こんにちは鳥巣です。6/16のあさイチでは四日市のかぶせ茶がリポートされるようです。かぶせ茶という名前は初めて聞きましたが、育成方法に特徴があるようです。三重県は静岡県、鹿児島県に次いで全国3位のお茶の産地ですが、かぶせ茶の生産では全国1位なのだそうです。そんなお茶は他のお茶とどこが違うのでしょうか?
四日市のかぶせ茶ってなに?
”かぶせ茶”とはお茶を収穫する前、お茶の木の新芽に2週間ほど寒冷紗(かんれいしゃ)と呼ばれる黒い覆いを被せてから刈り取ったお茶のことです。
寒冷紗で覆って直射日光を遮ることで、渋み成分のカテキンの増加が抑えられ、旨み成分のテアニンが分解されにくくなります。そのため、かぶせ茶は旨みと甘みたっぷりのお茶になります。また、葉緑素も増えるので、茶葉は色鮮やかな緑色になります。
”かぶせ茶”のことを初めて知った人も、「伊勢茶」という名前はどこかで聞いたことがあるのではないでしょうか?「伊勢」という名がついているので伊勢周辺で作られたお茶だと勘違いされることがありますが、伊勢茶は三重県で生産されたお茶のことで、三重のお茶の統一ブランド名です。
三重県は日本有数のお茶の産地で、「伊勢茶」というブランド名で知られています。特に、かぶせ茶の生産量は全国1位です。三重県のお茶は、北勢地域と中南勢地域を中心に栽培されており、鈴鹿市、四日市市、亀山市、いなべ市などが主な産地です。

”お茶といえば静岡”と思っている方も多いと思いますが、全国のお茶の生産量を見ると、三重県は静岡県、鹿児島県に次いで全国3番目の生産量を誇ります。

関東地方に住んでいると、「お茶といえば静岡!」と思いがちですが、神奈川県にも「足柄茶」というお茶がありますし、昨年訪れた鹿児島の知覧で作られている和紅茶は、ほんのりとした甘みもあって絶品でした。(Amazonでケース買いしてしまいました)
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かぶせ茶の味って他のお茶とどう違うの?
三重県のお茶の特徴は、
- 伊勢茶:三重県で生産されるお茶の総称で、全国3位の生産量を誇ります。
- かぶせ茶:新芽を黒い覆いで覆って栽培する方法で、渋みが少なく、甘みが強いのが特徴です。
- 煎茶:三重県全域で生産され、甘味、渋味、苦味のバランスが取れたお茶です。深蒸し煎茶:松阪市(旧飯南町)などで生産され、濃厚な味わいが特徴です。
などとなっていて、地域ブランドとしては鈴鹿茶、亀山茶、水沢(すいざわ)茶、大台茶、度会茶、飯南茶など、地域ごとの特色あるお茶があります。
新名神高速道路の「菰野IC」と「鈴鹿PAスマートIC」からのアクセスも良いので、新名神の開通以来、京都や大阪、名古屋方面から訪れる方も増えています。
四日市市茶業振興センター
- 三重県四日市市水沢町252-63
- TEL:059-329-3367
- 営業時間:9:00~16:00
- 休館日:月曜、年末年始
- URL:https://www.city.yokkaichi.mie.jp/farm/tea-industry-promotion-center/
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お茶農家さんが営む、かぶせ茶が楽しめる2軒のお店は?
MARUIKE TEA WORKS
茶畑に隣接する、茶農家さんが営む予約制の日本茶カフェです(コーヒーの提供はありません)。店内はカウンター5席の、スタイリッシュで落ち着いた雰囲気のお店です。
店内はカウンター5席の、スタイリッシュで落ち着いた雰囲気のお店です。
様々なお茶を求めて旅に出ることもあるという店主さんは、日本茶インストラクターの資格を持つお茶のスペシャリストです。

