北海道・礼文島(桃岩荘)ユースホステルは変態たちが集う巣窟なのか?アホたちが本性を見せるミーティングとは?【ドキュメント72時間】

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こんにちは鳥巣です。9月15日の「ドキュメント72時間」では北海道・礼文島の礼文ユースホステルが登場します。私は直接訪れたことはありませんが、40年ほども前の高校生の頃、北海道をユースホステルを使って一人旅したことがありました。当時からホステラー(ユースを使って旅する人のこと)の間で、”変なユース”としてその名も高かったのが「襟裳ユース」(北海道襟裳岬)とこの「礼文ユース」でした。中でも「礼文ユース(桃岩荘)に行ったヤツは頭が変になって帰ってくる」というのが定説でした。そんな懐かしの礼文ユースについてまとめてみました。

宇宙生命体「ギャラン」(ペットボトル潰し器)
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礼文(桃岩荘)ユースってどんなとこ?

礼文ユースは正式名称を、「桃岩荘ユースホステル」(毎年営業期間6/1〜9/30)といいます。「ユースホステル」というのをご存じない方もいらっしゃるかと思いますので、ちょっとだけ説明しておきます。

ユースホステルは100年以上前にドイツで生まれ、約80の国と地域に3,000以上の宿泊施設が登録されている団体です。”ユース”という名前がついていますから、清く正しい青少年少女たちが健全な旅をできるように組織されていますが、実際には会員になれば、子供から爺さん婆さんまで誰でも利用することができます。

”清く正しい若者”が安く旅行するための施設ですから、宿泊料金も1泊素泊まり3,000円前後(会員価格)と割安です。もちろん事前に頼んでおけば、別料金で食事も出してくれます(現在、桃岩荘ユースでは食事は提供していないそうです)。

その代わり(と言ってはナンですが)男女は”清く正しい男女のために”完全に別室です。家族であれば同室にしてくれるところもあります。ベッドに敷くシーツも持ち込みが基本です(旅慣れたベテランホステラーは自前のものを持ってます)。別料金で貸してもくれます。食事は作ってくれますが、片付けはセルフです。(現在は基本的に素泊まりだそうです、4キロ先まで商店はありません)

男子禁制
男子禁制

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だいたい、夕食後には「ミーティング」と称して基本的に全員参加のどんちゃん騒ぎがあります。でも”清く正しい男女”が泊まる宿ですから、禁酒禁煙です。(40年前はタバコは吸えましたが、私は未成年者だったので吸わせてもらえませんでした)

ミーティング
ミーティング

ユースホステルの運営は「ペアレントさん」という実質的な宿のオーナーと、「ヘルパーさん」というボランティアのお手伝いさんがやっています。ペアレントとヘルパーの人間的な性格によって、それぞれのユースの性格は180度違うこともあります。

「私は他の人と話すのが苦手だから…」と断っても、強制的にミーティングに参加させられて、みんなの前で歌ったり踊ったりさせられることもあります。いや今は知りませんが、昔はそうでした。でもそんなユースこそが人気でした。

ミーティングの後半
ミーティングの後半

そんな”アホ”なユースの筆頭が礼文島の桃岩荘ユースなのです。二番目は襟裳岬ユースだったかなぁ…。
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桃岩荘ユースホステル
桃岩荘ユースホステル

礼文島ユースでは「愛とロマンの8時間コース」が有名で、ほぼ毎日のようにツアーを出しています。夏はトド島探検、秋にはガンコウランのジャム作りなども行っているそうです。これに参加するために連泊するホステラーもいっぱいいます。1泊で帰ろうとすると自称”日本連泊振興会”のメンバーがバイクの鍵を郵便ポストに投函してしまい(郵便屋さんが来るまでは取り出せない)、帰らせてくれないこともしばしばあります。(昔はそうでした)

「全力でバカなことをやる!」のが通称”アホユース”のモットーなのです。
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「昼間はユースじゃない!」から何してもいいのだ

数十年前に私が泊まった日本三大アホユースの一つ、「襟裳岬ユースホステル」では、日本連泊振興会の策略にまんまと引っかかって、1泊の予定が数泊泊まるハメになりました。

♪襟裳の春ぅはぁ〜何もない春です♪ と森進一が歌っていたように、3月の襟裳岬には暴風以外の何もありませんでした。夏ならみんなで岬に行って、「肉牛牧場」の肉でBBQでもするところですが、暴風の吹き荒れる春先にそんなことをしたら命に関わります。

そこで近所の商店に買い物に行く以外は、ユースの周辺で時間を潰すわけですが、何しろユースですから酒は飲めません。でも襟裳岬ユースのヘルパーさんが言うには、「朝9:00から夕方4:00まではユースじゃない」から、「酒を飲んでもいい」んだというわけです。

ただし「夕方4:00になったらユースに戻るから、その時点で酔ってるヤツは叩き出す!」。こんなところで叩き出されたら命を落としかねませんが、常連のホステラーたちは臆することもなく、どこから持ってきたのかサントリーの角瓶をチビチビと舐め始めるわけです。

もちろん未成年だった私はお茶を飲みながら、夜のミーティングに備えて歌や踊りの練習をするのでした。そんな時にも、「礼文ユースはこんなもんじゃねぇ」という噂だけは聞かされていたのでした。
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礼文ユースのまとめ

そんな礼文ユース(桃岩荘)が「ドキュメント72時間」で取り上げられるのを知って、楽しみにしているのは私だけではないのではないでしょうか?

礼文(桃岩荘)ユースってどんなとこ?

40年以上にわたって、日本三大アホユースの称号を受けている、ハンパじゃないアホユースです。それでもリピーターは数知れず、ここで人生を変えられたと訴えるアホたちが絶えない伝説のユースホステルです。

「昼間はユースじゃない!」から何してもいいのだ

決してそんなことはない(ハズ)ですが、まぁ昔は色々なこともありました。番組紹介で「少し変わったユースホステル」と言っていますが、”少し”なのかどうかは、番組を見たあなたが判断すればいいと思います。今に時代にもこんなところが残っているのです。

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