伊達政宗は独眼竜ではなかった?!ゴールのやくらいガーデンってどんなとこ?【帰れマンデー】

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こんにちは鳥巣です。12/9の帰れマンデーでは、伊達政宗ゆかりのルートが特集されるようです。東鳴子温泉は、仙台藩の御殿湯が置かれていたことで知られていて、400年の歴史を誇る名湯です。そのお湯は目に良いとされているので伊達政宗も好んだのかもしれません。

伊達政宗は実は独眼竜ではなかった?!

通説では、幼少期に天然痘にかかって片目を失明してしまった政宗は、飛び出たその片目を恥じて引きこもってしまったと言われていました。しかしその様子をみかねた側近の片倉小十郎が、小刀で政宗の片目を切除して、刀の鍔の眼帯を与えたことになっています

これによって政宗は活発さを取り戻し、奥州を席巻する名将に成長して、その他の大名から「独眼竜」といわれて畏怖されたことになっています。

伊達政宗公(出典:宮城県)
伊達政宗公(出典:宮城県)

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しかし、この眼帯をつけた独眼竜というイメージは、完全に後世の創作によって広まったもので事実ではないという説が囁かれています。しかも「眼帯姿の伊達政宗」が広まったのは大昔ではなく、かなり最近のことだといわれています。

政宗が周辺大名から「独眼竜」と呼ばれた、という一般的なイメージについてですが、政宗にこの呼び名が使われるようになったのは江戸時代の後期からのことで、政宗が死んでから200年近く経ってからのことです。

ちなみに、「独眼竜」という名称は、もともとは中国の五代十国時代に活躍した武将である李克用の異名です。彼は片目の視力が悪かったといわれています。文化人・頼山陽が、漢詩の中で政宗を独眼竜・李克用になぞらえたことで、政宗=独眼竜のイメージが世間に広く知られるようになったというのが、現在最も有力な説です。

では、伊達政宗のトレードマークである「刀を鍔を使った眼帯」のイメージは、いつ生まれたのでしょうか?現在では彼のトレードマークでもある眼帯のイメージは、昭和の時代劇の影響で広まったものだと言われていて、かなり最近の話です。

政宗が刀の鍔の眼帯をつけていたという話は、戦国時代どころか、江戸時代の史料にも残っていません明治時代以降に、政宗を題材にした娯楽映画作品などが数多く作られるようになりましたが、その流れの中で、昭和になってから創作されたイメージなのです。

昭和17(1942)年に制作された時代劇映画「獨眼龍政宗」の中に、初めて眼帯姿の伊達政宗が登場したのです。しかしこのときは眼帯のイメージは定着せず、1980年代初期までは、政宗は片目の目蓋を閉じた姿で描かれることがほとんどでした。

こうした状況が大きく変化したのが、昭和60(1987)年のNHK大河ドラマ「独眼竜政宗」です。当初は役者のまぶたを糊で閉じて貼り付ける予定だったのですが、身体的な負担が大きすぎるとして眼帯を採用することになったわけです。このドラマが記録的にヒットしたことで「政宗=眼帯をつけた独眼竜」というイメージが定着していったと考えられます。

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政宗が片目を摘出したというエピソードは、これによく似た話が仙台藩の史料にも残っていますが、その決定的な真相が究明されたのは昭和4(1974)年に行われた発掘調査でした。この調査の結果、政宗の頭蓋骨から手術の痕は発見されませんでした。政宗が病で片目を失明したのは事実であるものの、眼球を失ったわけではないことが今でははっきりしています。(参考資料:Japaaanマガジン)

では、本物の政宗はどんな容貌だったのでしょうか? その手がかりは、宮城県の瑞巌寺に保管されている政宗の木像にあります。政宗の多くの肖像画では、政宗の遺言に従って目が黒く描かれているのですが、この瑞巌寺の木像は右目が白く濁っており、生前の姿を最も忠実に再現しているといわれています。恐らく戦国時代に、他の大名に「敵将は片目が見えていない」と悟られてしまうことは、戦の上でも不利になると考えたのではないでしょうか?

伊達政宗甲冑倚像復元像(出典:国宝 瑞巌寺)
伊達政宗甲冑倚像復元像(出典:国宝 瑞巌寺)

映画やドラマ、アニメの世界では、隻眼(せきがん・片目のこと)や盲目のキャラクターというのは、どことなく特別で強そうなイメージがあるものです。また、「独眼竜」という言葉の響きも非常にカッコよく、カッコよく強そうなこの二つの要素のイメージが効果を発揮し、人々に「独眼竜政宗」のイメージを強く植え付ける結果になったのではないでしょうか?

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ゴールのやくらいガーデンは虹色のパラダイス!

そして旅のゴールにあるのは、東北新幹線の古川駅から車で45分ほど、西の内陸に向かったところにある「やくらいガーデン」です。総面積15万平方メートル、栽培植物400種類からなる広大な庭園で、季節ごとに様々な花を楽しめる、スキー場あり、レストランありの、結婚式もできる、東北最大級の、まさに虹色のワンダーランドです。

丘の真ん中にはフォトスポットの高台があり、記念撮影ができます。ガーデン入口付近には小さな森の中にキノコのオブジェや小人の家があり、メルヘンチックな雰囲気も魅力です。

またガーデン内にはチャペル、ハーブショップや人気のレストランがあり、レストランには、イタリア料理やバイキングを提供する「やくらいガーデンレストラン フォーリア」があります。

やくらいガーデン(出典:公式サイト)
やくらいガーデン(出典:公式サイト)

やくらいガーデン

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