、暑さ寒さの厳しい会津盆地の気候に合うよう発展してきた綿織物です。
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会津木綿はどこで買えるの?
最盛期の大正時代には約30軒ほどもあった会津木綿の工場も、現在は会津若松市内に2軒を残すだけとなっています。
その2つが「山田木綿織元」さんと「原山織物工場」さんです。山田木綿織元さんには直営のショップとオンラインショップがありますが、原山織物工場さんではオンラインショップのみでの販売になっています。
山田木綿織元さんでは工場見学も受け付けていますので、昔ながらの自動織機が実際に動いている迫力のある様子を見学することができます。見学は予約不要で、工場が稼働していない時でも工場内の見学はできます。ちなみに原山織物工場さんでは工場見学等は受け付けていないようです。
山田木綿織元

- 福島県会津若松市七日町11−5
- TEL:0242-22-1632
- ショップ営業時間:9:00〜17:00(12:00〜13:00は昼休憩)
- 定休日:年末年始
- 工場稼働時間:8:30〜16:20(12:00〜13:00は昼休憩、土日祝は休み)
- URL:https://yamadamomen.com/
原山織物工場(HARAPPA)

- 福島県会津若松市日吉町4−25
- TEL:0242-36-7903
- URL:https://www.harappaaizu.com/indtop.html
- ※工場見学等は受け付けていないようです
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まとめ
会津木綿の特徴ってなに?
会津木綿は経糸に2色以上の色糸を使って縞模様を織る木綿織物です。平織は経糸と緯糸を交互に組み合わせて織る基本的な製織法で丈夫な生地が織れるのが大きな特徴です。会津地方は日本での綿花栽培の北限とされていて、寒冷地で栽培された綿花の綿は繊維が短くなって、紡いだ糸が太くなるので厚手の生地になります。西日本系の綿織物に比べて丈夫で厚みがあり、厚手の木綿生地は保温性、吸湿性に優れた織物となって、暑さ寒さの厳しい会津盆地の気候に合うよう発展してきた綿織物です。
会津木綿はどこで買えるの?
最盛期の大正時代には約30軒ほどもあった会津木綿の工場も、現在は会津若松市内に2軒を残すだけとなってしまいました。その2つが「山田木綿織元」さんと「原山織物工場」さんです。山田木綿織元さんには直営のショップとオンラインショップがありますが、原山織物工場さんではオンラインショップによる販売のみになっています。