こんにちは鳥巣です。今週のあさイチ生中継は愛知県ですが、1月11日には名古屋特産の「有松絞り」が特集されます。有松絞りについては、私が不勉強であまりあまりよく知らなかったので、この機会に調べてみました。
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尾張特産の有松絞りってなに?
有松絞りは、徳川家康が江戸に幕府を開いて間もない1608年に、尾張藩が藩の特産品として有松絞りを保護したことから始まりました。
当時の東海道は名古屋を通らず、尾張の海岸沿いを舟で桑名(今の三重県桑名市)に向かっていました。東海道五十三次の宿場「鳴海宿」の隣の町、「有松」に伝わっていた有松絞りは鳴海絞とも言われ、街道一の名産品になったと言われています。
その繁栄ぶりは葛飾北斎の浮世絵や、歌川広重の「東海道五十三次」の「鳴海宿」にも描かれています。鳴海の宿は、実は有松を描いたもので、「名産有松絞り」と記してあります。
この伝統を今に伝えているのが、名古屋市緑区有松にある「有松・鳴海絞会館」です。JR名古屋駅から名鉄名古屋本線で30分ほどの、「名鉄有松駅」で下車して、徒歩5分くらいです。
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有松・鳴海絞会館
愛知県名古屋市緑区有松3008番地
TEL : 052-621-0111
開館時間:9:30~17:00(実演は16:30まで)
休館日 :年末年始、その他臨時休館日
URL:https://shibori-kaikan.com/
有松・鳴海絞の絞り技法は100種類以上あり、さまざまな技法で多種多様な模様を表現しているのが最大の特徴です。
技法は大きく分けると「くくり絞り」「縫い絞り」「桶染め絞り」「板締め絞り」の4種があります。これらの技法を組み合わせたりアレンジしたりすることによって、多くの模様を生み出しています。
染めができあがるまでにかかるのは50〜60日ほどかかり、昔から手ぬぐいや着物が作られていましたが、現在はインテリア類やタオル、ハンカチ、マスクなども人気です。
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有松絞りはどうしたら買えるの?
上記にある「有松・鳴海絞会館」の1階には展示即売会場があるので、多くの作品の中から好みのものを購入することができるそうです。
ただ、有松は遠すぎるという方には、ネット通販でも買うことができるようです。もちろん現物に触れて風合いを確かめることはできませんが、こんなサイトがありました。「商品購入」から商品一覧が見られるようです。タオルやハンカチなら1,000〜3,000円くらいからあるようです。