「SASUKE(サスケ)」が五輪競技になる?!徳島・吉野川のオブスタクルってなに?【あさイチ】

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10/8のあさイチでは徳島・吉野川市にある日本初のオブスタクル公認コースから中継されるようです。「オブスタクル」とは”障害物”のことで、コース上に設けられたいくつもの障害物をクリアしてゴールするまでの時間を競う競技です。設置されるオブスタクルとは、モンキーバー、ホイール、リングス、クリフハンガーなどと呼ばれ、要するにテレビで時々やっている「SASUKE(サスケ)」に共通ルールを作って世界競技にしたようなものです。

オブスタクルスポーツとは?

全長100メートルのコースに12種類のオブスタクル(障害物)を設置して、競技者がその全て乗り越えて、ゴールまで走りきるタイムを競う競技です。2028年夏のロサンゼルスオリンピックから「近代五種」に登場する予定です。

もちろんTV番組のサスケのように、”障害物から落ちたら下は泥沼でびしょぬれ”なんていうことはありませんが、コースに設置される障害物は基本的にサスケのそれに似ています。

公認コースの一部(出典:JOSA吉野川コース)
公認コースの一部(出典:JOSA吉野川コース)
デモンストレーションの様子(出典:徳島新聞)
デモンストレーションの様子(出典:徳島新聞)

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動画はこちら(※音が出ます!)

子供たちも頑張っていますね!

オブスタクルスポーツは、オリンピック競技であり、”キング・オブ・スポーツ”とも呼ばれる近代五種競技の一種目に採用されることが決まりました。

近代五種競技の国際統括組織であるUIPMが、馬術に替わる新種目として世界各地でオブスタクルスポーツのテスト競技を重ね、2028年のロサンゼルスオリンピックから正式種目として本採用を公式に発表しました。

2028年夏のロス五輪の近代五種競技(出典:NHK)
2028年夏のロス五輪の近代五種競技(出典:NHK)

五種競技といいながら4種類しかないように見えますが、4番目の「射撃・ランニング(レーザーラン)」は2つの種目としてカウントされるので5種類になるわけです。現在は「馬術」が含まれていますが、競技のための馬の運送などに多額の経費が掛かることなどで、競技内容の入れ替えがあったようです。

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「サスケ」っていつからやってたの?

今では「SASUKE(サスケ)」(TBS系列)として有名なテレビ番組ですが、放送が始まったのは1997年頃からだと言われています。私が子供だった頃にはもっとアミューズメント要素の多い「風雲たけし城」(TBS系列)という番組がありました(1986~1989)。芸人のビートたけしさんが城主の”難攻不落”のお城を、攻撃軍の谷隼人隊長が率いる100人ほどの一般公募の軍団が攻め落とそうとする展開で、最後は水鉄砲で戦うという落としどころでした。

この中でも現在のサスケのように、細いつり橋を渡ろうとする攻撃軍の挑戦者を、たけし軍団のメンバー(井出らっきょやそのまんま東など)が、対岸からバレーボール砲などで撃ち落とすコーナーがあったり、泥池の中に浮かぶ踏み石(その中のいくつかは本当に浮かんでいるだけ)を伝って渡ったりして関門をクリアする番組でした。

その後、「筋肉番付」という番組のスペシャル企画から生まれたのがSASUKE(1997~)です。この辺りから本格的なマッチョが一般から応募してくるようになって、”競技”という雰囲気が出てきました。ただ番組の制作者が、「SASUKEはスポーツ選手権ではないんです。様々な職種の人が頑張る姿を見せる…そういう番組で…」と語っているように、あくまでテレビのバラエティ番組という位置づけでした。SASUKEのテーマとして「名もなきアスリートたちのオリンピック」を掲げていましたが、今度は本当のオリンピック競技になるのですから面白いものです。

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具体的なコースのオブスタクル(障害物)は?

今回中継される吉野川市の公認コースの内容は、こんな感じになっているそうです。

  1. ジャイアントステップ
  2. モンキーバー
  3. 1.5mウォール
  4. バランスビーム
  5. ホイール
  6. 2mウォール
  7. アイランドホップ
  8. リング
  9. ネットクロール
  10. クリフハンガー
  11. ターザンスイング
  12. フィニッシュウォール
オブスタクルスポーツ吉野川コース(出典:JOSA吉野川コース)
オブスタクルスポーツ吉野川コース(出典:JOSA吉野川コース)

まだ日本で公認コースは徳島・吉野川市のこのコースだけのようですが、オリンピック競技ともなれば全国にいくつものコースが出来るのかもしれませんし、障害物の内容はこの先どうなっていくのかはわかりませんが、サスケなどを見ているとだんだんと新たな要素が追加されたり、障害物の仕様が変わったりしているので、今後競技自体がどのように変わっていくのかも見どころです。

オブスタクルスポーツ 吉野川コース

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まとめ

オブスタクルスポーツとは?

全長100メートルのコースに12種類のオブスタクル(障害物)を設置して、競技者がその全て乗り越えて、ゴールまで走りきるタイムを競う競技です。簡単に言うとTV番組の「SASUKE(サスケ)を正式な競技にしたようなものです。2028年夏のロサンゼルスオリンピックから「近代五種」に登場する予定です。

「サスケ」っていつからやってたの?

今では「SASUKE(サスケ)」(TBS系列)として有名なテレビ番組ですが、放送が始まったのは1997年頃からだと言われています。その後、「筋肉番付」という番組のスペシャル企画から生まれたのがSASUKE(1997~)です。

具体的なコースのオブスタクル(障害物)は?

今回中継される吉野川市の公認コースの内容は、こんな感じになっているそうです。

  1. ジャイアントステップ
  2. モンキーバー
  3. 1.5mウォール
  4. バランスビーム
  5. ホイール
  6. 2mウォール
  7. アイランドホップ
  8. リング
  9. ネットクロール
  10. クリフハンガー
  11. ターザンスイング
  12. フィニッシュウォール
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