茶道で使う茶筅(ちゃせん)でコーンスープやインスタントコーヒーをかき混ぜるとどうなるの?【あさイチ】

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こんにちは鳥巣です。3/7のあさイチ・愛でたいnipponでは奈良が特集されるようです。中でも気になったのが、「茶せんでコーンスープを混ぜると…」というところです。茶せんとは茶筅のことで、茶湯で使う抹茶を混ぜる道具です。そういえば我が家にも…以前にイタリアのクルーズ船に乗った時、話のタネにと思って持って行った茶筅があったはず…。というわけで試してみました。

茶せん
茶せん

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試してみたのはこの4種!

せっかくなのでコーンスープだけでは勿体無いと思い、粉から作る飲み物ということで、家にあったインスタントコーヒー、ココア、アクエリアスでも試してみました。

粉末スープ・インスタントコーヒー・粉末ココア・アクエリアス
粉末スープ・インスタントコーヒー・粉末ココア・アクエリアス

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クノールカップスープ(たっぷりつぶコーンクリーム)

まずは話題になっているコーンスープから…。

クノールカップスープ(スプーン)
クノールカップスープ(スプーン)
クノールカップスープ(茶筅)
クノールカップスープ(茶筅)

見た目はあまり変わりません。ただ茶筅を使った方は全体的に滑らかでよく混ざっています。普段はカップに入れてスプーンでかき混ぜると、溶け残った粉が沈殿して残っていることが多いのですが、今回は”よく溶けている”感じで、味も濃く(全部溶けたから)粉っぽさもなくなった感じです。(意見には個人差があります)

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UCC職人のコーヒー(インスタント)

次にチャレンジしたのがインスタントコーヒーです。

インスタントコーヒー(スプーン)
インスタントコーヒー(スプーン)
インスタントコーヒー(茶筅)
インスタントコーヒー(茶筅)

スプーンで混ぜたものは普通の黒っぽい液体ですが、茶筅で混ぜたものは表面が泡立っています。ちょっと見ると抹茶のようにも見えますが、インスタントコーヒーです。

昔、どこかのインスタントコーヒーのCMでやっていましたが、まさにこれが”クレマが立つ”という状態なのかもしれません。飲んだ感じはスプーンの時よりコクが出て、苦味は変わりませんでしたが酸味や香りは増した感じがしました。気のせいかもしれません(苦笑)

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森永ミルクココア

ココアもスプーンではちょっと溶けにくい印象を持っていました。カップに粉末を入れたら少量のお湯を注いでスプーンでかき混ぜて、粉末をしっかり溶かしてから適量までお湯を注ぐということをしていましたが、今回は一発勝負です。

ココア(スプーン)
ココア(スプーン)
ココア(茶筅)
ココア(茶筅)

見た目は茶筅でかき混ぜた方がやや黒っぽくなっていますが、これは全部の粉が溶け切ったということなのだと思います。その証拠にスプーンでかき混ぜた方は、やや薄味になって底に溶け残ったココアが残っていました。

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アクエリアス

アクエリアスでは、スプーンでも茶筅でも、やや白濁した液体になるだけで、色も味も全く変わりませんでした。なんだかつまらない…。

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空気が含まれてマイルドな味わいになりました

これらの結果から、溶かした液体が水よりやや粘度が高いと、茶筅でかき混ぜたときに粉末が溶けやすい傾向があるように思いました。特に粉末カップスープでは、液体の中に溶け残った粉末はほとんどありませんでした。

スープ自体にコクが出たような気もしましたが、これは恐らく粉末の全量が溶けた関係で、味が濃くなっただけのような気がします。

一番差があったのがインスタントコーヒーでした。普段はあまり感じられないような酸味が増したのは、茶筅で攪拌することで液体の中にも空気が入り込んだ結果、コーヒー自体が酸化したのではないかと思います。根拠はありません(笑)

カクテルでも、ジンとドライベルモットをミキシンググラスでステアしたマティーニよりも、ブランデーやジンとリキュールをシャイカーでシェイクしたカクテルの方が、液体の中に空気だ入り込んでまろやかな味わいになるのに似ているような気がします。

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ある程度の粘度があるものがいいようです

いずれにしても、ある程度粘度のある液体でないと茶筅とスプーンによる違いは感じられませんでした。これは液体にある程度の粘度がないと、攪拌しても十分に空気が混じり込まないからのような気がします。

抹茶では、単にお湯に溶かしただけでは十分に出てこない”旨み”や”微かな甘み”のようなものが、空気と攪拌することで溶け出してくるからではないでしょうか?番組での謎解きが楽しみです。

逆に液体の粘度が低いとすぐに溶けてしまうので、ほとんど差がありませんでした。

一方で粉末スープでは、コクが出たようにも感じましたが、これは空気が混じり込んだせいではなく、単に粉がよく溶けてスープ自体が濃くなったからではないかと思いました。

いずれにしても茶筅は”お茶を点てるときに使うもの”という固定概念から解き放たれたのはいい経験でした。

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茶筅のまとめ

試してみたのはこの4種!

実験するのにコーンスープだけでは勿体無いと思い、粉から作る飲み物ということで、家にあったインスタントコーヒー、ココア、アクエリアスでも試してみました。

空気が含まれてマイルドな味わいになりました

粉末スープでは、スープ自体にコクが出たような気もしましたが、これは恐らく粉末の全量が溶けた関係で、味が濃くなっただけでしょう。
一番差があったのがインスタントコーヒーでした。普段はあまり感じられないような酸味が増したのは、茶筅で攪拌することで液体の中にも空気が入り込んだ結果、コーヒー自体が酸化したのではないかと思います。

ある程度の粘度があるものがいいようです

いずれにしても、ある程度粘度のある液体でないと茶筅とスプーンによる違いは感じられませんでした。これは液体にある程度の粘度がないと、攪拌しても十分に空気が混じり込まないからではないでしょうか?
抹茶では、単にお湯に溶かしただけでは十分に出てこない”旨み”や”微かな甘み”のようなものが、空気と攪拌することで溶け出してくるからではないでしょうか?

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