MARUIKE TEA WORKSのメニューは、「お茶と本日の茶菓子」(税込800円)、煎茶席をカウンターで気軽に体験できる「カウンターでお茶席」(税込1,000円、2名以上から予約可能)、かぶせ茶の淹れ方などを学べる「かぶせ茶ワークショップ」(税込2,000円、2名以上から予約可能)の3種類です。
いずれも日本茶、和紅茶など2、3種類とその日のお菓子を頂くことができます。店主さんがその日の気分でお茶を選んでくれますが、予約は早めの方がよさそうです。
MARUIKE TEA WORKS
- 三重県四日市市水沢町1022-1
- TEL:080-6947-7950
- 営業時間:10:00~17:00(予約制のため、前日17:00までに要予約)
- かぶせ茶ワークショップについては、1週間前までに要予約(2名様より可能)。
- 営業日:金・土・日曜
- URL:https://www.maruike.mie.jp/
かぶせ茶カフェ
かぶせ茶カフェは、その名の通りかぶせ茶を中心にお茶を楽しむことができるお茶カフェです(コーヒーの提供はありません)。
築75年以上の古民家をそのまま利用し、お茶を知り尽くした茶農家さんによって営まれています。人によっては懐かしく、人によってはレトロな雰囲気が新鮮に感じるお店です。
かぶせ茶カフェでは幾つかのお茶のメニューがありますが、特におすすめしたいのは、「のみくらべ膳」(税込1,200円)です。かぶせ茶をはじめ、ほうじ茶や玄米茶、和紅茶などの中から3種類のお茶を選んで飲み比べることができます。四日市とその近隣の名産品である萬古焼(ばんこやき)の茶器で出して頂けます。

いずれも日本茶、和紅茶など2、3種類とその日のお菓子を頂くことができます。店主さんがその日の気分でお茶を選んでくれますが、お客さんの希望にも応えてくれます。
かぶせ茶カフェ
- 三重県四日市市水沢町998
- TEL:059-329-2611
- 営業時間:10:00~17:00(8月中は日曜日も営業)
- 営業日:木・金・土
- URL:https://marushige-cha.jp/
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まとめ
四日市のかぶせ茶ってなに?
”かぶせ茶”とはお茶を収穫する前、お茶の木の新芽に2週間ほど寒冷紗(かんれいしゃ)と呼ばれる黒い覆いを被せてから刈り取ったお茶のことです。寒冷紗で覆って直射日光を遮ることで、渋み成分のカテキンの増加が抑えられ、旨み成分のテアニンが分解されにくくなります。
「伊勢茶」という名前は、「伊勢」という名がついているので伊勢周辺で作られたお茶だと勘違いされることがありますが、伊勢茶は三重県で生産されたお茶のことで、三重のお茶の統一ブランド名です。
かぶせ茶の味って他のお茶とどう違うの?
かぶせ茶は旨みと甘みたっぷりのお茶になります。また、葉緑素も増えるので、茶葉は色鮮やかな緑色になります。
お茶農家さんが営む、かぶせ茶が楽しめる2軒のお店は?
MARUIKE TEA WORKSのメニューは、「お茶と本日の茶菓子」(税込800円)、煎茶席をカウンターで気軽に体験できる「カウンターでお茶席」(税込1,000円、2名以上から予約可能)、かぶせ茶の淹れ方などを学べる「かぶせ茶ワークショップ」(税込2,000円、2名以上から予約可能)の3種類です。
築75年以上の古民家をそのまま利用し、お茶を知り尽くした茶農家さんによって営まれています。人によっては懐かしく、人によってはレトロな雰囲気が新鮮に感じるお店です。40代の私にとっては、子どもの頃に行ったおじいちゃんおばあちゃんの家にいるみたいで、懐かしくてとても落ち着きます。
かぶせ茶カフェは、その名の通りかぶせ茶を中心にお茶を楽しむことができるお茶カフェです。築75年以上の古民家をそのまま利用し、お茶を知り尽くした茶農家さんによって営まれています。人によっては懐かしく、人によってはレトロな雰囲気が新鮮に感じるお店です。