なぜ藤沢で生ハムなの?神奈川はブランド豚の名産地?!【あさイチ】

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こんにちは鳥巣です。2/10のあさイチではかながわ・藤沢の生ハム工房から中継されるようです。藤沢といえば江の島や湘南海岸ばかりが注目されがちですが、江の島から小田急線に乗って藤沢本町(旧東海道・藤沢宿)を過ぎると、住宅地や畑が広がるのどかな風景になります。そんな中にある「湘南市場」にNorma直営の生ハム工房「Shoko-Tei(しょうこうてい)」はあります。

なぜ藤沢は豚が名産なの?

湘南というと生しらすやぎょかう類などの海の幸に注目が集まりますが、実は神奈川県は明治時代には、日本の養豚産業の先進県でした。

横浜の外国人居留地の住民相手に始まった養豚や豚肉加工は、明治以降に大きく成長します。横浜の西洋式ホテルや湘南の別荘地が、日本人の間に当時としてはハイカラな肉食文化を広めたというわけです。

そんな神奈川県の中でも最も養豚が盛んなのが、藤沢市でした。関東ローム層の火山性の土壌は、豚の飼料となるサツマイモの栽培に適していました。さらに一大消費地・横浜への近さもあって、明治時代以来有力な養豚地域となりました。

そんな中で「高座豚」「やまゆりポーク」などの数多くのブランド豚が生まれてきました。明治から続く豚づくりの伝統と湘南の気候風土から生まれる神奈川のブランド豚は、多くの人から支持を集めています。

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藤沢に新しい名産品を!

藤沢の街を愛するオーナーの高橋さんが、「藤沢のものをお店で出したい」、と最初に作ったのが「鵠沼魚醤」でした。「鵠沼魚醤」は、片瀬漁港で水揚げされたカタクチイワシと天然の塩を混ぜ合わせ、一年間熟成させるというシンプルな製法で、その日に獲れたイワシをその日に仕込みます。

発酵食品や熟成食品は、その土地の気候や風土により味わいに違いが出るものです。「鵠沼魚醤」はシンプルな製法ながら、藤沢の気候や空気が深い味わいを生み出しています。高橋さんは、「鵠沼魚醤」は“生きて”いて、瓶の中でも熟成が進み、購入後も味が変化していくといいます。はじめはキリっとさっぱり、熟成が進むにつれ香りや味わいがより深いものになっていくのだそうです。

そしてその第二弾として取り組んだのが、長期熟成の「ふじさわ生豚」でした。藤沢産の豚もも肉と、豊富なミネラルを含むベトナム産の自然海塩のみで作られていて、添加物や保存料などは使っていません。

熟成中のふじさわ生豚(出典:Kanagawa SPOT)
熟成中のふじさわ生豚(出典:Kanagawa SPOT)

「生ハム」の歴史は古く、肉を長期保存する方法として古代ローマ帝国の時代からすでに存在していたと言われています。しかし、日本での歴史はまだ浅く、輸入解禁されたのが1996年でした。

”良質な豚肉と塩のみを使用した昔ながらの製法で作りたかった”と、外国の古い文献を読んで、その製法を勉強したそうです。当初は藤沢市内の打戻に工房を構え、何年もの研究の末、塩のみの保存処理で生ハム中の水分活性を基準値未満にすることに成功して、「ふじさわ生豚」を作り上げたのだそうです。

ふじさわ生豚(出典:Kanagawa SPOT)
ふじさわ生豚(出典:Kanagawa SPOT)

熟成を左右するのは、生ハムの水分量で、多すぎても少なすぎても適切な熟成にはならないそうです。温度と湿度を見ながら水分量を微調整し、16ヶ月~30ヶ月かけてじっくりと熟成していきます。

そんな「ふじさわ生豚」の美味しさは評判を呼び、藤沢市内を中心とした飲食店で食べることができます。そして、こだわりぬいて作り上げた生ハムをもっと手軽に食べてほしいと、工房を湘南藤沢市場内に移しました。

Shoko-Tei(出典:Kanagawa SPOT)
Shoko-Tei(出典:Kanagawa SPOT)

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ふじさわ生豚は湘南市場の「Shoko-Tei」で買うことが出来ます!

ふじさわ生豚は、湘南市場内の店舗「Shoko-Tei」で買うことが出来るそうです。また工房に電話かE-mailで直接連絡して、大きめの” 特注ブロックカット”や、生ハム原木を注文することもできるようです。

Shoko-Tei

また、JR藤沢駅南口徒歩1分の、フジサワ名店ビル地下1階にある「湘南藤沢スーベニールズ」でも販売しています。(※現在、Normaさんの商品は「鵠沼魚醤」と「藤沢のにんにくダレ」の2点のみの扱いで、「ふじさわ生豚」は扱っていないそうです)

湘南藤沢スーべニールズ

  • 神奈川県藤沢市南藤沢2-1-1 フジサワ名店ビル地下1階
  • TEL:0466-50-0001
  • 営業時間:10:00~19:30
  • 定休日:フジサワ名店ビルの休業日に準ずる
  • URL:https://souvenir-s.com/

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まとめ

なぜ藤沢は豚が名産なの?

神奈川県は明治時代には、日本の養豚産業の先進県でした。横浜の外国人居留地の住民相手に始まった養豚や豚肉加工は、明治以降に大きく成長しました。横浜の西洋式ホテルや湘南の別荘地が、日本人の間に当時としてはハイカラな肉食文化を広めたというわけです。そんな神奈川県の中でも最も養豚が盛んなのが、藤沢市でした。関東ローム層の火山性の土壌は、豚の飼料となるサツマイモの栽培に適していました。さらに一大消費地・横浜への近さもあって、明治時代以来有力な養豚地域となりました。

藤沢に新しい名産品を!

藤沢の名産品第二弾として取り組んだのが、長期熟成の「ふじさわ生豚」でした。藤沢産の豚もも肉と、豊富なミネラルを含むベトナム産の自然海塩のみで作られていて、添加物や保存料などは使っていません。外国の古い文献を読んで、独自でその製法を勉強して、「ふじさわ生豚」を作り上げたのだそうです。

ふじさわ生豚はどこで買えるの?

ふじさわ生豚は、藤沢市内の店舗での店頭販売、および当社直売にてお求め頂けます。湘南市場内の店舗「Shoko-Tei」や、JR藤沢駅前にある「湘南藤沢スーべニールズ」で買うことが出来るそうです。また工房に電話かE-mailで直接連絡して、大きめの” 特注ブロックカット”や、生ハム原木を注文することもできるようです。

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