2023年5月11日に話題になっているスマホ、Google Pixcel 7aが発売になりました。Google Pixcel 7は昨年(2022年)10月に発売されていましたので、半年遅れの販売開始となりました。
Google Pixcelのaモデルは廉価版(iPhone SEのような)としての位置付けで、昨年も人気だったGoogle Pixcel 6aと比較してどこがどう変わったのでしょうか? ちょっと細かく見ていきたいと思います。
まずは価格。
前モデルのGoogle Pixcel 6aの53,900円と比較すると62,700円(Googleストア)と1万円弱高くなっていますが、昨今の円安や物価高騰を考えればまぁ妥当なところでしょうか? 次モデルからはaシリーズのラインナップがなくなるというウワサもあるので、最後のaモデルになってしまうかもしれません。
主な基本スペック
Pixcel 6a | Pixcel 7a | Pixcel 7 | |
ディスプレイ | 6.1インチ | 6.1インチ | 6.3インチ |
CPU | Google Tensor | Google Tensor G2 | Google Tensor G2 |
RAM | 6GB | 8GB | 8GB |
ストレージ | 128GB | 128GB | 128GB/256GB |
重量 | 約178g | 約193g | 約197g |
本体厚み | 8.9mm | 9.0mm | 8.7mm |
バッテリー | 4,410mAh | 4,385mAh | 4,355mAh |
ワイヤレス充電 | × | ○ | ○ |
認証 | 指紋 | 指紋/顔 | 指紋/顔 |
カメラ | 12.2Mpixcel | 64Mp(実質16Mp) | 50Mpixcel |
広角レンズ | 114° | 120° | 114° |
SIM | デュアルSIM (eSIM対応) | デュアルSIM (eSIM対応) | デュアルSIM (eSIM対応) |
となっています。ディスプレイはPixcel 7よりやや小さい6.1インチ。
CPUは上位モデルと同じGoogle Tensor G2が搭載されていて、細かな設定の違いで多少パフォーマンスには違いが出るでしょうが、ハイスペックなCPUを搭載しています。
メモリは6aよりやや増えて8GB、ストレージは128GBとなっています。写真や動画をカメラ本体にたくさん保存したいという方にはちょっともの足りないのでしょうが、最近の若者はほとんどがクラウドストレージに保存しているので、さほど大きな問題にはならないでしょう。
バッテリー容量は?
バッテリーの容量は若干少なくなっていますが、多い機種といっても何日も持たせられるわけではないのでここも大差はないと言えます。
大きく変わったのが顔認証と、ワイヤレス充電に対応したことでしょうか?
私は自宅ではほぼワイヤレス充電していますのでありがたいことです。
顔認証は…iPhoneでもマスク越しの認証で痛い目に遭っているので指紋認証と併用というのは助かります。
カメラ性能
最近はあまりこだわる人も少なくなったカメラ機能ですが、広角と超広角に対応していて広角の画角もほとんど変わりません。
7aの「64メガピクセル」というのもセンサーの関係で出力される画像は16メガピクセル程度になるようです。もっとも「普段のスナップ写真でじゅーぶん」という方には全く気にならない差でしょう。
iPhoneのCMのようにスマホで映画を撮るなら気になるのでしょうが、基本的に映画を撮る人はカメラを使うんじゃないかと思われます。スマホも新機種が出るたびにカメラ性能を大々的に宣伝していますが、逆に言えばそれくらいしか進化させられるところがなくなったと見る方が自然なのでしょう。
まとめ
SIMはeSIMにも対応したデュアルSIMということで、最近多い通信障害に備えて複数のキャリアに対応できるのは心強い限りです。
最近では毎年スマホを買い替える人も少なくなり、4年5年と使い続ける方も増えました。通話ができてSNSが使えて、ネットで簡単な調べ物ができて、ちょっとしたスナップ写真が撮れればそれでいいと思われる方が増えたのでしょう。
カメラ機能は別として、超小型のモバイルパソコンと考えれば当然の成り行きではないかと思います。
各スマホメーカーも大きなイノベーションがないとこれ以上の販売拡大は難しい時代になってきました。かつてJ -Phoneがガラケーにカメラを付けた時、多くの人は「なぜに電話にカメラ?」と思ったでしょう。
しかしインターネットの拡大とSNSの普及で、今やカメラのないスマホなど考えられなくなってしまいました。この先にどのような未来が訪れるのか予想するのは難しいですが、そんな大きな変革があってこそ世の中は進化してきたのですから。