鯖江の越前漆器ってどういうもの?輪島塗りとはどう違うの?【あさイチ】

BLOG
スポンサーリンク

こんにちは鳥巣です。9/10のあさイチでは福井・鯖江から越前漆器が中継されるようです。北陸には能登半島の輪島塗などの有名な漆器類がありますが、越前漆器はどこが違うのでしょうか?その歴史や特徴を調べてみました。

越前漆器と輪島塗の違いは?

輪島塗と越前漆器は当然のことながら産地が違います。輪島塗が能登半島の石川県輪島市で作られているのに対して、越前漆器は福井県鯖江市で作られています。

漆器の有名な産地としては、紀州漆器(和歌山県)、会津漆器(福島県)、越前漆器(福井県)、輪島塗(石川県)・山中漆器(石川県)などがあります。

越前漆器は現在は「鯖江のメガネ」としても有名なものづくりの街、福井県鯖江市を中心につくられている漆器です。明治時代になるとお椀などの丸いものだけでなく、お膳などいろいろな製品にもチャレンジするようになりました。

現在では、合成樹脂などを用いた器づくりにも取り組んでおり、外食産業の食器の8割が越前漆器というデータもあります。

また越前や加賀が江戸時代から明治にかけて、北前船の寄港地であったことも理由としてあげられます。塗師屋が自ら漆器を売り歩きやすかったため、全国に顧客をつくっていきました。特に大名だけではなく、庶民にも買いやすいような工夫を凝らしたとも言われています。

<広告の下に続きます>

越前漆器の歴史や特徴は?

越前漆器の歴史は古く、一説では1500年も前の大和・飛鳥時代に始まったと言われています。また、漆の木から漆の樹液を採取する漆掻きも多かったようです。漆の木から漆の樹液を採取する漆掻きも多かったようです。

越前漆器とは、古墳時代の末期から福井県鯖江市河和田地区とその周辺地域でつくられてきた漆器の工芸品です。 鯖江では古くから多くの漆掻きの職人がおり、また良質な材木が採れたこともあって、漆器づくりの技術が育まれてきました。

その特徴は、漆を塗り重ねることで上品かつ艶やかな塗り肌がありつつも、軽さと丈夫さも兼ね備えていることです。越前漆器の塗りは花塗(はなぬり)という技法が特徴で、刷毛の跡やほこりが付かないように仕上げの漆を塗り、そのまま乾燥させます。

越前漆器(出典:KOGEI JAPAN)
越前漆器(出典:KOGEI JAPAN)

また、京都から「蒔絵(まきえ)」、輪島から「沈金(ちんきん)」など各地の加飾技法も取り入れられてきたのも特徴です。堅牢さと艶やかさを併せ持った実用性と優美さが大きな特徴です。

輪島塗などと同様に、木地づくり、塗り、加飾がそれぞれ分業制で行われており、それぞれの専門性が高く、堅牢で美しい越前漆器を生むこととなりました。

うるしの里会館(鯖江市越前漆器伝統産業会館)

<広告の下に続きます>

まとめ

越前漆器と輪島塗の違いは?

明治時代にはお椀などの丸いものだけでなく、お膳などいろいろな製品にもチャレンジするようになりました。現在では、合成樹脂などを用いた器づくりにも取り組んでいて、外食産業の食器の8割が越前漆器というデータもあります。

越前漆器の歴史や特徴は?

越前漆器とは、古墳時代の末期から福井県鯖江市河和田地区とその周辺地域でつくられてきた漆器の工芸品です。 鯖江では古くから多くの漆掻きの職人がおり、また良質な材木が採れたこともあって、漆器づくりの技術が育まれてきました。
その特徴は、漆を塗り重ねることで上品かつ艶やかな塗り肌がありつつも、軽さと丈夫さも兼ね備えていることです。越前漆器の塗りは花塗(はなぬり)という技法が特徴で、刷毛の跡やほこりが付かないように仕上げの漆を塗り、そのまま乾燥させます。

タイトルとURLをコピーしました