こんにちは鳥巣です。6/5のあさイチでは愛知県大府市にあるバイオリン工房から中継が繋がるようです。バイオリン工房といえば1995年に公開されたジブリ映画の「耳をすませば」で、主人公の女子中学生・月島雫がひょんなことからバイオリン職人を目指す同級生と知り合いになる物語でした。この映画の中でバイオリン職人を目指す天沢聖司は一人でバイオリンを作っていましたが、実際のバイオリン工房ではどんな作業をしているのでしょうか?
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国産バイオリンの歴史
日本で初めてヴァイオリンを作ったのは、1880年に東京・深川の三味線職人だった松永定次郎だという記録が残っています。このバイオリンは1907年の東京勧業博覧会にも出品されたといいます。
その後、1897年から西洋から輸入されたバイオリンを参考にしてバイオリン作りに取り組んできた名古屋の鈴木政吉が「鈴木バイオリン」を興してバイオリン製造に取り組みました。
当時は第1次大戦後で、ドイツのメーカーが壊滅状態だったため、世界中から鈴木バイオリンに注文が集まったと言われています。
三味線職人から音楽教師になった政吉は、岐阜県師範学校に西洋から輸入された”本物”があると聞き、自作のバイオリンを持って本物との比較に行きました。
結果は見事な惨敗に終わりましたが、その舶来品のバイオリンはその後、日本の梅雨の湿気に耐えられずに板が剥がれてしまったといいます。しかしその修理を任されたのが政吉でした。そこで政吉が舶来品の”本物”を思う存分”模写”したに違いないことは想像に難くありません。
のちにバイオリン演奏を趣味とする物理学者のA・アインシュタイン博士に政吉のバイオリンを贈ったところ、手許にあったベルリン製のバイオリンと比較しても、政吉のバイオリンの方が優れていたと絶賛され、その後は政吉のバイオリンを愛用したそうです。
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バイオリン工房の見学
愛知県に2022年11月にオープンしたジブリパークの関連周遊施設に、鈴木バイオリン製造の本社工房が選ばれました。あの「耳をすませば」に出てきたあのバイオリン工房を彷彿とさせる佇まいです。
ここでは工房見学とセットになった「バイオリンの製作体験プログラム」があります。子供から大人まで全員で楽しめ、学べるプログラムです。
- 工房見学:税込¥1,100/1名
(平日:10:00-15:00 スタート、所要時間・約40分) - 工房見学&製作体験:税込¥5,000/1名
(体験1名様につき同伴者1名まで入場可能) - お申込み:https://l-tike.com/bw-ticket/gp-aichi/suzukiviolin/
鈴木バイオリン
愛知県大府市桃山町二丁目23-1
TEL:0562-57-5245
営業時間:9:00~18:00
定休日:土日祝
URL:https://www.suzukiviolin.co.jp/
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まとめ
国産バイオリンの歴史
日本で初めてヴァイオリンを作ったのは、1880年に東京・深川の三味線職人だった松永定次郎だという記録が残っています。このバイオリンは1907年の東京勧業博覧会にも出品されたといいます。その後、1897年から、西洋から輸入されたバイオリンを参考にしてバイオリン作りに取り組んできた名古屋の鈴木政吉が「鈴木バイオリン」を興してバイオリン製造に取り組みました。
バイオリン工房の見学
愛知県に2022年11月にオープンしたジブリパークの関連周遊施設に、鈴木バイオリン製造の本社工房が選ばれました。あの「耳をすませば」に出てきたあのバイオリン工房を彷彿とさせる佇まいです。ここでは工房見学とセットになった「バイオリンの製作体験プログラム」があります。子供から大人まで全員で楽しめ、学べるプログラムです。(注:鈴木バイオリンの工房は「ジブリパーク」内にはありません)
申込み:https://l-tike.com/bw-ticket/gp-aichi/suzukiviolin/