こんにちは鳥巣です。10/29のあさイチでは、青森から、28日に引き続き「弘前シードル」を中継してくれるようです。青森といえばだれもが知る”リンゴ県”ですから、りんごから作られるシードルがあっても不思議ではないのに、私は今まで海外産のシードルばかりを取り寄せて飲んでいました。せっかくなのでこの機会に弘前シードルのことを調べてみました。
日本のシードルは弘前が発祥なの?
シードルの発祥地は、フランスのノルマンディ地方やブルターニュ地方と言われています。これらの地域は寒く雨が多いのでワイン用のブドウが育ちにくく、代わりにリンゴが栽培され、シードルが造られるようになりました。
シードルはりんごを発酵させて作ったスパークリングワインで、一般的に、ぶどうを発酵させて作ったワインよりもアルコール度数が低いのが特徴です。これは原料となるりんごの糖度がブドウよりも低いことによります。またリンゴ酒と違って発泡性があって、口当たりがすっきりしていることも特徴の一つです。
日本では青森県の弘前市が日本産シードル発祥の地として知られています。1954(昭和29)年に、ヨーロッパのシードルに着目して、シードル会社の「朝日シードル株式会社」を設立したのが始まりです。
現在は「弘前れんが倉庫美術館」になっている場所で工場を操業し、日本初の本格的なシードルの製造を始めました。現在でもその製造技術は、「ニッカウヰスキー」に引き継がれ、現在では「ニッカウヰスキー弘前工場」でシードル製造が行われています。
ニッカウヰスキーは1934(昭和9)年にウイスキーの生産を始めてからも、ウイスキーを出荷するまでの熟成期間の間、繋ぎとして「大日本果汁株式会社」で、創業地である北海道余市市周辺の特産品であったリンゴを原料に、リンゴジュース(商品名は「ニッカ林檎汁」)を製造・販売していたといいますから、元々リンゴと無縁というわけではなかったようです。
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シードルってどんなお酒?弘前シードルの特徴は?
弘前で作られているシードルは、生食用のりんご単一品種や数種類の品種をブレンドしたもので、りんごの生産過程で摘果(間引き)したりんごなどを原料としています。
また、りんご果汁を発酵させる際の酵母の種類や発酵の期間などつくり方の違いによって、甘口から辛口まで様々な風味があって、こだわりの詰まった個性豊かなシードルが多数揃っています。やや甘口のすっきりとした飲み口や、甘味と酸味のバランスが良く、華やかな香りとマイルドな味わいがあります。
チーズや燻製、デザートなどの洋食やイタリアンはもちろんのこと、魚介を使ったあっさりした和食にも相性が良いシードルで、女性や普段あまりお酒を飲まない方にもお勧めです。
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弘前シードルはどこで買えるの?
そんな弘前シードルはどこで買えるのでしょうか?
弘前には「弘前シードル協会」という団体があって、現在16社が加盟しています。大きな会社から小さな醸造所まであって、それぞれが特徴的なシードルを作っているようです。弘前に行けば多くの種類のシードルを口にできますが、なかなか青森まで行けないという方にも、ネット販売などでお取り寄せできるようになっているようです。
弘前シードル協会加盟メンバー一覧
- 澤内醸造
- モホドリ蒸留研究所(有限会社サンアップル醸造ジャパン)
- A-FACTORY(株式会社JR東日本青森商業開発)
- CRAZY CIDER(株式会社タグボート)
- タムラファーム株式会社
- 合同会社トキあっぷる社
- 株式会社つがるワイナリー
- 中田農園
- ニッカウヰスキー株式会社
- 株式会社弘果物流
- 弘前シードル⼯房kimori(株式会社百姓堂本舗)
- 弘前銘醸株式会社
- ファットリア・ダ・サスィーノ
- POMME/MARCHÉ
- もりやま園株式会社
- zattana
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まとめ
日本のシードルは弘前が発祥なの?
日本では青森県の弘前市が日本産シードル発祥の地として知られています。1954(昭和29)年に「朝日シードル株式会社」を設立したのが始まりです。現在は「弘前れんが倉庫美術館」になっている場所で工場を操業し、日本初の本格的なシードルの製造を始めました。現在でもその製造技術は、「ニッカウヰスキー」に引き継がれ、現在では「ニッカウヰスキー弘前工場」でシードル製造が行われています。
シードルってどんなお酒?弘前シードルの特徴は?
弘前で作られているシードルは、生食用のりんご単一品種や数種類の品種をブレンドしたもので、りんごの生産過程で摘果(間引き)したりんごなどを原料としています。また、りんご果汁を発酵させる際の酵母の種類や発酵の期間などつくり方の違いによって、甘口から辛口まで様々な風味があり、個性豊かなシードルが多数揃っています。弘前シードルは、やや甘口のすっきりとした飲み口や、甘味と酸味のバランスが良く、華やかな香りとマイルドな味わいがあります。
弘前シードルはどこで買えるの?
弘前には「弘前シードル協会」という団体があって、現在16社が加盟しています。大きな会社から小さな醸造所まであって、それぞれが特徴的なシードルを作っているようです。弘前に行けば多くの種類のシードルを口にできますが、なかなか青森まで行けないという方にも、ネット販売などでお取り寄せできるようになっているようです。また近所のスーパーにも弘前シードルを置いてあるお店もあるようです。